
インプレッサ版アウトバックたるXVと人気SUVのCX-5ガソリン版を比べた。
スバル インプレッサ XV
2.0i-L アイサイト(AWD_CVT_2.0)
8点
マツダ CX-5
20S_4WD(AT_2.0)
8点
どちらも本格的なオフロード走行を試みると馬脚をあらわすが、そんなもの必要なく“オフロードに強そうなイメージ”を求めている人にとっては魅力的な2台かもしれない。いずれもオンデマンド4WDながら、この手のクルマとして十分な最低地上高(XVが200mm、CX-5が210mm)を確保しているので、スキー場までの道中に出くわす程度の積雪路なら問題なく走りきってしまうだろう。XVは内外装にアウトドアイメージを持たせたレガシィでいうアウトバックのような存在。ベースはインプレッサ・スポーツ。パワートレーンなどに変更はない。装備はベース車とほぼ同じなので、13万円強の価格アップはコスメティック代となる。2.0iの10万5000円高でプリクラッシュブレーキシステムが付くのはうれしい。対するCX-5 20Sは、XVと同じ2L直4ガソリンエンジンを積んだモデル。エンジン単体の力強さはほぼ一緒だが、車重がCX-5よりも120kgも軽いので、動力性能はXVが上回るはず。XVのほうが120kgも軽いのにCX-5に比べて燃費が0.2km/Lしか良くないのはマツダのスカイアクティブ・テクノロジーの面目躍如か。このグレードにはスバルのアイサイトに相当するプリクラッシュ・ブレーキ・システムをオプション装着することができる。その価格は7万8500円だが、HIDランプやオートライト、雨滴感応ワイパーなどとセットで装着しなくてはならず、15万8750円のオプションの一環ということになる。そうなると、車両価格241万円+15万8750円の256万9750円となり、約10万円高くなるが、エコカー減税は車重の重いCX-5に有利にはたらき、XVの50%減税に対して75%減税を受けられるので、価格差は縮まる。うーん、好敵手だ。
この文章は
100万人のクルマ選びについて書かれています
Posted at 2012/10/02 15:38:10 |
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