最初に書きました通り、このお車はこの日入庫したところでしたので、もちろんまだこの店によるチューニングはなされていません。にもかかわらずすでにこのパフォーマンスなのですから、「この上何を?!」とみなさん思われるかもしれません。しかし、僕はむしろ「この車に
和智チューンが加わったらまさに無敵!」と思わずにはいられませんでした。それを強く実感したのは、以前運転させていただいた「
ゆうたく号」の記憶が僕の中に残っていたからです。「ゆうたく号」はこの店による電装チューン以外はほぼノーマルといっていい車でした(この車に対するアドバンテージがあるとすれば18インチタイヤを履いていることぐらいでしょうか)。もちろん絶対的なパワーなどでは僕の車がこのお車と勝負にならないように、ゆうたく号とても勝負にはならないでしょう。その一方で、特にこのようなコースにおいては、このお車に対する「ゆうたく号」のアドバンテージもまた、強く実感せずにはいられませんでした。
①エンブレの効き
最初に書きました通り、僕はどちらのお車もMTモードで運転させていただいたのですが、2速もしくは3速でコーナーを抜けていくときに、ゆうたく号ではアクセルをオフするときちんとエンブレが効いてくれます。そのため、特に上りのコーナーなどではアクセルのオンオフだけでコントロールできるため、本当に気持ちよくコースを走ることができます。もちろんこのあたりはこちらのお車がROMチューンされていることも影響しているでしょう。あきらかにスピードレンジが上がっていますので、エンブレなどでコントロールできるスピードレンジではないということもあるかもしれません。
②低速トルクの力強さ
このお車が、僕の車のようにマフラーは交換されていないまでも、エアクリーナーが高効率のものに交換されていることを考えると、ノーマルのゆうたく号よりも若干低速トルクが劣るのは当然ともいえる(もっともその後の冗談のような加速感を考えると、これは本当に極々低速時におけるトルク痩せで、その弊害を以ってしても余りあるものがこのお車にはあるのですが)のですが、ゆうたく号の低速トルクの力強さは、僕が自分の車にキャパシタを取り付けたときに感じた低速トルクに対する恩恵を考えれば、例の12,6Fのキャパシタによる効果である部分も少なからずあると思われます。
③シフトチェンジの早さ
これも僕の車が05モデルであるのに対し、このお車が06モデルであることも影響しているのかもしれませんが、シフトのつながりに本当にわずかな遅れが感じられます。このあたりはDSGのプログラムの違いによるところもあるのかもしれませんが、同じ06モデルであるはずのゆうたく号ではこのことをあまり感じなかったことを考えると、むしろこのお店による電装チューンの効果であると考えてもいいのかもしれません。実際以前
☆Pixcy☆さんに
僕の車を運転していただいたときに、まっさきにこのシフトのスムーズさを指摘してくださいました。当然このあたりの制御は電気で行っているわけで、その流れがスムーズになって伝達のスピードや効率が上がれば、こういった部分に影響が出るのも当然であるとも思います。
…とまあ、勝手なことをいろいろ書いてきたわけですが(オーナーさん、ごめんなさい!)、しかし逆に言えば、これらのネガな点はすべてこの店による電装チューンで改善されるということを考えれば(ゆうたく号のアドバンテージはそこにあるわけですから…笑)、重箱の隅を突っついてようやく見つけたこのお車の欠点(なんていうほどのものではもちろんありませんが)はこの店での施工後にはすべて補完されるわけです。そうなったらいったいどうなってしまうんだろう…と思わずにはいられませんでした。このお店でROMチューンされたお車を施工するのは初めて(このお店での施工後にROMチューンされたお客さんはいらっしゃるようですが)なので、以前から僕が間違いないと思っている、「ROMチューンと電装チューンの相性」という点がついに実証できるのでは?と思っています。
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GTIカスタム | クルマ
Posted at
2007/06/01 20:24:53