みんカラの皆さん こんにちは(*^^*)
※長文グダグダにつきお忙しい方は回避を。
西暦1981年(昭和56年)1月。
北の大地 北海道で生まれ育った門太郎は9歳の小学生だ。
当時は未だそれほどクルマに興味は無く、たまに走ってるビートルを見つけて「あっ!○色のワーゲンみっけ♪」、チューニングショップの前に停めてあるランタボを見て「かっけぇ~♪」と喜んでいる程度だった。
そんな頃、
北海道から遠く離れた関東地方では、とあるクルマが とある方の元に新車として納車されていた。
間も無くサッカー少年団へ入団し、ボールと友達になるコトになる門太郎少年には知るよしもない。
時は流れて1988年(昭和63年)。
間も無く元号が昭和から平成へ変わろうとしている頃。
門太郎は16歳。
バブル景気の恩恵を遊び盛りの丁度良い年頃で受けられなかった鬱憤を晴らすかのように、原チャリをビービー走らせていた。
その頃に好んで聴いていた音楽はメジャーデビュー前のX JAPAN(当時はX)。
学校終わりのバイト先はケンタッキーフライドチキン。
将来の夢はハコスカGT-Rに乗るコト。
しかしながら現実はちゃんと見つめ、四輪の免許を取ったら最初に買うのはGX61のクレスタと心に決めていた頃だ。
(買わんかったけどw)
関東のとあるクルマは新車から7年の所有期間を経て次のオーナーの元へ。
北海道でベースをベンベン♪弾いてる門太郎少年には知るよしもない。
そこから時は大きく流れて2015年(平成27年)。
門太郎43歳。
もう既に現在所有の門スカをみんカラにも登録している。
関東のとあるクルマは、27年間所有し続けた2番目のオーナーから次のオーナーの元へ。
遠く離れた北海道でデコトラと門スカに夢中の門太郎には知るよしもない。
そして現在。2022年(令和4年)。
50歳を過ぎた門太郎。
世が戦国時代ならもう人生を終えていてもおかしくない年齢だ。
大きな病気をするコトなく、ここまで生きていられてるのもある意味奇跡なのかもしれない。
夜に門スカをドライブすると目がついて行かなくなってきたと感じる今日この頃。
はっきりと「老い」を感じる。
コレが暴力的過給機付きとかだったらどうなっているのだろう。
クルマに関しての終活的なものを真剣に考える。
クルマを所有するのをヤメるとか、ただ単に利便性の良いクルマに乗り換えようってのではない。
自身の動体視力が落ちて来ているのを自覚するいま、更に年を重ねて行く還暦までの10年を共にするクルマは門スカなのか?
それとも別なクルマを選ぶのかを真摯に考えるというコト。
老いを感じながらもクルマを真に楽しむため、還暦までのあと10年どうクルマと生きていくか。
「いつかは···という夢」を追うつもりなら残された時間は限られている。
中学生の頃から憧れている通称ハコスカやケンメリ。
大人になってから車種の幅は広がりS30やS130のフェアレディZにブタケツにサメブルにジャパン。
当時の日産車、GT-Rや432を除く6発のL型エンジン搭載車達が頭の中を占める。
しかしながら時は空前の旧車価格高騰時代。
ハコスカ、ケンメリのGT-Rなんて夢のまた夢のまた夢って感じなのでそこは潔く諦めている。
25年ルールだけじゃない色々な事象が作用しているので一時的な高騰だろうと看過は出来ない。
何よりも、年を重ねる度に自身の時間の経過がとても早く感じられる。
実際問題として、還暦まで10年を既に切った自分自身に時間が無い。
夢として恋い焦がれるクルマに求める条件の、己のハードルを下げて考えてみる。
ベース車を手に入れて、エンジン・ボディ・アシ等々を改めて自分流に作り直してやる時間も金も無い。
ので、
・キッチリ手入れされたL28搭載
・修復歴ナシ
・色変えナシ
・ボディが極端にヤレていない
・非パワーウィンドウw
基本的に求めるのはこれくらい。
門太郎と同じくらい年を重ねているクルマ達だ、修復歴ナシってだけでもかなりハードルは高い。
ごく最近はほんの少し価格に下がり気味の傾向が見られると言うが
依然高額なコトに変わりはない。
財布の中を覗き込む、
7,000円入っている、
・・・とても買えない。
秋からの繁忙期に入って仕事に追われるようになっても頭の中をそのコトが占めて離れない。
現実逃避の如く夜はアニメ鑑賞する。
そんな中、とある作品の中で あるキャラクターが言い放ったひと言。
「そんなもんじゃ、憧れは止められねーんだ」
がーーーーーーん!!!Σ(゚ロ゚;)
そうだ、憧れは止められねーんだ!!!
スゲー言葉だな!ナナチ!w
そうだよ!考えてたって始まらねー!!!
「いつかは···」って思ってるだけじゃアッという間にじーさんだ!!!
じーさんになるだけならまだイイ!
数年後には生きていられるかどうかもわからん!!!
いま動かずにどうする!!!
で、一念発起して仕事がクソ忙しいなか動きました。
ブログ冒頭から出てくる、
門太郎が9歳であった41年前に産声をあげた そのとあるクルマ。
・L28改3.1L搭載(公認)
・修復歴ナシ
・元色の再塗装歴アリ
・前3オーナーの愛情が伝わってくるボディ
・くるくるウィンドウw
ご縁があり、自身現状にて最高と思えるこのクルマに巡り会えた。
最大の難題である金銭的な面でも何とかやりくりの目処が立ち、晴れて門太郎のところへ嫁いで来てくれるコトになりました。
門スカを手離せばいくらか支払いは軽くなるものの、散々手を入れてきた「愛車」と呼べるクルマ、やはり手離すには心が痛い。
時代の流れを見ても今後ありえない大排気量NAで希少なMT。
車検も取ったばっかだし。
(来年から重課税だが···)
ゆえに門スカとも別れないという決断をしました。
とあるクルマは既に関東を出発。
ドアtoドア(車はそう言わないかな)なので夏タイヤまま。
何事もなければ数日後にはウチのガレージへ。
雪よ、せめて到着日には降ってくれるな。
少し早いクリスマスプレゼント。
これから新しい景色を見せて貰います。