
雑記。
SVXの内装色は3つある。
VL系のブラック、S4シルバーのグレイ、S4ワインレッドのベージュ。
これに合わせて、フロアカーペット(マットじゃないよ。マットの下、フロア全面の部分)も3色。
さてさて。内装色にはいろんなセオリーがある。セオリーってのは、あれだ。様式美。定番。誰もが納得のお約束。
ひとつは、外装色とのコーディネート。
ブラックボディには、内装はレッド。またはタン。これはドアを開けた瞬間のコントラストによるもので、レッドは特にそう。タンは、定番のレザーの色で、どっちにしてもレザー。
レッドボディには、内装ブラック。これもコントラスト的に。
他にもあるが、総じて外装がメタリック系のシルバーには定番はない感じ。
定番の話、それ以外では、「内装の色は、下が濃く、上が薄く。」
ショルダーライン、ドアより下は濃いめの色。グラステリア、ショルダーラインより上は薄目の色。
これが逆になると落ち着かなくなる。重い色は下、軽い色は上。
あとは挿し色。
これもコントラストと、その面積配分。
基本的に黒い内装には、どんな挿し色も合う。モノトーンでも、コントラストの効いたレッドでもブルーでもイエローでも合う。
シートのステッチも挿し色の部類だけど、シート自体のコーディネートと、内装全体とステッチの糸のコーディネートまで考え出すと、背もたれのキルティングみたいな処理とか、無限に発散してしまう。
(シートのステッチや切り返しは、アストンが嫌になるほど上手い)
これをSVXに置き換えると…
VL系は内装がブラックなので、何色を挿し色に持ってきても合いやすい。パネル全面の色を変えたとしても、フロアカーペットの色がブラック系で落ち着かせることが出来る。
ただし、SVXは、変えることができない内装色の部分をどうするかで決まる。樹脂類や、張り替えないダッシュボードを踏まえると、色を変えた部分の面積と変えてない部分の面積比が、あんまり美しくないような気がする。
S4のワインレッドのように内装がベージュだと、挿し色は難しい。ボディは赤いし。ベージュも赤っぽいので、同系色が合いやすいかもしれないが、非常に難しいと思う。ベージュの明暗でコーディネートしてもいまいちだと思われ、同じベージュでも素材の質感、例えばレザーの光沢とウルトラスエードのマットとかでコントラストを付けるぐらいがいいところだと思う。
自分のシルバー外装、グレイ内装のS4なんか、非常に難しい。
内装グレイにも挿し色は合いにくい。しいて言うならグレイがブルーっぽいので、青系統の色を入れると合いやすい。もしくは、グレイの明暗を変えるぐらい。ショルダーラインより上、つまりピラーと天井をグレイからホワイトの間の色で明るくする。ショルダーラインより下で、より濃いグレイで引き締める、とか。
内装で一番困るのが、フロアカーペットの色。これが変えられない、がんばっても3色だから、この色がベースになる。フロアカーペットが見える面積を考え、これに合わせて内張りやルーフの色、シートの色を考えないといけない。
フロアカーペットの色を変える方法をずっと研究してますが、こういうのを考えてると行きつく先は古いクルマのレストアになる。カーペットがボロボロのクルマで、カーペットを再生するというか作り直すみたいな話。
でも3D形状のカーペットを使ってるSVXでは、それも難しい。じゃあ、純正カーペットを使って表面を張り替えて…なんてことも研究してますが、これも正直難しいのです。
そんなこんなで、内装のカラーコーディネートを弄ろうと今のクルマを買った時から研究しつつ、非常に色とマテリアル選びが難しいので、何も実施してないのが実情。
シートはRECAROのファブリックに替え、これはそんなにハズしてないと思う。ドアの下半分のアウターバッフルのダークグレイのレザー仕上げや、Aピラーのウルトラスエード(アルカンターラ)のダークグレイもハズしてないと思う。思うけど、面白みもなんともないの。もっとどうにかしたいんだけど。
という、いつか書いておきたかった内装のカラーコーディネートの話。
SVXの内装イジリは難しいよお。
Posted at 2017/11/26 01:42:30 | |
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SVXモディファイ | 日記