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2024年05月01日 イイね!

【2024年春 遠征記その8】帰路は…?

【2024年春 遠征記その8】帰路は…?その7 からの続きです。

宍道湖を見て、室戸岬を通る…こんなへんてこなコースの旅も、いよいよ締めくくりとなりました。

徳島駅では次の乗り換え時間まで少し時間をとってあります。ここで早めの夕飯を軽めにすませておくことに。

2年前、徳島に泊まった時に訪れた徳島ラーメンと餃子のお店に向かうも、まだ夜の営業時間前。
ならば、ということで街に出て、よさげなお食事処を探します。

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雨の徳島駅。風も強めで、さしている傘が吹き飛ばされて壊れそうです。

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駅前から「ポッポ街」という商店街の小路へ。
初めて通りましたが、レトロな雰囲気の中に色々なお店もあって、歩いていて楽しい通りでした。

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商店街を抜けた先には、眉山の姿が。
こうして短いながらも街歩きを楽しみながらお店を探します。

営業中のセルフうどん屋さんを発見。徳島と大阪でチェーン展開しているお店でした。
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肉玉うどんの小。雨の日はちくわ天が無料サービス、ということで遠慮なくいただきます。雨で肌寒い中に飛び込んでいただく暖かいうどんは、美味しくて、暖まります。

いよいよ、帰路につきます。

さて、ここからこの日のうちにどう帰宅するか? 今回の行程でも最後まで迷いました。

考えられるルートは主に3つ。
・JRの特急で高松~岡山を経て新幹線。
・徳島港から和歌山港までフェリーで渡り、そこから南海電車で大阪へ。
・徳島駅前から高速バスで神戸三宮、もしくは大阪へ。

まず、和歌山までフェリーで向かうのは、すでにこの時間では大阪からの最終新幹線に間に合いません…ということで見送り。
残るはJR特急+新幹線か高速バスのどちらか。時間的にはどちらもこの日のうちに帰宅できますが、料金を比較すると、高速バスの方が、新大阪から新幹線を利用したとしても数千円安くなります。
さすがにその差ですと、高速バス一択となってしまいます。

関西方面へは難波行きと三ノ宮行きが出ていますが、徳島で過ごす時間を見て、ちょうどいい発車時刻の三宮行きチケットをネット予約。予約したのはこの日の朝、高知に向かう特急の中でした。

食事後は、高速バスの発車時間まで駅構内で土産物を買い求めます。
今回のお土産は、広島のもみじまんじゅうと徳島の鳴門金時のお菓子になりました…

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発車時刻近くになり、駅前の高速バス乗り場へ。

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すでにバスは入線していました。「名古屋線」乗り場ですが、乗るのは神戸三ノ宮行きです。

名前を告げ、スマホのチケット画面を見せて乗車。座席は4人掛け。足元も基本的にスペースはあって居住性に問題はありません。

発車間際、1人の男性がやってきました。バスのチケット売り場で並んでいたのですが、あまりの混雑具合に、発車時間に間に合わない、と直接来たとのこと。
現金で大丈夫ですよ、と運転手さんが招き入れます。
チケット売り場で直接買おうとすると混雑することもあること、そして空席があれば飛び入りでも乗車可能、ということがわかりました(バス会社や路線によって違うかもしれませんが)

発車したバスは、帰宅ラッシュのはじまった徳島市内をゆっくり進みます。
郊外に抜けると、ようやく車の流れも良くなって快走。
吉野川にかかる長い橋を快調に走ります(トップ写真)

いくつかの停留所に停車した後は、鳴門ICから高速に。すぐに大鳴門橋を渡り淡路島へ。

もちろん法定速度以内ですが、バスはかなりの高速で走ります。
車窓の風景を写真に収めようとしても、シャッター速度が間に合わず、どうしてもぶれてしまいます。

だんだんと陽が落ちてきています。

やがて、明石海峡大橋が車窓右手に見えてきました。ここからカーブして橋を渡っていきます。
ライトアップされたばかりの明石海峡大橋や手前の淡路SAの大観覧車を撮ってみましたが、ここにお見せできるような写真は撮れませんでした。

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徳島駅を発車して1時間20分。本州に渡り、明石海峡大橋のたもとにある高速舞子バスストップに停車。ここで下車します。

高速のバス停で降りるのは生れてはじめて。
高速舞子バス停は乗降客が多いからか、発着場も長く、何台ものバスが同時に停車できます。

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停留所からは中央に見える階段を使って下に降ります。(エレベーターもあります)
階段を降りると、JR舞子駅と山陽電車舞子公園駅が目の前なのが非常に便利
更には商業施設もあるので食事や買い物もできます。

ということで、高速バス旅は、快適に、早く、そして安く、ということが実感できました。今後、どこか遠征に向かう時には、高速バスの利用もしっかりと候補に入れていきます。

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いつもJRを利用しているので、今回は気分を変えて山陽電車に。
若い頃、姫路と神戸の間でちょくちょく利用していた山陽電車に乗るのは久しぶり。
山陽電車の特急は、そのまま阪神電鉄に乗り入れ、夕方の帰宅ラッシュの混雑の中、大阪梅田駅に到着しました。

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今回の旅の締めの食事は、大阪でお馴染みの「インデアンカレー」。

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新大阪駅ホームで、帰りの新幹線を待ちながらこれまでの行程を思い浮かべます。

何年か後に思い返したとき、宍道湖畔に佇んでいたのと、室戸岬をバスで通った時が、同一の行程だったということが信じられないかもしれません。
まあ今回はそんな旅をしてみたかった、ということで…果たして狙い通りになったのか?はその時のお楽しみにします。

Posted at 2024/05/18 23:16:07 | コメント(2) | トラックバック(0) | バス旅 | 日記
2024年05月01日 イイね!

【2024年春 遠征記その7】阿佐海岸鉄道を行く

【2024年春 遠征記その7】阿佐海岸鉄道を行くその6 からの続きです。

高知県の東端に位置する「海の駅 東洋町」に着いたのは12時59分。
阿波海南駅方面のDMVの発車時刻は13時04分。

テンポよく進むことができますが、この「海の駅東洋町」、そのまま素通りしてしまうには勿体ないスポットでして…

道の駅が、道路を使って行き来する人たちに情報提供や休憩、あるいは土地ならではの地産物や食事などのサービスを提供する施設なのに対し、海の駅は、釣り、海水浴等のマリンレジャー、マリンスポーツで海を利用する人たちに、海上の情報やサービスを提供する施設として整備されたものです。食事や買い物など、海を利用しない観光客も利用することができます。

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こちらの海の駅東洋町も、広い駐車場に、お土産屋さんや食事処が整備されていて、そのあたりは一見、道の駅とそこまで変わらない感じ。

まだDMVはやって来ないので、少しだけ施設を探索。
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海の駅ならでは、海水浴客向けの注意書き。たしかに「全裸」はいけないですね(笑)

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食事処のお勧めメニュー。
実は、さきほどのジオパークセンターで、バスの運転手さんからも「ここの刺身定食はお勧め」という話を聞いていました。「数量限定だからもしかするとこの時間では無いかも」との話でしたが、看板が出ているということはまだあるのでしょうか…
時刻はお昼過ぎ。今回は乗り換えの関係でまとまった昼食時間が取れず、ちょっと空腹気味。

そんな中でこれは美味しそう…しかしこれから乗るDMVは指定席ですので、出発前に乗車券を予約購入済。
折角取った予約をふいにしてでも刺身定食をいただくか…しかし、次のDMVが、この時期なので満席で乗れない可能性も、そうでなくても1本遅れることで、その後の行程のどこかで一泊しないと帰れない可能性も出てきます。
葛藤のあげく、今回は見送り。
ちなみに個人的には、朝定食の「漁師町の朝ごはん」も非常に気になっています。

これで、こちらの海の駅とジオパークセンター、そして廃校水族館と、またこのあたりを訪れる理由ができました。

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海景色を望みます。先ほどの室戸岬あたりとは対照に、海水浴もできるくらい、入り江の穏やかな海なのが印象的でした。

ということで、ここでも中身の濃い5分の乗り換え時間でした。

DMVが到着します(トップ写真)
見た感じは少し形が変わっていますが、走り方は普通で、マイクロバスが普通に停留所に停まる感じ。
降りてきた運転士に名前を告げると座席に案内してくれます。

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車内も、普通のバス車内と何ら変わりはありません。ちなみにこちらの車両のベースはトヨタの小型バス「コースター」です。

定刻に発車。
手前の「海の駅とろむ」が始発なので車内には先客が乗っていますが、合わせて座席は8割くらいの埋まり具合です。
当たり前ですが、バス区間ではバスとしてバス停に発着し、道路を走り、道路の信号で停車します。

甲浦バス停に到着。ここから軌道区間に乗り入れていきます。

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左手のスロープを上がった先に軌道が現れます。
軌道に乗り入れたところで、設置部分がバスのタイヤ→鉄道の車輪へと切り替わる「モードチェンジ」が行われます。

まずは決まった位置までタイヤで乗り入れて停止。運転士が降車して、ちゃんと車輪の位置と軌道が合っているかを確認。
その後、車輪が降りてきて軌道に載ります。

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その様子は車内のモニターでも見ることができます(録画画面ですが)

いよいよモードチェンジの開始、車内の乗客も固唾をのんで見守ります。

するといきなり、車内に勇ましい太鼓のお囃子が・・・
モードチェンジ中はそのお囃子がずっと流れます。モードチェンジが完了後、お囃子も止まり、間をおいて「Finish…」のひと声。

このお囃子と、「Finish…」という声のイントネーション、そこにモードチェンジの動画との組み合わせが、何というか…ちょっとシュールで、思わず吹き出しそうになってしまいました。

私は動画を撮っていませんが、「DMV モードチェンジ 音楽」等で検索するといくつも動画が上がっています。こちらはちょっと必見です(笑)

鉄道モードにチェンジ後、発車。車内のエンジン音はバスそのものですが、走行音は鉄道です。ちょっと、というかかなり不思議な感覚。

基本的に高架部分を走りますので車窓は見晴らしが良いです。

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徳島県に入り、宍喰駅を発車すると海景色。お天気はずっと、雨が降ったりやんだり。
個人的には、海の景色ほど雨天と晴天で印象が変わるものは無いと思っていますが、今日などはまさに、これが晴天だったら全然違う気分で旅することになっていただろう、ということは容易に想像できます。

13時27分、阿波海南駅に到着。
DMVで走る軌道区間はここまで。停車すると、鉄道モードからバスモードにチェンジします。

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お囃子→「Finish…」の流れは先ほどと同じです。2回目となると、思わずリズムを口ずさんでいる乗客も。

バス停となったところで下車します。僅か20分あまりのDMVですが、なかなか面白い体験でした。

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DMVはこの先、終点の阿波海南文化村へと出発していきます。ここで降りた乗客は全体の半分ほどでしょうか。おそらくは、クルマでやってきて、DMVを往復する客も多いのでしょう。

阿波海南駅からは、JR牟岐線に乗り換え。
発車までまだ40分ほどありますので、ここで遅い昼食。
今朝、岡山駅で駅弁を買えたことが功を奏して、朝買ったおにぎりをひとつ、昼食用として残してあります。

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阿波海南駅の駅舎は地域の交流館としても利用されています。観光案内やDMVのポスターなどが貼られている待合所でおにぎりをいただきます。

まだ時間があるので、館内や駅前周辺を少し散策。
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DMVの走行路がこの先にあります。

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JR駅のホームから、DMVの軌道を見てみます。甲浦の軌道はここまでで、JR線とはつながっていません。
すぐ横を走るR55はひっきりなしにクルマが走っていますが、駅前はコンビニと居酒屋が1軒ずつあるのみです。

周囲の探索も終わり、待合所で待つともなしに待っていると、ディーゼル音が近づき、そしてブレーキ音。JR牟岐線の列車が到着したようです。

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折り返し、徳島行きとなるレールバスです。

前部の1人掛けクロスシートに腰を落ち着けます。ここからだと前方の眺望もみることができます。

牟岐線は、阿佐海岸の海岸沿いを通りますが、海辺に出るのはごくわずか。沿線のほとんどを林の中や農地、住宅地などを通り、比較的車窓の変化がありません。
前を見ていても緑の中を淡々と進み、時折短いトンネルを抜け、そして住宅地が現れ、駅に停まります。時折、うつらうつら、としながら過ごします。
阿南駅に到着する頃から、住宅地や商店が多くなってきました。車内の乗客も増えてきます。
南小松島駅を出るころには、通学帰りの高校生で満員に。

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16時10分、小雨の降る徳島駅に到着。
満員の乗客が一斉に降りるので少し時間を空けて下車します。

高知県の後免駅からここまで全て予定通りの時間、予定通りのコースで到達しました。

その8 に続きます。
Posted at 2024/05/12 22:18:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | 鉄道旅 | 日記
2024年05月01日 イイね!

【2024年春 遠征記その6】土佐東部海岸線バス旅

【2024年春 遠征記その6】土佐東部海岸線バス旅その5 からの続きです。

奈半利駅前バス停を発車したバスは、R55を一路、室戸方面へと走りだします。

このバスは、室戸岬を経由し、その先のジオパークセンター行き。


その後の行程は、ジオパークセンターから別のバスに乗り換えて海の駅東洋町まで向かい、そこからは全国的にも珍しい、道路と鉄道両方を走ることのできるDMVにて、そのまま阿佐海岸沿いにJR牟岐線の阿波海南駅へと向かうことにしています。

R55を走るジオパーク行きバスは、奈半利の市街地を抜けると信号も少なく快走。
外は相変わらず雨。海岸線沿いを走りますが、窓ガラスが曇ってしまいますので、肉眼では曇りを取って何とか見えても、写真だと水滴や水膜でしっかり撮れません。
カメラを構えるのはやめ、過ぎゆく車窓を眺め続けることにします。
重く垂れさがった雲が水平線まで続き、海は波しぶきが絶えることはありません。

バスはこの先、ずっとR55を走るのかと思いきや、所々国道を離れて集落の中をゆっくり走り、いくつかのバス停を通過していきます。そう、これは路線バス、地域の人の足となる役割を果たすのが第一です。しかし、クルマで来たならおそらく立ち寄らないような集落の家並みを、バスに居ながらでじっくりと眺めることができたのは、私にとっても思わぬ収穫でした。

奈半利駅を出て約40分、バスは室戸市内に入ります。
ここでも一旦、国道と別れて市街地へ。室戸高校前、室戸診療所前のバス停に立ち寄った後は、来た道を戻ってR55に復帰しました。

車内前方にあるバスの運賃表を見ていて気付いたのですが、奈半利駅からの運賃は、室戸高校前のバス停に停車した時より、その後国道に戻った時の方が安くなっています。走行した距離ではなく、立ち寄った先で降りない場合は、その寄り道部分の運賃はカットするようになっているのですね。このような、ちょっとした発見もある楽しいバス旅です。

室戸営業所バス停に到着。ここまでの運転手さんが素早く手回り品を持ち「運転手が変わりますね」と言い残して降りていきます。
入れ替わりで乗り込んできた運転手さんも「ここから運転手がかわりますね」と言いながら運転席に着きます。ちょうど乗客は私1人だけでしたので、私に向かって言ってくれたようなもの。ですので、こちらもそれに応じて「お願いします」と軽く会釈と返答。
運転手さん、私の風体などから、観光客とわかったのでしょう。海の駅東洋町からバスを乗り継ぐ時に使える乗り継ぎ割引券があることなども教えてくれます。

R55を室戸岬へ。訪れるのは、以前、クルマで四国をほぼ一周した時以来です。
海岸線に、大きくて黒いゴツゴツとした岩礁が見えてきて、その時の記憶が蘇ります。

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高知県内の各所に建つ地元出身の偉人像のひとつ、岬から海を見つめる中岡慎太郎像を車内から。
そして、空海上人が修行した「御厨洞窟」の場所も、運転手さんが教えてくれます。

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奈半利駅前を出発して1時間10分、終点「ジオパーセンター」に到着。ここからは、7分の乗り換え時間で、DMV乗り場のある海の駅東洋町経由、甲浦岸壁行きのバスに乗り換えます。

降車時、乗り継ぎの割引券をもらうときに、次のバスの乗り場が同じということと、短い乗り換え時間でも間に合うよう、トイレの場所まで運転手さんが教えてくれます。

今回の行程を決めるときのキーとなった「ジオパークセンター」、しかし実際は何をする場所なのか?までは知りませんでした。

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正式名称は「室戸世界ジオパークセンター」

ジオパークは、地質学的に成り立ちや変動の経緯を知り、学ぶことができるエリアで、日本では46地域が指定されているそうです。
たとえば歴史の資料館でその地の歴史を知ることにより、人文科学的にこの後どうすべきか?を考える機会を与えてくれるのに対し、ジオパークでは自然の成り立ちを知ることで自然科学的な面からどうすべきか?を考えてくれる場所、と考えたらいいのでしょうか。

室戸岬一帯も指定されており、プレート境界に位置するため地殻変動による地盤の隆起などが見ることができるのが特徴。先ほども見た岩礁などは、その一例です。

ジオパークセンターではその地質の成り立ちや、特徴的な地質に関わる人々の生活などを展示していて、本来なら乗り換えで降り立つだけでは勿体ないくらい、見ごたえのある研究施設でもあるそう。
一部は帰宅後に調べてわかったことなのですが、う~ん、これは行程を変更してでも立ち寄ってよかったかもしれません・・・

折り返し待ちなのか、近くで佇んでいた先ほどの運転手さんから、この先の観光情報などを教えてもらったり、「どちらから来ました?」の問いかけから私の地元のお話を少ししたりして過ごします。

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乗り換えのバスが到着。先ほどとは一回り小さいミニバスです。

ちゃんとトイレも行けた上にジオパークセンターのことも知り、さらには観光情報を色々と教えてもらい、とても充実した7分間でした。
発車するときも、見送ってくれた高知東部交通の親切な運転手さん、良い旅の思い出を作っていただき、どうもありがとうございました!

乗り換えのバスに乗り込んだのは私とあと1人。そして運転するのは、さきほどのバスで室戸営業所まで運転していた運転手さんです。

寡黙ですが、優しそうで実直な感じの運転手さんが運転するバスは、土佐の東海岸を快走します。

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国道から一旦別れ、立ち寄ったのは「室戸廃校水族館」前バス停。

その名の通り、廃校となった学校を水族館に改装したもので、もともとのプールをそのまま水槽にしてサメやウミガメが泳いでいたり、と学校施設をうまく活かした展示が特徴です。

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ジオパークセンターから約40分、海辺の観光施設「海の駅 東洋町」に到着しました。

こちらで、DMVに乗り換えです。
ここまでのバスの乗り換え時間ですが、奈半利駅で11分、ジオパークセンターで7分、ここ海の駅東洋町では5分でDMVと接続します。

バス路線も、そしてその先のJR線も本数に限りがあるので、1本でも乗り継ぎに間に合わないとその先の行程がかなり厳しくなり、下手するとこの日のうちに帰宅することができません。
…まあ、1人旅ですし、何とかなるさ、の気持ちで向かったのですが、それぞれの運転手さんのお陰で、計画通りここまで連れてきてくれたことは感謝感謝、です。

いよいよここから、道路と鉄道どちらも走ることのできる「DMV」乗車初体験です。

その7 に続きます。

Posted at 2024/05/12 13:22:02 | コメント(1) | トラックバック(0) | バス旅 | 日記
2024年05月01日 イイね!

【2024年春 遠征記その5】宍道湖と土佐湾Part2

【2024年春 遠征記その5】宍道湖と土佐湾Part2その4 からの続きです。

5月1日、宿で気持ちよく目が覚めます。

午前6時30分、チェックアウト。外は雨がしとしと降っています。「晴れの国」岡山で雨とは珍しいものだ、とおもいつつ傘をさして駅へ。

宿の朝食開始には間に合わないので、今回は素泊まりにしています。朝食はこれから乗車する列車の中で、と朝食を調達しようとするも、駅構内の売店もまだ営業開始前で営業中なのはコンビニくらい。コンビニでおにぎりを2個だけ買い求めて改札へ。

本日、最初に乗り込むのは7時08分発「南風」高知行き。
ホームにも売店があります。ダメもとで覗き込むと、すでに駅弁を販売中ではありませんか。
これはありがたい、と早速1つ購入。こちらを朝食にして、おにぎりは昼食に回すことにします。

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南風1号がホームに入線してきました。(朝食がゲットできた嬉しさのあまり、手ブレしています)

座席に座り、ほどなくして岡山駅を発車。
駅弁を広げます。

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本日の朝食、岡山駅の駅弁「いいとこ鶏」。

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岡山県の地鶏「森林鶏」のお弁当。胸肉とモモ肉を、塩焼き、照り焼き、蒸し、唐揚げ等、数種類の最適な調理で味わうことができます。

鶏肉好きの私にとっては、まさに舌がとろけるような美味しさです。
特に、モモ肉の照り焼きでしょうか。脂身と赤身肉に旨味が凝縮されています。
車窓を眺めながらもっとゆっくりと味わいたいのにどんどんと箸が進み、瀬戸大橋を渡る前には完食していました。こちらの駅弁、お勧めです。

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朝から絶品弁当をいただけてご機嫌の中、雨の瀬戸内海を望みます。

四国に入り、宇多津駅で高松発の「しまんと」を連結、6両編成となった列車の、自由席は7~8割くらいの乗車率。しかし途中の丸亀、多度津あたりで降りる乗客が多く、琴平駅を出るころには4割くらいまで減少しました。

讃岐平野を抜けると、四国山地の山間部に分け入ります。その中を列車は結構な高速で走り抜けていきます。

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いくつかの長いトンネルを抜け、やがて眼下に阿波池田の街並みが見えてきました。ちょうど2年前に街歩きで降り立った阿波池田駅を発車すると、その先はまだ未乗区間です。

ここからは有名な大歩危小歩危の渓谷美。車内にも案内放送が流れます。

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大歩危、小歩危の渓谷美を形造るのは、四国随一の大河川、吉野川。

折からの雨で水量が増した流れは、迫力があります。
しかし、列車はかなり高速で走ることと、途中にいくつかある短いトンネルや木々に遮られ、絶景!と思った瞬間にカメラのシャッターを切っても上手く写すことができません。
写真は途中であきらめて、目を凝らして車窓を眺め続けることに集中しました。

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雨の中の大歩危駅に到着。しかしホームに降りる間もなく、すぐに発車します。

車窓から渓谷美を楽しむ時間も終わり、高知平野に入ります。

9時31分、後免駅に到着。ここで降車。
土佐くろしお鉄道(ごめん・なはり線)に乗り換えます。

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持参の乗車券は後免駅までなので、一旦改札を出て、土佐くろしお鉄道の切符を買いなおして乗り場へ。

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土佐くろしお鉄道「ごめん・なはり線」は、ここ後免駅から室戸方面の奈半利駅を結ぶ路線です。

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待つこと数分で、高知発のレールバスが到着しました。
クロスシート席に座ります。乗車率は4~5割程度でしょうか。

数分の停車ののち発車。

ごめん・なはり線は、もともとは旧国鉄の安佐線として、室戸岬を回り徳島県の阿波海南駅、さらにそこから徳島までを結ぶ路線として計画されていた路線で、土佐くろしお鉄道に移管されて、途中の奈半利駅までが完成しています。
比較的新しい路線のため、高架部分が多く見晴らしは良好。

あかおか駅の前後から、太平洋を見渡せるようになりました。

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この先は、多くの箇所で海岸線を見ることができます。これが晴れた日には、遠く水平線まで望むことができそうです。

外はずっと雨。駅に停まるとホームの水たまりに多くの雨粒が落ちています。

途中駅から乗り降りする乗客の中にはお遍路さんの姿も。
四国にきたなあ、と実感しますが、冷たい雨の中の巡礼はさぞかし大変でしょう。外国人のお遍路さんの姿も多いのが印象的でした。

球場前という駅に停まります。ここは安芸市、プロ野球阪神タイガースのキャンプ地として有名です。その名の通り球場が目の前にあり、関連の建物や広い駐車場が設けられています。キャンプ中は、報道関係者や見学客などで賑わうことでしょう。

10時50分、終点の奈半利駅に到着。雨の降り続く中、少し足早に駅を出て、バス乗り場を確認します。

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奈半利駅は「みなとオアシス奈半利」という施設の中にあります。
その前でバス乗り場を探していると、何やら大きい声が。

1人の地元の人らしきおば様が、観光客らしき人を相手に世間話をしているようです。その目の前がバス停でした。

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ここからは高知東部交通バスで室戸岬に近いジオパークセンターまで向かう予定です。バス停には、お話をしているおば様+お話の相手になっている観光客が数人待っていました。

バスの発車時刻は11分後の11時01分。しかし11時を過ぎてもバスが来る気配はなく。おば様は「もうすぐ来るよ」と慌てた様子もありません。
01分ちょうどに、バスがやってきました。しかし、予想に反してやって来たバスは小型のマイクロバス。「北川村バス」の表示が。
おば様と、前に待っていた観光客は皆、そのバスに乗り込みます。運転手に確認すると、ジオパークセンター行きバスは別とのこと。てっきり、同じ方面に向かう客だと思っていたのですが、どうやら隣の北川村にある「モネの庭」という観光名所に向かう観光客のようです。

マイクロバスが発車していきます。残った乗客は私の他には地元の人らしき女性が1人だけ。

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程なくして、ジオパークセンター行きの路線バスがやってきました。

ここからしばらくの間、「鉄旅」から「バス旅」へと変わります。

その6 に続きます。

Posted at 2024/05/05 22:08:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | 鉄道旅 | 日記

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「太平洋を望みながら…」
何シテル?   05/01 13:10
ルーミーやハスラーで行く、ドライブラリーと下道ドライブ、1泊や日帰りの街歩き小旅行、更には日常生活で興味のあるお話などなど、ブログで細々と綴っていきます。 ...
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