我が家のモベっちが車検を目前に控えたついこの前、とうとうウォーターポンプが音をあげました(涙)
実はちょっと前から補機類からの異音に気付いてて、恐らくはウォーターポンプという検討はつけていた矢先の出来事でした…。
最近は仕事で使うようになって稼動する事が非常に増えて負担強いる事になってしまった為に願わくば車検まで持って欲しいという僕の安易な考えを打ち砕く結果となってしまった…。
しかもタイミングが悪い事にその時は仕事中に訪れてしまった。
まあ、起きてしまった事は仕方ないとして、何だか最近は疎遠になっていたエディを購入した僕の担当営業にSOSを出し、自走不能になったモベっちの搬送&修理&代車の手配をお願いした時の意外な驚きと発見を少々。
(緊急な願いに対応してくれた彼に感謝!)
その時に代車の手配でお願いしたポイントは軽自動車で、出来ればバモスかアクティという事だったのだが、あまりに緊急だった為に手配されたのが初期型のゼスト4WD。
そう、ゼストと言えば僕が酷評したライフの基本コンポーネントを共有した兄弟車的な車種だ。
ゼストが出た頃にCG誌だったか…、このサイトだったか…、いろいろ自動車系の記事をチラ見するので確かな記憶ではないが、今となっては先代のライフとは異なるチューニングでしっかり感があるという内容の記事だった記憶がある。
なので、バモスでもアクティでもない代車に半分はがっかりしつつも、もう半分は興味深々でもあった。
だがしかし、現行のライフの出来が前回書いた通りだから期待半分ってとこだったけど(笑)
で、早速感想ですが、結論から先に言うと正直言ってこの車は買いだ!
この車の基本構成が印象の良くないライフである事など殆ど意識しないで乗れるほど!
ホンダ製の軽自動車選びなら間違いなくコレで決まり!と言うかこれ以外に選択肢は無いでしょうね。
ゼストの基本骨格である先代&現行ライフの印象は基本的には大差なく、走行性能においてはとても褒められた出来などとは言えないのにコイツには本当に驚きだ(詳細はここでは割愛します。)
何しろこのゼストはまずしっかり真っ直ぐ走る!
一週間以上の多少長い時間借りたので、じっくり観察するとライフの悪癖が若干顔を出すのだが、足回りのブッシュやダンパー辺りのチューニングに手を入れた跡が覗え、直進性も転蛇に対する応答遅れも格段に向上してる。操作に対する正確性が出てきてる。
更にブレーキパッドの選定も見直したのか多少しっかり効く感じが出て来た。恐らく足回りのしっかり感が増したおかげも手伝っての事だろう。
これ以上の操安性を向上を望む為には恐らくシャシーを一新しなくてはならないと思う。
エンジンに関して相変わらず低負荷低速域のトルクが弱く残念なのだが、それでもこのエンジン&ATにそれなりに乗り方を合わせて行けば大きな不満はないし、これ以上を望むのであれば根本的にエンジンを新しい物にしなければならないだろう。
決して広くは無いロックアップの領域をうまく使ってやればそこそこきれいに走るしね。
ちなみに通勤&仕事でチョイ乗りが大半の状況で僕が出した燃費は平均15km/l前後。
担当営業が大体12km/l辺りだと言ってたのを考えると2割程度は向上してるのでそれ程悪くない数字だろう。
ここまで格段の向上に驚きはしつつも冷静に軽自動車の横比較での評価は並プラスといったレベルだと思う。
軽自動車の新しい提案をした三菱iの方が未だにレベルが上だとは思う。でも、販売面では非常に苦戦してるのが残念で、恐らくは一般的な消費者にはその新しい提案性が見た目も含め強すぎたのかもしれない。
また、他の軽トールワゴンとの比較でも特筆すべき点は無いし、例えば軽NO.1メーカーのダイハツ・ムーヴ辺りを決して超えてない。
でも肩を並べられるレベルにはなりつつあると思うし、逆な言い方をすればそれだけ二代続けてライフの出来が良くなかった為であって、その良くない車からの進歩には本当に驚きだった。
間違いなくホンダの軽で選ぶとすれば選択肢はゼスト以外にないとも言える。
決して軽自動車全体でNO.1ではないのだけど、否定的な見方ばかりしてても仕方ないので、このゼストに関しては100%好意的な印象を持って終わる事にしよう。
Posted at 2009/06/07 20:05:46 | |
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