高い安全性能が売りのアップと高い燃費性能が売りのノート。どう違って、どっちがどういい? アップ!は3回目の比較となるが、今年一番話題の輸入車なのでお許しください!
フォルクスワーゲン アップ!
ムーブアップ! 4ドア_RHD(ASG_1.0)
8点
日産 ノート
X DIG-S(CVT_1.2)
7点
まじめなVW車らしくアップ!の安全装備は実に充実しており、エントリーカーながら、横滑り防止装置はもちろん、プリクラッシュ・ブレーキ・システム、サイド・エアバッグまで標準装備となる。ノートにはプリクラッシュ・ブレーキ・システムの設定はなく、横滑り防止装置(アルミホイールとセットで8万4000円)とサイドエアバッグ(4万7250円)はいずれもオプション装備。これらを装着すると149万9400円のノートX DIG-Sは一気に163万650円に跳ね上がり、プリクラッシュ・ブレーキがないのにアップ!とはほぼ値段が変わらなくなる。ノートはもっと安いグレードで比較すればいいじゃないか思うかもしれないが、安いグレードにはサイドエアバッグのオプション設定がない。快適装備ならいざ知らず、安全装備を上級グレードにしか設定しない例は日本車に本当に多く、まるで「金のない奴は死ね」と言わんばかりだ。とはいえ、ノートX DIG-Sはスーパーチャージャー付きで1.5Lエンジン級の動力性能を得ており、さらに燃費は自然吸気のノートよりもアップ!よりもよい。しかもアップ!はハイオク指定だが、ノートはレギュラー仕様。これらは自慢してよい性能と言えるだろう。それにともなって、ノートはエコカー減税率100%、つまり免税で、アップ!に適用される減税率75%を上回るのも立派だ。安全装備をどう考えるかで、この2モデルの評価は大きく変わってくる。簡単に言えば、安全なのはアップ!、パワフルなのはノートということになる。
この文章は
100万人のクルマ選びについて書かれています
Posted at 2012/10/05 13:09:29 |
トラックバック(0) | 日記