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昨日からパッとしない天気が続いていますが、今年も彼岸を迎えて田圃の畦とかに曼珠沙華が咲いています。

今夏のような猛暑のあとでも狂うことなく、キッチリと彼岸に合わせて開花します。
それが彼岸花と言われる所以なんでしょうね。

関西生まれの私は彼岸花といえば赤い花しか知りません。
子供の頃、「家の中に持って入ったら火事になる」とか言われた記憶があるので、今まで遠くから眺めるだけでした。



よく見れば綺麗な花なんですが、根に毒があるためにそんな事が言われたんでしょうね。
根の毒は水に晒せば抜けるので、昔々の凶作の時には食用にしたと聞いています。
田圃の畦に群生しているのは、そんな時代の名残りなんでしょうか？

前述のように曼珠沙華イコール赤というイメージしかないんですが、東北の方には白い曼珠沙華しかないと聞きました。
どの辺りで赤から白に変わるんでしょうね。

山口百恵の歌に「曼珠沙華（まんじゅしゃか）」という歌があります。
阿木燿子と宇崎竜童による一連の作品の中の一曲です。

You Tubeで探すと、見つかった動画には白い花がアップになっていました。



この曲の歌詞に「白い花さえ真紅に染める」とあります。
東北とかにあるのが染まる前、ここにあるのが染まった後というわけでしょうか？

昨日からの雨で花には水滴がいっぱい付いているんですが、これがまたなかなか綺麗です。
こんなに近付いてこの花を見たのは、生まれて初めてです。