
今やすっかり軽自動車のひとつのカテゴリーとなったスペース最優先系ワンボックス。
軽らしからぬ品質で人気の集めるN BOXをスズキがほったらかしにするはずもなく、パレットからスペーシアへと名前も新たにN BOXイーターを発売した。
2モデルはどう違うのか--。
スズキ スペーシア
X(CVT_0.66)
9点
ホンダ Nボックス
G・Lパッケージ(CVT_0.66)
9点
スズキ スペーシア
T(CVT_0.66)
8点
ホンダ Nボックス
G・ターボパッケージ(CVT_0.66)
8点
両モデルともベーシック版、豪華版、ターボ付き豪華版の3グレードを用意するほか、すべてのグレードで4WDを選ぶことができる。豪華版もターボ付きも、スペーシアのほうがN BOXよりも4万円前後安く、スペーシアは完全にN BOXを意識して値付けしたことがわかる。
スペーシアの売りはなんといっても燃費。大きく、重く、燃費に不利なスペース系であるにもかかわらず、ワゴンRに採用され話題となったエネチャージ(回生エネルギーをリチウムイオン・バッテリーに充電)、エコクール(車載の蓄冷剤を活用しアイドリングストップ中も冷風を出し続ける)などを装備した。さらに徹底的な軽量化によってNAで29.0km/L、ターボで26.0km/Lを実現した。
一方のN BOXは、燃費向上を目指すものの、必要な装備を削るべきではないという考えから、横滑り防止装置を全モデルに標準装備するなどした結果、車重はスペーシアよりもきっちり100kg重くなり、NAが24.2km/L、ターボが20.8km/Lと平凡な燃費性能にとどまった。ターボはアイドリングストップしない。4モデルとも左リアに電動スライドドアを備える。燃費最優先ならスペーシア、安全重視ならN BOXというわかりやすい違いがあるため、ユーザーは選びやすいのではないだろうか。
この文章は
100万人のクルマ選びについて書かれています
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Posted at
2013/03/08 18:12:19