買っちゃいました、RECARO。
シート選びに、迷いに迷って、
時代遅れ??の名器、「SR-4」にしました。
20年前に「SR-3」のマイナーチェンジ版として誕生。
実は古いモデルなのですが、
でも、今でも全く衰えないフォルムデザイン。
機能・ホールド性能も優れた、折り紙つきのシートです。
ということで、
【パーツ・レビュー】は後日にしまして。
今回は、「こんなのにしたよ」という画像満載でお送りします―
● 「SR-4」をベースにどのようなカスタムしたか。
● 純正シートからの変化 【サイドサポート高/各クリアランス】等
を取り上げてまいります。
そして、次回の記事で、
「RECARO純正シートレール(ver.スポーツフレーム)」
について取り上げたいと思います。
今さらですが、みんカラ等で、
GG系アテンザの、シート変更前後の詳細な比較画像を見たことが無いので、
シート選び、シートレール選びのご参考になれば幸いです。
さて、
先日買いました、念願の「RECARO」。
欧州最大の工業大国が産んだ、座学の極み。
「SR-4」とはいえ、リメイクしたカスタム品なので、
この仕様は世界に2脚(左右)だけです。(今の所)
発注先のショップから発送の連絡がなく、
いきなり休日にデカイ箱が2つ届きました↓
で、デカくて邪魔すぎていつまでも置いておくわけにもいかず、
さっそく取り付けた…のですが、
とりあえず、
どれだけ変わったのかを比較するため、まずは純正シートの風景↓
レカロ装着後の車内の風景↓
見た目の印象が、
ガラッと変わったようで、
アテンザ(23Z)のブラック&レザーを使用した内装に、
妙にしっくり納まっている、ようにも思えませんでしょうか?
知らない人に、
「RECARO・エディションです。」
23Zの特別仕様車なんですよ、と言っても、
疑われずに通用しそうです。
RECAROシートがクリーニング済みで、
さらに新しい生地が使われていますので、
「新車の臭い」が漂っています。
個人的には好きなので、◎です。
やはり、シートは、
臭いを吸ったり、かもし出したりするので、
車内の臭いに、少なからず影響するようですね。
■ ベースシート
RECARO: HONDA INTEGRA TYPE-R (DC5) SR-4
■ 使用生地素材:
・サイド/レザー
・センター/アルカンターラ(パンチング)
■ カラー
・サイド/ブラック
・センター/ダーク・グレー
■仕様
・分解/全クリーニング
・ウレタン補修
・表皮生地全張替え
・センター生地パンチング加工
・縫い目変更:シルバー・ダブルステッチ
■ ヘッド形状と「RECARO」のロゴ↓
画像では「白く」見えますが、パールのような光沢のある「シルバー」の糸です。
角度によって、キラリと光ります。
このヘッドの形状は「SR-3」よりも高くなり、
座った時のわたしの頭のてっぺんより少し高いくらいで、
しっかり鞭打ち対策もできますし、
硬めの素材のベルトホールに後頭部がぶつからず、完璧です。
インテRの「SR-3」の時は、
10~20mmぐらい頭がハミ出していましたし(ヘルメットなんてかぶった日には…)、
ベルトホールが、ちょうど後頭部がぶつかる位置にあって、
インテRの「SR-3」のベルトホールはフェルト素材で覆ってあるのですが、
悪路を走って首が前後すると、
ベルトホールに後頭部がガツンガツン当たって、
「った!!」…と、痛かった嫌な思い出が何度も…。
ですので、このヘッド形状は、絶対条件でした。
これが、「SR-3」を候補から外した理由でもあります。
■ センター生地は、「アルカンターラ」↓
アルカンターラなので、非常に手触りが良いです。
「パンチング加工」が施され、「通気性」が考慮されています。
滑らかな「肌さわり」と「滑り止め」のバランスにも貢献する加工です。
すべての表皮が「レザー」だと、
夏場、汗をかいているときは最悪ですから…。
冬場は、最初座った時、ひんやりしますし。
体の大部分に触れるセンター部分を、
パンチング加工したアルカンターラにしているのは、
その対策でもあります。
■ サイド部分の「レザー」と「ステッチ」↓
アルカンターラの部分以外は、
シート全域にレザーが使用されています。
イメージとして滑りそうでホールド性能が低そうですが、
圧力をかければギュッとレザーが服を “つまんでくれる” 感覚で、
意外とほとんど滑らず、ホールドに不満は全く有りません。
擦れて経年劣化して表面がツルツルになってきたら、
滑るようになるかもしれません。
今は大丈夫です。
シート全域に渡って施されている「ステッチ」は、
シルバーの糸で、ダブル・ステッチ仕様です。
スポーツ・グレードにありがちな「レッド・ステッチ」も考えたのですが、
見た目をシックに大人仕様にしたかったのと、
前後に敷いている「純正OPフロアマット」がシルバーなので、
そのマッチングとも考慮して、「シルバー・ステッチ(銀糸)」にしました↓
■ 通称?おにぎり「リクライニング・ダイヤル」↓
ベースがメーカーに純正シートとして供給されたRECAROなので、
「片側(ドア側)」しか、おにぎりは付いていません。
なので、シートの左右の入れ替えは、基本できませんね。
ですが、片側だけでも普段の使い勝手に支障は出ませんので、OK。
■ これが現在の、「コックピット」↓
■ 助手席側から↓
■ 後部座席からの視界↓
左右の張り出しが多少増えたもの、
実はそれほど純正シートと横幅は変わりません。
センターコンソール付近にはスペースがたっぷりあり、
視界は遮られずに開けており、
それほど圧迫感はありません。
■ 後部ドア、「運転席」側から入った場合↓
■ 後部ドア、「助手席」側から入った場合↓
つづきまして、
【座面のサイドサポート(ふともも部分)の高さ比較】
純正シート↓
そして、RECARO「SR-4」↓
明らかに、サポートの高さが違います。
が、太腿よりも、
お尻横~腿の付け根の横あたりまでがビッチリとホールドされます。
…しかし、
サイドを比較するこの写真を撮ってビックリしたのは、
着座位置の高さ変化。
ステアリングと太股のクリアランスにご注目。
純正シートのときは、
ステアリングのチルト機構は一番下にせず、
10mmぐらい余らせていたのに、
ステアリングと太股がかなりギリギリ。
つまり、チルトを一番下まで下げると、
腿に当たっちゃっていたので、
10mm上げていたわけです↓
なのに、RECAROにしたら、
こんなに、クリアランスが↓
これ、
実はチルトを一番下まで下げきっています。
一番下にしたにも関わらず、
逆にスペースが出来て、
この腿の余裕っぷり。
シートレールがRECARO純正の普通の「ベース・フレーム」ではなく、
高さ調節が出来ない分、最初から低い「スポーツ・フレーム」というものなのですが、
そのレールとシート自体が純正より少し薄くなったのが相まって、
かなり下がっています。
計ってみると、
驚愕の下がり幅…!
どれだけ下げ幅が出たのかは、
次回の【観察してみよう】「シートレール」にて(苦笑)
●シート先から「ふくらはぎ」までのクリアランス
純正シート↓
RECAROシート↓
座面の奥行きが、
RECAROのほうが30mmほど短くなっているため、
このように広がりました。
逆に、奥行きが増すと、
ペダル操作に支障が出ますので、
このように短くなる分には、さほど問題では有りません。
●センターコンソールとシートとのサイド・クリアランス
純正シート↓
RECAROシート↓
RECAROは腿のサポート部分が大きいですから、
その分クリアランスが無くなって、キツキツになってしまうかも…
と、シートがコンソールに擦れるのを心配していましたが、
逆に、ちょっと広がりました(笑)
安心しました。
わたくし、身長176cm.
基本痩せ型の、上半身のみ筋肉質。
というのを前提に―
■ 「肩のサポート(ホールド)具合」と、「ドアトリムから分かる肩の高さ変化」↓
着座位置が低くなって、
位置が高くなったステアリングを握っている状態なので、
肩が少し上がって写っていますが、
しっかりホールドされています。
背中中央~肩甲骨~肩あたりまでガッチリです。
純正シートの場合、
背中はソフトに、肩甲骨はしっかり、肩は全く無し。
という感じだったので、雲泥の差です。
ちなみに、「SR-4」は日本人仕様と噂されているとおり、、
「SR-3」よりも肩の張り出しは少し狭く、かつ大きくなり、
腰周りは少し窮屈になっています。
間違い有りません。
また、上の画像では、
肩の高さから、着座位置のダウン具合も分かりますね。
顔は写っていませんが、
ドアトリムよりも顔は半分下にいっています。
つまり、ウィンドウから頭半分しか出ていません。
車外からは、
背の低い人が座っているように見えるそうです(笑)
●最後に、「シート・センター」と「ステアリング・センター」↓
ドア側に10mmほどズレています。
センターコンソールとシートとのサイド・クリアランスが広がっていた分でしょうか?
でも、純正シートのときも、
元々このぐらいズレていたような…??
ということで、
長々と綴らさせていただきましたが、
以上ー
中古で左右2脚を安く仕入れて、
クリーニング&ウレタン補修を惜しまず、
ついでに自分好みの使用にカスタム・リメイクしてしまおう!
という作戦でした。
【※推奨】
中古でRECAROをご購入される方、
クリーニングは絶対したほうがいいですよぉ……。
汚れ。ダニ。タバコのヤニ。全オーナーの体臭・アカ。
見ためが比較的美品でも、蓄積されたおぞましい汚れが…。
買って何もせずに着けてそのまま乗るのは……。
クリーニングは相場で1~2万ほどです。
潔癖症ではなくても、ぜひ。
●おまけ―
ベースシートとなった、DC5のSR‐4↓
新品価格:
「運転席」
品番:81100-S6M-Z00ZB
価格:268,600円(税抜)
「助手席」
品番:81500-S6M-Z00ZB
価格:268,600 円(税抜)
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