
昨年ついに生産終了になり、これからの未来に期待と不安が入り混じるマツダの宝刀「ロータリーエンジン」
自身も憧れのオーナーとなり早5年・・・乗り続けて改めてその魅力を考えるとき、単純に
「好きだから」
って思っていた時とは違う感情・想いを抱くようになりました。
そう思うようになったのは、ロータリーに対してあまりにステレオタイプな印象を抱く人が多いという現実があるから。。。
一体ロータリーの魅力はドコにあるのか、よく聞く声を元に改めて考えてみました。
●一番困惑するのは「ロータリーは速いでしょ??」っていう声。
正直、速くはないです・・・現代における「高性能車」の類いには全く歯が立たない位に。
なまじFD3Sなどのロータリーターボ時代が長かった&記憶に残っているばかりに、速さという尺度で比較や発言されることが多いこと多いこと・・・ロータリー=速い(速くなくてはならない)のイメージが強いのが却ってロータリーには不幸なのではって思う位に。。。
ここの部分を切り取って、「RX-8は遅い!だからスポーツカーではない!」と思われる方がいても当然です。
●燃費が悪いというイメージは・・・現実
これは5年間乗っていつも思う事ですが、せめてあと2キロ、いや1キロでも燃費が改善されていたらRX-8の評価・あるいは乗り続ける人が増えていたのではないかと思わざるを得ません。
端的に言って、先に述べた動力性能に比しての燃費が悪いというのが一般的にはネックに感じます。300馬力超の2リッターターボがリッター10キロを超える燃費を出すこの時代においてはなおさら・・・
●ロータリーエンジンは壊れやすい・・・半分不正解・半分正解
ネットとかではいろいろ言われていますが、かくいう自分も4万キロを迎えた時点で圧縮低下によるエンジン乗せ換えを経験しているわけで・・・その意味においては半分正解・・・
しかしその原因を考えた時、メンテ不足かもしれないし、乗り方かもしれない、つまるところエンジンそのものよりも外的要因に左右されやすく、それがレシプロよりも大きいのが目だってしまう印象です。工業製品であるからアタリ・ハズレもあると思いますが・・・
と、まずはさんざんネガティブなことを書き綴りましたがこれらは自分にとってのロータリーの魅力を削ぐものではいささかもありません!
動力性能に比して悪い燃費も、神経質なお手入れが必要とされる維持・管理も、現状で最も魅力だと思っているポイントの前では「許せてしまう」のです。
自分がもっともロータリーエンジンに魅力を感じているのは・・・その小さな本体から生み出される滑らかな回転フィール。
まるで6気筒エンジンのようなキメが細かくスムーズな回転フィールを、4気筒エンジンよりも小さな体積で実現している所に、5年間乗った今現在も強く惹かれるのです。
いかに4気筒エンジンがスムーズになったといえども、高回転域での低振動かつスムーズな回転上昇はいまだロータリーに魅力がタップリ・・・また、回転フィールが滑らかな6気筒エンジンではどんなに軽量化が進んだとしても体積比でロータリーほど小さくは出来ない・・・
このあたりがロータリーエンジンの「現状」のアドバンテージなのではないかと思うのです。
また、ロータリーでしか味わえない独特のエンジン音も重要なファクターです。
「音」はどんなエンジンでも個性のポイント・・・とくにRX-8ではしゃかりきに飛ばさない時(2000~3000回転時)でも「フォ~ン」と滑らかで心地よいビートの音が聴けるのが嬉しいかぎり・・・ましてや9000回転まで回した時の爽快感といったら・・・
・・・まとめると現在におけるロータリーエンジンの魅力とは、性能面というよりも叙情性だったりあるいは開発時におけるストーリー性だったり、いわゆる「感性」に訴えてくるモノの面が多い所なのではないかと思います。
ですから、そういったところに特に魅力を感じないで「速さ」・「絶対的な耐久性」・「燃費」を求める向きにはロータリーエンジンとは「過去の遺物」なのでしょうし、少しでもその片鱗に心動かされたREオーナーならそれは「未来にわたって所有する上での財産」になるでしょう。
そんなロータリーエンジンが それを積んだRX-8が 自分は心底 大好きです。
Posted at 2013/02/03 21:58:43 | |
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