ロードスターを試乗した後、他にも乗りませんか?と営業マンに勧められた。
そういえばマツダの1.5リッターディーゼルに乗ったことがなかったな、と思い、CX-3を指名した。
グレードはXDのレザーパッケージ、AT。赤。
エンジン始動。微かに・・・とは言えない、ディーゼル特有の音が聞こえる。
だけど昔のディーゼルのようなカラカラとした音ではなく、よく抑えてあって気にならない。少なくとも不快ではない。
インテリアのタッチはロードスターとも共通のもので、マツダとしての美意識、質感、高くまとめられている。まず安っぽさがない。
走り出すと、少しもっさりしたところはあるが、不満はない。ディーゼルのトルク感とある程度までまわるエンジン特性のお陰で、走りが退屈ではない。
エンジンのノイズは、速度とともに高まるロードノイズでかき消されているところもあって、低回転でそこそこの速度で走行中は全然気にならない。
多分、ディーゼルのノイズを消すために、防音、静音がしっかりされているだろうし、振動もよくダンピングされているだろう。それが走りの質感向上にも繋がっていると思う。
ハンドリングは、この手のSUVではレスポンスが悪かったりしてテンポが掴めない感じになりがちだが、まったくそんなことはない。
街を流していて楽しい軽快さがある。
ボディの剛性感も十分。
ただ、燃費計を見ていると街中で11km/lくらい。ディーゼルは安いが、燃費が抜群にいいというわけではないという現実を見せられる。
燃費で選ぶより、乗り味で選ぶディーゼル。
この走り、インテリアの質感。これが1.5リッタークラスだとすると、何も不満がない。
あまりにもお買い得で、高レベルだと思う。
トヨタのハリアーとは比較にならないくらい、CX-3のほうがまとも。CX-3のほうが格上に感じる。
CX-5はこれよりいいのかな。CX-5に乗ってみたい。
最後に良くなかった点。
今、小型SUVが人気だ。街乗りに最適ということで選ばれているようだ。
でも地上高が高いので、乗り降りがちょっとだけ苦痛に感じた。クルマから出るというよりも「降りる」という感じ。日常で買い物やら足がわりに使うには、ちょっと不便に感じそう。
もし買ったら、ローダウンしたくなる。でも乗り味変わるだろうな。
地上高が高くないグレードを用意してくれたらいいのに。
Posted at 2016/03/13 22:56:59 | |
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試乗記 | 日記