
前日の富士山ツーリングの興奮冷めやらぬ中、8月17日は勢いで
長野ツーリングに出かけてきました。
行きたい場所は2つあって、一つはいろんな方のブログで絶景が紹介されている
「陣馬形山」、もう一つは日本のチロルとも言われる
「下栗の里」です。
どちらも、昨年長野に来たときはルートが違って寄ることができなかった場所です。
ちなみに前の日に泊まったのは、諏訪市にある「諏訪シティホテル成田屋」というビジネスホテルでした。
ここは、安い上にバイクが屋内駐車場に駐めれることや、駅前にあって飲食店が周りに豊富なこと、館内に無料の洗濯機やマッサージ機が用意されていることなど、ツーリングには嬉しい施設となっていてオススメです。
さて、当日は7時に出発し、まずは中央道を南下して松川ICで下りました。
陣馬形山は、地図で見ると県道210号線の折草峠のところから西向きに林道を辿るルートしかなくて、ナビでもそのルートを案内されます。
しかし、このルートだと大回りになる上、
ダート区間があるということで、
南からのルートを選択することにしました。
南ルートは、地図だと道がありませんが、陣馬形山山頂まで全て
舗装路を通って行くことができました。
これから行かれる方の参考になるよう、この部分は少し詳し目にレポします。
(私も行く前にルート探索でかなり
迷いましたので・・・)
高速を下りて、国道153号線から中川村に入ると、早速陣馬形山の案内板が見られます。
途中までは「アンフォルメル中川村美術館」をナビの目的地に入れて向かうと良いかもしれません。
中川村美術館を過ぎて少し行くとT字路があり、再び案内板が。
そのそばには地図が書かれた大きな看板も設置されていました。
登山者はここで車を降りて歩け、ってことらしいです。
しかし・・・
この道で本当にいいの?って感じ。
この先も道は非常に狭く、車だと走りたくないです。
ここから先は分岐毎に案内板が設置されているので、迷わずいけると思います。(上の地図の①の地点)
細い農道みたいな道をひたすら2~3km上がると、1.5車線の広域基幹林道陣馬形線に出ますので、左に折れてさらに先に進みます。(上の地図の②の地点)
途中、崖崩れで道幅が半分になっている場所も。
林道黒牛折草峠線に分岐するところにも看板があります。(上の地図の③の地点)
ここを右折。
後は道なりに進めば山頂まで行くことができます。(上の地図の④の地点)
道中にはこんな看板が・・・・
山頂にはキャンプ場があり、その手前に砂利敷きの駐車場があったので、バイクはそこに駐めました。
なんか既にこの時点で
絶景を感じさせる雰囲気が!
キャンプ場はそこそこ賑わってます。
バイクの人も何人か来てました。
あー、キャンプしてみたい!
歩くこと約200m。
たどり着いた山頂は・・・・・
キターーーーーー!
何という絶景!
まるで航空写真のような絶景が眼下に広がります。
目がくらくらしてしまいそう。
残念ながら少しガスっていましたが、それでも圧倒的な開放感を感じることができました。
山頂までは徒歩でしか行けませんが、ここは
絶対に行く価値があります。
中川村からのルートはこんな感じです。
帰りは 広域基幹林道陣馬形線をそのまま南へ下ります。
この道もナビにはありませんが、全面舗装されています。
細いクネクネ道をひたすら走ると、
小渋ダムに出ます。
高みから見おろすダム湖のダイナミックさは
圧巻です。
このあたりでお昼ご飯を食べる場所をツーリングマップルで探していると、大池高原の方の山奥にポツンと建つ
「おい菜」という蕎麦屋が目に留まりました。
こういう珍しいところには是非行ってみないと!
しかし実際行ってみると予想以上に厳しい山奥にありました。
バイクとは言え、小回りが利かないZX-14Rだとあまり行きたくないレベル。
ここではその辺で採れた山菜や野草を使った
大鹿そばの大盛をいただきました。
ヘルシーでうまい!満足。
バルコニーからの眺めも
最高!
帰り際にはお土産にりんごまでもらっちゃいました。
またチャンスがあれば寄らせて頂きます。
このあとは国道152号線を南下。
途中までは快適な2車線道だったのですが・・・・・
大鹿村役場を過ぎたあたりから
四国の3桁酷道なみの1.2車線道に。
これほんとに100番台の国道?
地蔵峠のあたりに来ると、ついに
舗装すらなくなりました。
次の目的地である下栗の里には、しらびそ高原を経由して向かいました。
お盆休み中ではありますが、交通量は極小。
3速キープで走れます。
標高が高いので気温も低く、むしろ寒いくらいでした。
途中、
ハイランドしらびそで休憩。
空が高くて気持ちいい場所でした。
その後十数キロ走って
下栗の里到着。
レストハウスにバイクを置いて、ビューポイントまでは徒歩で行く必要があります。
こんな感じの山道を20分ほど歩くと・・・
足場材で組んだ櫓があって、ここから下栗の里を一望する事ができます。
ワンダフル!
よくもまあ、こんな斜面に集落を作ったものです。
このあと飯田市街に戻って、長野ツーリングは無事終了しました。
一連の行程のルートはこんな感じ。
ほんの
200kmほどの距離なのに、
9時間くらいかかりました。
山道はやっぱ時間がかかりますね。
しかし関東遠征自体はまだまだ
終わりません。
今日中にここから山口まで帰らないといけないのです!
ちなみに、この時点で16時半。
山口に帰る前に、名古屋に寄って、大学時代からの友人に会ってウナギを食べながらしばし歓談し、
帰省客でごった返す高速のSAで休憩しつつ、
午前1時過ぎに無事山口に帰ってきました。
距離的には1000kmくらいでしたが、朝7時から
18時間、ほとんどぶっ続けで乗りっぱなしだったので、かつて無いほど疲れたツーリングでした。
疲れたけど、念願かなって
陣馬形山と
下栗の里の両方に行くことができ、満足しました。
でももう二度とこんな過酷なツーリングはやりたくないです(;´д`)
Posted at 2013/08/20 22:52:13 | |
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ZX-14R | 日記