
実はこれら4モデルはいずれも同じ1.8L直4ターボエンジンを搭載しており、チューニングの違いで3段階のパワースペックに分かれている。
価格は399万~579万円と180万円もの開きがある。どこがどう違うのか、比較してみた。
メルセデス・ベンツ Cクラス セダン
C180 ブルーエフィシェンシー_RHD(AT_1.8)
7点
メルセデス・ベンツ Cクラス セダン
C180 ブルーエフィシェンシー アバンギャルド_RHD(AT_1.8)
7点
メルセデス・ベンツ Cクラス セダン
C200 ブルーエフィシェンシー アバンギャルド_RHD(AT_1.8)
8点
メルセデス・ベンツ Cクラス セダン
C250 ブルーエフィシェンシー アバンギャルド_RHD(AT_1.8)
9点
180、200、250とパワーの異なる3モデルがあって、180にのみ装備を落とし、Cクラス全体のカタログを飾るバーゲンプライスを掲げたベーシックモデルが加わるという構成。この他、Cクラスには3.5L、V6エンジンを積む350と6.2L、V8エンジンを積む63AMGがある。180と180アバンギャルドのパワースペックは同一。にもかかわらず素の180は50万円安いので買い得に感じるが、緊急時にブレーキ介入してくれるPRE-SAFEブレーキや、前車との車間調整をしてくれるディストロニック・プラスなどのオプション設定自体がない(金を出しても付けられない)。ハイ/ロービーム自動切り替えなどの便利機能の数々も同様。タイヤも細い(他のが太い)。シート素材も安いものとなる。が、他のモデルがどんどんなんちゃってAMGルックになるなか、唯一落ち着いたルックスなので、メルセデスらしい先進の安全装備が不要という方には間違いなく買い得。一方、アバンギャルドと付くモデルの装備はほぼ等しく充実していて、オプションで先進の安全装備をてんこ盛りにすることもできる。価格の違いはほぼパワーの違い。180は最高出力156ps/5000rpm、最大トルク25.5kgm/1600-4200rpm、200は同184ps/5250rpm、同27.5kgm/1800-4600rpm、250は同204ps/5500rpm、同31.6kgm/2000-4300rpmと、綺麗に高いほどちょっとずつよく回り、ちょっとずつ速い。燃費は最良の180で14.4km/h、最低の180アバンギャルドと250アバンギャルドでも13.2km/hと良好。いずれも平成27年度燃費基準を達成し、自動車グリーン税制25%軽減、エコカー減税50%軽減を適用される。買えるなら速くて豪華な250アバンギャルドがベスト。ただし、180万円安い180でも399万円以上の価値を見いだせることは確かだ。
この文章は
100万人のクルマ選びについて書かれています
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Posted at
2012/08/08 10:54:28