
カレールーの味見をすると、ジャガイモもニンジンも火が通ってるようだった。よし、出来た!
隣のピザもうまそう。冷めないうちに食べちゃおうぜ!
はーい、みんなそろそろ席について~。食べようよー!
ご家族連れは離れた席へ。カレーライスを盛り付けて運んだ。子供達、食べてくれるかな?辛くないかな?
席について、各テーブルごとに乾杯の声があがる。
カレーライスを一口。うまいっ!
うわ、ピザくれ、ピザ。わ、もうないじゃん。ビビンバーかもーん!
「俺、シラスの釜茹持ってきたよー。食べて食べて~。」
「笹かま持ってきたよー。」
「イカ墨の、黒い塩辛あるよー。かまぼこもあるよー。」
「焼酎呑みたい人~!」
みんなが持ち込んだ名産やお酒が乱れ飛ぶ(笑)
作ったご飯もおいしいが、持ち込んだ名産も美味い。各地の名産とお酒に舌鼓。
いい感じで場が暖まってきた。みんな酔っ払いだ(笑)
前夜祭は、古くからのオーナーさんや、すんごいイジリ方をしてる人たちが多く集まった。
各テーブルでは、皆さんの武勇伝やバカ話で盛り上がっている。
これは、各テーブルで盛り上がってるのがもったいないなー。面白い話は皆で共有しないと!(笑)
よーし、武勇伝の多い方をピックアップして、軽く披露して貰おうじゃないの。
私がしゃしゃり出て、軽く仕切らせてもらうことにした。
はい、皆さん、注目~。まずは…
『今日、もっとも遠い北海道から来たっていうのに、一番乗りだったまゆずみさーん。』(拍手)
「あんまり眠れずフェリーで新潟について、下りてから寝ようと思ったら、そのままの勢いでノンストップでここに来てしまいました。」
(おおぉ~。)(拍手)
『続いては、飛行機に乗って大分からやってきた、HMDさーん!』(拍手)
「ずっと全国オフに行きたかったんです。今回行かなかったらまた後悔すると思って、飛行機、電車、バスを乗り継いできました!」
(おおぉ~。)(拍手)
『いくら掛かりました?』
「6万円です!」
(うぉぉぉお~。)(拍手)
沸きあがる歓声。そのとき、まゆずみさんが
「俺のほうが高いんだ…」とつぶやいたのを聞き逃さなかった(笑)
面白いキャラばかりで、酒もつまみも進みます。
さて、このあたりから記憶が曖昧。事実と違うかも。
『では続いては、古株です。もうすぐ月まで届く走行距離、深町さーん。』(拍手)
「月まで38万キロですが、現在走行35万キロです。最近は以前ほど走っていません。」
(おお~。)(拍手)
(ATミッションは何回交換したの~?)
「2回です。今のミッションで20万キロくらい走ってます(←この辺、曖昧)」
(おおおおぉぉぉぉ~)(どよめき)
「エンジンはほとんど手が入っていません。最近では、オイル交換もほとんどしてません。」
(えぇぇ!?)
「でも毎月1リットル、オイルが減るんで、継ぎ足してます。」
(終わってるよ、それー!)(大爆笑)
2ストですか、それは。ひょうひょうと話す深町さん。土星まで行きそうだ。
『つぎに、多分今回の走行距離No.1でしょう。歩くサービスマニュアル、山口のプロフェッサー島田さーん。』
「950kmを走ってきましたー。」(拍手)
(500miles a dayだー)
「降りよう降りようと思いつつ、未だにSVXに乗ってます。タイミング逃したんで、まだしばらく乗るかなー。」
(降りたら皆困るから降りないで~)(拍手)
さあ、このあたりからホントに曖昧だ(笑)
『続いては、あんたどんだけイジってんだ!?ファインチューンの、ばくおんさーん。』
「ノーマルのSVXはシャシダイで200PSぐらいのところを、バランスとっていろいろやって、240PS。1馬力5万円掛かってまーす。」
(おおおおぉぉぉぉ!男だっ!)
「マフラー、作っては気に入らず、また作り直して、現在7本目でーす。」
(やりすぎだー)(大爆笑)
『今度は、試行錯誤しながら誰よりも先にブレンボをつけた、京都のぶれんぼさーん。』(拍手)
「ブレーキに不満でブレンボ付けようと思って、ランエボのキャリパーをヤフオクで落札。当てはめてみたら取り付けピッチが合わず、はい、ポイっ。」
(あははははははは~。)(大爆笑)
「あれこれキャリパー集めたり調べて、インプのブレンボが合うと確信して、やっと組めました。さあ17インチホイールはめるぞと、新品のホイールを合わせてみたら干渉して入らないの。で、ポイっ。18インチ買ってこなきゃーって、もう意地でした。」
(だっはははははは~。)(大爆笑)
「リアはもっと大変で、ハブごと交換して組んであります。どこの店よりも、ブレンボ取り付けには詳しいです!」
(おおおお~。)(どよめき)
『いくらかかったの?』
「組んだパーツは*0万円くらいですが、集めたいろんなキャリパとかプラス30万円余計に掛かってます。」
(むう…)
(効きはどうなのー!?)
「…いやその、ね、街中ではノーマルのほうがいいです…。(注:パッドのせいだそうです)」
(あはははははははは~。)(大拍手)
『エンジン4基目らしいじゃないっすか。』
「だって、排気ガスの白煙が多くないか!?ってディーラーに言ったら、保証が残ってるからエンジン換えてくれるっていうからー。」
(えぇぇぇー!?)
「乗せ変えて慣らしして、しばらくしてまた白煙が多目になってきて、どうするよ?って言ったらまた換えてくるって。そんなを繰り返して、4基目。いつまでも慣らしばっかりしてますよ。」
(クレーマーじゃねーのかそれー。)(大爆笑)
どうなってるんですか、この前夜祭は。なんか凄い
おかしな人たちばかりだぞ(笑)
『次は、緑に光るエレクトリカルパレードな三重の三3さーん。』(拍手)
「S3乗っていて、内装などをいじってましたが、屋根付ガレージ保管、低走行距離の極上のグリーンS4を見つけ、乗り換えました。」
(距離はいくらなのー?)
「買ったときが7,000キロ代で、今は12,000キロです。」
(おおおおお~っ)(どよめき)
『そんな世界遺産のようなSVXを、あなたはあんなふうに殺めてしまったんですか!』
(あはははは~。)(大爆笑)
「内装はほとんどレザーで張替えてます。光物も凄いことになってます。最近USAからパーツ購入して組んでます。」
(おおお~。)(驚きの声+もったいないのため息+拍手)
状態維持に努めるのもいいけど、あえていじる気概は大事ですね。そっとしとかないで、手に染めていじっていじり倒す。男です。
酒も進み、みんな酔っ払いになってきました。
ちなみにこのころ、晴ボンさんから借りて呑んでいたグラスを落として割ってしまった。すいません、晴ボンさん。
『次は、おかしいぞ、あのご夫婦は!夫婦でSVXにお乗りの、秋田の土井さーん。』(拍手)
「レガシイに乗ってたんですけど、旦那のSVXをたまに借りて乗ると、いいなぁと思っていてー。で、私も買い換えてSVXにしました。(奥さん)」
(おかしいだろ、その選択はー!)(爆笑)
(ワゴンとクーペとか、ジャンルが違うのにするだろー!)(爆笑)
「それぞれ仕事で別行動で動くので、普段ひとりで運転してばかりだからー。」
(ご近所の目は?)
「ご近所、遠いんで・・・」
(あははは~)(爆笑)
『さーて次は誰だー!?四国から海を越えてやってきた、FRPでエアロパーツを自作する男、ボディワークの達人、&youさーん。』
「自作でフロントスポイラーとリアスポイラー作ってます。でも完成が間に合いませんでした。フロントだけとりあえず塗装して付けてきました。」
(へえええー)(どよめき)
『えーと、もうこれぐらいかな?』
(まだいるよー!3台乗ってる人がー!)
…はっ!?俺!?
そかそか。俺もバカ野郎のひとりか。すまん、素で自覚してなかった(笑)
皆さんが凄すぎて、ただ3台乗り継いだだけの私は名乗るほどのもんでも…。
と思ったが、やっぱり3台乗り継いでるのは世間的に十二分にあったまおかしいので、自己紹介した(笑)
『1台目は事故を起こして、2台目は11トントラックにオカマほられて廃車。でもそれで丈夫さをよーく実感したんで、3台目を買いました。もーこれで最後にします。」
(ほー)
『いつ降りるか解らないので、ずっと開かれてない全国オフも企画しました。この盛り上がりの勢いで、明日も皆さんは盛り上げに回ってくださいねー!』
(おーっ!!)(大拍手)
『明日は盛り上がっていこう!かんぱーい!!』
その後も大いに盛り上がり、食事は終了、みんなで鍋や食器を洗って、お片づけ。
ロッジに戻り、各部屋運転疲れで寝る人もいれば、久々の再開に呑みなおす人も。3時過ぎまで盛り上がってる部屋は盛り上がっていたみたい。
スタッフは、今日の振り返りと、参加者の方にも明日の駐車場や受付の仕切りの協力をお願いし、打合せをしました。
前夜祭で受付が手間が掛かるということがよーく解ったのですが、スタッフだけでは解消できる工数ではないので、参加者の方に協力をお願いした次第。
お手伝いして頂いた方は、まるで最初からスタッフだったかのように当事者意識で打合せに入って頂きました。前夜祭に参加した人はスタッフですからね!っとお話したように思いますが、まさにそんな感じでした。ありがたいもんです。みんないい人ばっかりだよ、ほんと。
打合せ後、私も2時くらいまで呑んでいた気がしますが、さすがに明日の本番もあるので、まだまだ呑んでお話していたいけど寝させて頂きました。
こうして、みんなで食事して呑んで盛り上がり、明日の本番の為に前泊組みんなで迎えるように段取りをすり合わせして、前夜祭は幕を閉じました、とさ。
当日の仕切りやムードメーカーとして、前泊組の皆さんには大変お世話になりました。ありがとうございました。
私にとっては、皆さんと呑んで盛り上がれたことが大変嬉しかったです。
クルマの話は案外どーでもいいんです。同じ趣味嗜好の人が集まれば、バカ話で十分盛り上がって楽しいもの。前夜祭で私はもう、十分楽しみ、満足しました。
前夜祭、やってよかったわ、ほんと。