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2007年10月27日 イイね!

見て来た…

見て来た…今朝、何でか自分でもよくわからなかったのだけど、まわりに酷評して話していた車が妙に気になって仕方がなかったので日産のHPにて検索して早速見に行って来ました。

以前からネットなどで二代に渡るスタディーモデル?のGT-R CONCEPTやGT-R PROTO、そして今回の量産仕様も散々見てたNISSAN GT-R。
当然、実車を目の当たりにしても新鮮さを得るには程遠く、感想は「やっぱりカッコ悪い…。」
更にこれはある意味仕方の無い事ではあると思うものの、CONCEPTから量産モデルへとデザインの変化を遂げる中で棘が削ぎ落とされていくかの様に段々とつまらなく少々不恰好なクーペに落ち着いてしまってた。

新型GT-Rはスカイラインから独立した格好ではあるもののヲタからすればあの丸いテールランプがスカイラインの名残として辛うじて救われている。
しかし、フロントマスクにあまりにも個性と言うか主張が無さ過ぎる。
歴代スカイライン(ここでは敢えてスカイラインという表現としますが)、或いは歴代GT-Rのデザインは流麗さなどとは無縁で、どちらかと言えば不器用なデザインが多い。
だから不恰好なら不恰好で構わない。
それでも随所に主張を織り込まなくてはと思う。
特にGT-Rにおいては第一印象のインパクトが個人的に欲しい。
それに車はやはり顔つきが一番でしょう。せめてPROTO風に落ち着けてくれてればまだ良かったと思うのだが…。

まあ、実はこの車にはあまり期待は持てていなかったので、今になってあーだのこーだの言うのは自分自身、本意ではなかったりするのだけど、実際世に送り出されるとやはりヲタの血が騒ぐんでしょうねぇ。

それでもこの車の詳細が徐々にではあるが明らかになってくると、思いの他真剣にチャレンジされた車だと気付かされた。
発売前の噂の段階では「次期型も4駆、ツインターボ、直6からV型へ、新しいミッションの採用…」程度の情報で、それから判断するに「多少ミッションに何かロジックを盛り込むようだが、結局は32から続くコンセプトの踏襲に過ぎなく、コストのかからないGT-Rを33・34で終わらずにまた再び世に送るのかぁ…。」などと安易にがっかりしてた…。

確かに噂は間違ってはいなかった。
でも、僕の安易な解釈は全くもって間違っていたようだ。
4駆と聞けば「またアテーサE-TSの改良版か何かで重心が高くフロント荷重テンコ盛りなんだろうな…。」と勝手に想像するも見事に裏切られた。
基本コンセプトは32の時と同様に究極のロードカーを目指す(と個人的には考えてます。Gr.Aで無敵を誇ったのは後から付いてきた話であくまでも究極のロードカーの開発だったと考えます。勿論レース活動において勝つという目標はあの車にとって非常に重要な要素であった事は全く否定しませんが。)のが前提とあれば個人的には4駆は必須という考えがあるし、ホンダのType R系のように快適装備や遮音材等をぎりぎりまで省いて極限の軽量化を施す必要も無いと思う。それ故その重さを受けつつ強烈な加速感を演出する為にはターボ武装もやむを得ないと思う。
なのでコンセプトは全面的に肯定しつつも、32世代からやっと脱皮が可能な新世代GT-Rがそこまで踏襲する必要があるのかと非常に懐疑的であった。

しかし、恐らくコスト的に全く予想してなかったトランスアクスル4WDという全く新しいシステムを用い、日産があのアンバランスさが表に出てしまうE-TSから真剣に脱皮すべく気合の入ったデバイスの回答だった。
まだまだ僕ごときにはこのシステムの詳細など知らないのだが、少なくとも重量配分を改善すべく生み出されたのは間違いないはず。
この車は車両重量が1740kgと決して軽くは無く、その軽くない車のウェイトのうちフロントに相当偏るようではタイヤサイズを贅沢なものを選んだとしても運動性は非常に苦しいものであろうと思っていただけにとても嬉しい回答で関心した。

このGT-RはGT-R初のグローバルな展開となり、その為海外のスーパースポーツカーなどの車達と運動性能の比較をされる為、日産のフラッグシップロードカーとして、いやヲタにとってのGT-Rとしてそうやすやすと走行性能が劣る訳にもいかず、それに対応する為かスピードレンジを高くシフトする為に絶対パワーのあるエンジン、それを受けるシャシー&4WDデバイス、更にそれに負けないストッピングパワーをブレンボ製6ポットキャリパーの採用など用いたアイテムは間違いの無い物でしょう。
そしてロードカーである以上オートマチック化も必須項目。
ただ、車は様々なアイテムを盛り込んでもそれをいかにバランスさせ煮詰めるかが最大のポイントだと思いますが。
だから煮詰め次第では33・34の様に速さだけしか売りのない日産自らが進んで陥って行った意味の無い速さの呪縛にハマってるのも覚悟しなければならない。

ハイテク装備が再び奢られた新型GT-R。
当然、人によってはもっとシンプルなGT-R像を描いてる方もいらっしゃる事でしょう。
僕個人的にも素人の考えではあるけれど気に入らない所や「あれはどうなんだ?あそこはいかがなものか?」などと思う箇所は存在しますが、でもやはり車は走ってナンボであるから、実際に走り出すコイツを楽しみに待っていよう。
そして速さ以外に何も無い、動きの酷いGT-Rだったら再び酷評しようか(笑)
僕の収入では実車は買うことは無理だが、少なくとも走る映像の入ったDVDくらいなら買えそうだから(笑)
あとは奮発してPS3とグランツーリスモ5を嫁におねだりしてみようか(爆)

なんだかんだ生意気な意見を述べつつも、そこはやはりヲタなんでしょう。車は運転して判断するはずの僕が乗ってもいないのに思ったより新生GT-Rが僅かではあるが気に入ってしまった(アホ)
コックピットに収まってみても僕が望む空間とは少々違ったり、僕の座高にはちょっと窮屈な空間で、デザインも随所に好まない箇所も少なくなかったりもする。
でもやっぱりGT-Rバッヂの前にほんの少しだけ負けてしまったなぁ。
古くからの友人であれば知っているのですが、元来僕は所有していた32GT-Rが大嫌いだった。
「ターボで4駆で重くて動きが鈍重で…。あれの何が良いんだ?あれの何が凄いんだ?NAではトルクもパワーも出せなくてターボを武装して、でもラグは残るし、トルクの出方も唐突で。それを補う為に4駆で更に重くして。当然動きは重い訳で、ブレーキもきつくて…。本末転倒だろう。」と。
でも本来は違った。
あの資質の高いロードカーを実現する為に選ばれたシステムでありデバイスであり最終的な煮詰めだと。

話は少々ズレるが最後に以前読んだ雑誌で印象に残っている内容を少し。
33か34GT-Rを酷評した記事を見たと思うのだが、その中の非常に皮肉った一文で「もはやGT-Rは宗教的要素が強くある。ダメでも、遅くても、格好悪くてもGT-Rであればいい。GT-Rであることだけが大事。」だと。
そう、僕もどうやらその宗教的な要素のあるものに少し洗脳されてるのかもしれない。
それはやはり“GT-R”だから…。


(最後に余談ですが、コックピットに座り込むのも時間がある程度制限されてたが、そんな中笑顔で対応してくれたショールームのお姉さんの感じが良かったなぁ。32に乗ってた話をすると共感してくれたかのようににこやかな笑みで親切に我が娘にも対応してくれました。札幌ギャラリーの方々、ありがとう!あと驚いたのが純正指定オイルがモービルの0W-40ってのには驚きましたね。)
Posted at 2007/10/28 02:53:33 | コメント(3) | トラックバック(0) | 試乗記 | クルマ

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