
異国の地で生活していると、「どうしてこうなった」と思うような、出来事や習慣に出くわすことがある。日本にやって来る中国人観光客や、中国人留学生の多くも、日本滞在中に「なぜ」とショックや疑問を抱いた経験をしたに違いない。
中国メディア・今日頭条は21日、中国人にとっては不思議な、日本に関する「トリビア」を紹介する記事を掲載した。記事は、日本人からしてみれば当然であり、常識に思える15の事柄について、「中国人には受け入れられない」として紹介している。「受け入れられない」というのはかなりオーバーだが、初めて知って驚く可能性は高いかもしれない。
まずは、「スマホでカメラ撮影する時には必ず音が出る」こと。痴漢や盗撮の事案が多い日本においては納得、としている。続いて、日本ではテレビや電車、インターネットなどにおいて、タバコの広告を見ることができない点を挙げた。また、NHKが受信料を徴収するのは、営利目的のCMを流さないためであるとした。さらに、食事を配膳する際、米飯を左手側に、味噌汁を右手側に置く、日本の和尚は結婚することができる、といった点についても紹介している。
また、日本のビルの窓には、「赤い逆三角形のマーク」が、表示されている点についても言及。「火災や地震が発生した時に、救援隊員に破壊可能な場所を、教える目的のものである」と説明した。この説明に対して、中国ネットユーザーからは、「これは人に優しいな」、「わが国でも見習うべき」といった感想が寄せられた。一方で、「そんなことをしたら、泥棒が侵入して物を盗みやすくならないのか」という意見も出た。いかにも集合住宅の1階の窓に、「鉄格子」を嵌める中国らしい考え方だ。
建築基準法によると、ビルやマンションの窓に逆三角形マークの、消防隊進入口を設ける必要があるのは、高さ31メートル以下の3階以上部分。31メートル以上のビルには原則非常用エレベーターの設置が義務付けられており、これ以上の高さならば、消防隊はエレベーターを使用することになるからだ。なぜ31メートルかというと、それがはしご車の届く限界の高さだからとのこと。裏を返せば「はしご車で救助する必要のある場所の、窓には進入口を設置せよ」ということなのである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF) サーチナ 2016-12-25 12:12
Posted at 2018/05/18 13:07:56 | |
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