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　中国では日本の街が清潔であることや、交通渋滞が中国ほど深刻でない理由として、「日本人の民度が高いため」であると指摘されることがある。日本を訪れたことのある中国人ならば、日本の街がどれだけ清潔なのかを知っているであろうが、訪日経験がない中国人は「日本人がゴミをポイ捨てしないという話は誇張されているのではないか」と訝ることもあるようだ。

　中国メディアの快資訊は１０日、「日本人の民度が高いというのは、果たして本当なのか」と疑問を投げかけつつ、「この写真を見れば一発で分かる」と論じる記事を掲載した。

　記事が紹介している写真は、商店街や繁華街の道路を撮影した写真のほか、飲食店の入口の写真など、日本のどこにでもあるようなごく一般的な光景であり、多くの日本人にとっての日常を撮影した写真だ。写真を見てみると、確かにゴミはまったく落ちておらず、飲食店の入り口付近にはビールケースが積まれているものの、整然とした様子が写っている。

　記事は、多くの中国人は日本という言葉を聞くと「歴史問題から、鼻であしらおうとする」と主張する一方、日本が中国よりも優れている点は数多く存在すると紹介。たとえば公衆衛生もその１つであり、日本の街は「本当に清潔」であり、日本では街を歩いていてもゴミをポイ捨てする人を見かけることはまずないと強調した。

　確かに日本では、ゴミの不法投棄やポイ捨てに対して条例などで、罰則が定められているとしつつも、こうした清潔さを実現できるのは、条例の存在だけが理由ではないと指摘。日本の街を撮影した写真に対して、たとえ訪日経験がない中国人でも、「この写真を見れば日本人の民度の高さが一発で分かる」と伝えている。（編集担当：村山健二）（イメージ写真提供：１２３ＲＦ） 　　　　　　　　　　　　　　サーチナ