SNCFのリヨン駅は二つあります。
クレルモンから乗った列車の終点であるリヨン・ペラーシュ(Lyon Perrache)駅と、
その手前のリヨン・パールデュー(Lyon Part-Dieu)駅で、私は後者で下車。
実は最初から目的があって、それはTGVに乗車することだったんです。
フランスには何度も訪れていますが、主目的地がTGVの無いところだったので、乗ったこと無かったんです。
今回は乗車券も自販機で普通に購入できました。座席は選択できませんでしたが、
TGV Duplex、いわゆる二階建てTGVの下側(BAS)が指定されました。
ホームに掲示の編成表と停車位置目安、客車8輌の10輌編成であることがわかります。
JR東日本のように、2編成を繋いで客車16輌の20輌編成で走る場合もあります。
ドアはプラグドアですが、それまで乗っていた電車もプラグドアでしたので、SNCFの標準なのでしょう。
車内はこんな感じ。お見合い型のボックス席が固定されていて、向きは変えられません。
前後の座席間には物置テーブルが常設されていて、使用時にはトレイを広げる形です。
二枚目の写真で、立っている2名の方は、検札に来た車掌さんです。
リヨン・パールデュー駅から、終点のパリ・リヨン(Gare de Lyon)駅までは、2時間弱のノンストップでした。
最初のうち、車内放送曰く機械的なトラブルで速度が出せず、予定の10分遅れで到着しました。
実際に乗車した感想は、日本の新幹線凄いわ、です。
よく言われることですが、TGVは農村地を走るので騒音対策も最小限で、
少なくとも今回乗車した区間では高速走行するトンネルも無いので、トンネル微気圧波の考慮も不要。
上下線で線路間が比較的離れているにもかかわらず、高速列車同士がすれ違う際には、
明らかに空気振動から来る車輌振動が感じられました。これは、日本の新幹線では極小です。
もちろん、200km/hを上回る速度で移動する列車の開発技術はそれはそれで凄いのですが、
それを騒音問題のある都市部で、トンネルも多く、線路間も大して離れていない中で、
乗客の快適性を確保した状態で実現する技術力に感服しました。
TGVを貶めているのではありませんので念のため。
一つわからなかったのは、写真ぶれていますが、自分の乗車位置から後方車輌への移動が、
少なくとも下側からは出来なかったことなのですが。。。何ででしょ?
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フランス | 日記
Posted at
2016/02/07 17:12:00