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イーハトーヴとは宮澤賢治がエスペラント語で岩手県を表した言葉です。
それと共にイーハトーヴという言葉に理想郷という意味を託しました。

先日ブログに書いたように、今年の７月に他界した父の生まれ故郷の岩手県盛岡を訪ねて、13日土曜日の夜８時前にここ三田を出発しました。

真っ直ぐ盛岡を目指せば1,100㎞以内で行けそうなのですが、愛知県に住む姉を乗せるため知多半島経由で盛岡へ向かいました。

中国道から近畿道、西名阪から名阪国道、東名阪から伊勢湾岸道、知多半島道路を経て姉の家、そこで１時間足らず休憩して今度は知多半島道路から名古屋高速を北上、小牧JCTから東名、中央道を経て長野道、北陸道から磐越道、東北道を走って14日の昼前に盛岡に到着しました。
家を出てから1200㎞あまり、時間にして１６時間、姉の家からでも１２時間後のことでした。


途中、磐梯山SAで磐梯山をバックに。

新潟県走行中に夜明けを迎えたわけですが、先日のブログで聞いたとおり７月に起きた新潟中越沖地震の影響で北陸道の一部は段差だらけになっていました。

盛岡市内中心部から岩山展望台に登り、市内と共に岩手山や姫神山を望んだ後、今回の訪問のメインである岩手大学農学部に到着したのは２時前、前もって連絡していた同窓会の理事の方から丁寧な説明を受けました。

その後、宿泊予定の「いこいの村いわて」に向かい到着したのは４時半頃、ちょっと早かったのですが温泉に入ってビールを飲んで、８時過ぎには爆睡していました。

翌日は観光のメインコース、岩手山の北西側に拡がる八幡平を目指します。
２コースあるんですがこの時期は北側を走るアスピーテラインの紅葉が素晴らしかったです。


八幡平アスピーテラインで紅葉をバックに。

秋田県に入っても続く紅葉を楽しみながら一路田沢湖へ、日本一深い湖「田沢湖」に到着したのは昼過ぎでした。


田沢湖のたつこ像、バックは秋田駒ヶ岳。

田沢湖を一周（約２０㎞）したあと盛岡方面へ戻り、雫石にある小岩井農場に寄ったあと宿泊地の鶯宿温泉に到着したのは５時過ぎでした。

３日目は一般道を南下して花巻の宮沢賢治記念館、さらに高速で南下して平泉の中尊寺に寄り１時半頃に帰途につきました。


平泉の中尊寺本堂。

帰りは来た道を帰っても面白くないので、恐い物見たさ？もあり首都高経由で帰ることに決めました。
東名高速が集中工事中なので中央道を帰ったんですが、深夜の中央道は長距離トラックが溢れんばかり、まさに「トラックの林をかき分けて走る」という感じでした。

知多半島の姉の家に付いたのが深夜２時前、さすがに疲れていたため３時間ほど仮眠したあと６時頃に出発、自宅に辿り着いたのは10時前のことでした。

今回の旅で走った距離2800㎞（高速2400㎞＋一般道400㎞）、通過した都道府県は大阪・奈良・三重・愛知・岐阜・長野・新潟・福島・宮城・岩手・秋田・栃木・群馬・埼玉・東京・神奈川・山梨・滋賀・京都の１９都道府県となりました（太字が今回初めて訪れた地）
燃費は最高が約14.0㎞/L、最低が約12.0㎞/L、トータルで12.8㎞/Lという結果でした。

家を出てから帰るまで３日と１４時間、そのうちの１日と８時間ほど高速道路上にいた計算になります。
向こうで出会った人にも驚かれましたが、自分でも「物好きだなぁ‥」と感じた今回の旅行でした。

『しばらく高速は走りたくない‥』


盛岡岩山展望台から盛岡市内と岩手山を望む。