
行徳の店に見に行った。
あったよあったよ、シルバー2トーンのVLが。
…。
なんかヤレてるなぁ。どことなくだらしない。。。
第1印象は、決してよくなかった。
早速じっくりみさせて貰う。
外観はキズ、塗装の跡(それもかなり汚い)、ハゲかかった純正のデコライン、リアウインドウには「Naeba」なんてステッカー。あんまり程度よく乗られた感じではない。
ハイタイプのリアスポイラーもついていた。
17インチのシュナイダー5本スポークホイール+横浜M7Rがはまってる。これはかっこいい。でも235/40サイズ。SVXの足には負担が大きいワイドタイヤだ。足もへたっていることだろう。
車内を見よう。
キノコのようにシートマウントのところから、フレキシブルジョイントで灰皿が生えていた。すっごいタバコ臭い。シートのへたりはまずまず。
ケンウッドのへぼいカーナビ、オンダッシュモニターがついていた。
オーディオ類はノーマルのままだ。そのほか車内は変にイジった形跡がない。
印象としては、スキー好きでスポーツカー好きのオニーチャンが乗っていた、って感じだった。
試乗してみる。
ウオォォォォォ!なんだこりゃ。まっすぐ走るのが辛い。わだちにタイヤを取られまくり。これはタイヤ(M7R)のサイズと特性によるところが大きいだろう。足もへたってるが、これはタイヤだ。
気になるATは大丈夫・・・かな。大丈夫であっても、ある日突然イッてしまうATだ。これはもう運でしかないので気にしない。
ガラスの歪もなさそうだ。
前のVLと比べたら・・・・前のはよかったなぁ。あれはいい固体だった。それから比べると、ヤレが目立つ。
しかし、正常で冷静な判断は、すでに働いていなかった。久々にSVXで走ったことの嬉しさのほうが大きかったのだ。やっぱいいわ。これだわ。
でも、これなのか。このVLでいいのか。。。。
・・・と悩むフリして、実は悩んでいなかった(笑)
各部のヤレも程度の悪さもすでに関係なかった。予算内だったこともあったし、そのころはタマ不足だったこともあって、即決してしまった。
もうあちこち見に行くのも面倒だったし。迷っている間に、他に流れたら嫌だったし。悪い所は少しづつなおしていけばいいさ。古い車だ。レストアしながら、どんどんよくしていこう。
今にして思えば、やっぱり中古車選びは程度です!
後からキャッチアップできません。素性は大切です。今じゃ絶対、あんなクルマ選びはしないでしょうね。悪いものは悪い。金と手間を掛ければどうにでもなることだけど、その金と手間(自分のリソース)には限界があるし。
と、あれこれ自分にいいわけをして、140万円で2台目のSVXは購入となった。
その後のメンテとモディファイ、トラブルのことは、私のサイト
"Episode"をご覧頂きたい。
今読んでみても、あれこれいろいろやったなぁと感慨深い。こんだけの労力をつぎ込んだ。
1台目のVLよりも、思い出深い2台目。車の工学的知識が養えたし、DIYのノウハウも身についた。どのように車がヤレていくかもわかった。車の知識が深まり、実践的になったのは、大きな収穫だったと思う。
Episodeには、2001年前半までのことしか書いていない。
次回、2001年から2004年5月に廃車になるまで、大雑把であるが書いていこうかと思う。
ということで、つづく・・・。
※写真は、納車直後に洗車して綺麗になったところを撮影したもの。つまり買ったときの状態です。写真じゃかっこよく見えるけど、実際はボロかった。
でもね、このホイールは、今でもSVXに一番似合ってると思う。お気に入りです。
Posted at 2005/08/30 22:04:41 | |
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SVX | 日記