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2013年07月08日 イイね!

【23Z 乗り味雑記】

【23Z 乗り味雑記】

【覚書】


純正セッティングでの乗り味。

乗り換えて数ヶ月走ってみて―



以下、順不同のざっと書いた雑記。



■Myアテンザ仕様

・距離…39000km

・足回り…純正ダンパー、純正ばね…ともに無交換。

・後付け補強…無し

・タイヤ…ヨコハマ・Sドライブ

・ホイール…23Z純正18インチ(215/45R18)

・空気圧…純正指定圧値


いわゆる、タイヤ以外、“ド・ノーマル”。

数ヶ月走ってみた上での乗り味の印象。

この「23Z」は、
とにかく不思議な乗り味。

「23S」は、いかにもマツダ車という感じの、
やや硬めの“張り”がある足回りだけれども、
「23Z」は、それに比べれば、粘り気の硬さがある印象。


乗り心地と操縦性のバランスを言うのであれば、
確かに、18インチで45の扁平率というスペックで、
発売当時の評価が高かったのも、それほど文句無くうなづける。
特に、ダンパーの“妥協点”が巧い。


Rの小さいキツめのコーナーはそんなに得意ではない印象。
安定して曲がるが、“切れ味(ヨー)は鈍る”という感じ。

中速域のS字なんかは、攻めていて心地良い。
トルクの発生域とヨーが相まって、
リズムがとりやすい。


4本のタイヤに掛かっている荷重を意識して丁寧に走ると、気持ちよい。
最初は「柔らかい(ロールする)」と感じるかもしれないが、
慣れると、この車に「運転」について教えられることが多いことに気づく。
H社の某タイプRのように、
ブレーキをギュッと踏んで、
ステアリングをズバッと切り、
アクセルをガバぁっと開けるような、
“がむしゃら”に走ることは、
怖さは無いが、このセッティングでは向かない。


ノーズダイブしやすいジオメトリーなのか、
ダンパーのバンプ側の弱さなのか、
とにかくブレーキでノーズが沈みやすい。
しかし、捉え方を変えると、
基本、ブレーキで荷重を使って曲がる人には、
ノーズダイブ量はやや大きいが、
ブレーキでノーズがインに入るタイプのセッティングなので、
「面白い」し、かなり「気持ちいい」と感じる。

でも、欲を言えば、、
ダンパーの伸び側が少し強くてもいいかも知れない。
純正のダンパーの仕様だと、
ブレーキを残す距離が少しばかり長いかな…と。
要するに、ブレーキペダルをリリースする時の“荷重抜け”が「速い」。
スピード域が高い逆バンクなどでのターンインでは、
リアがブレークする気配が増し、ちょっと怖い。

これは、純正ダンパーのヘタりのせいかもしれないが。
バネが純正同レートのままで言うなら、
フロントの車高を5~8mm程度下げれば解決するかも知れない。

ただ、ターンインで、
4輪に荷重をかけるようなブレーキングをすれば、
それほどノーズダイブについては気にならない。
…が、神経を使うブレーキング・テクなので、
長時間では、足の「ふくらはぎ」とか「足首」がプルプルしだして、
少々疲れる(苦笑)

きちんとブレーキで曲がれば、
フロント・タイヤのトレッド中央のややアウト側が減る感じ。

ブレーキをあまり使わないで、
ステアリングで曲がろうとすると、
荷重がアウト側に早く動き、
車がアウト側のタイヤ2本で曲がってしまう。
現に、ショルダーとトレッドの間の区間が減りが大きくなってしまう。


旋回中のフィーリングは、
車体との一体感が強く、
「人間が力を込めて筋肉を張らしている」ような、
そんな“力み(りきみ)”具合が車体から伝わってくる。
なるべく四輪を使おうとしており、
安定しており、人間の感覚にあった剛性感も出てて、心地良い。


クリップから先は、
アウト側のリアに荷重が移動しやすく、
舵の効きがやや甘くなるが、
個人的には、許容レベル。
ステアリングに伝わってくる、
フロントのイン側のグリップがすっぽ抜けるような印象も、時にあるが、
このリアにかなり荷重がかかっている感覚は、わたしは好き。

おそらくだが、これは、
リアの「バンプストッパー」にタッチするタイミングが“早い”。
バンプストッパーも積極的に使って曲げるようなセッティング。
故に…ということであると思われる。

フロントのバネを少し上げれば、
コーナー後半区間の動きも改善するとも思われる。


車体剛性は、バランスを考えれば、
かなりイイ線、85点。
一般人or腕を磨くand公道では、必要十分。
しかし、ハッチバックなので、
やはり「リア」がやや不足気味。
大掛かりの工事中の荒れた路面などで、
剛性不足が顕著。

あと、Rの狭いキツイヘアピンで、
リアのイン側がバタつく印象。
トラクションが上手くかかっていなくて滑りながら加速する時に、
タイヤが歪んで「ダダダダ」とジャダーすることがあるが、まさにあんな感じになる。
理由は特定できないが、
恐らく、リア剛性不足が原因かも。

全体で言うと、
“床下”の剛性がもう少し欲しい。


ブッシュ類は少し甘い…というか緩いと感じる。
負荷を強めにすると、途端にヨレてくる。
もう少し、固めのほうが、
乗り心地は不満が出てくるかもしれないが、
タイヤをもっと使えると感じる。



私個人の乗り方における改善点を少しまとめると、


 ブッシュ類→固めに

 剛性→床下剛性UP

 ダンパー→リバンプ側の減衰値調整

 バネ→フロントを2キロぐらい上げたい。


純正セッティングの不満点はあるが、
“まとめ方”は“好”レベル。

タイヤのグリップに“頼った”走りだと不快になる。
荷重でタイヤを“使う”走りだと、車との「会話」ができて気持ちよい。

“速い”車ではないが、
“教えられる”車ではある。

とにかく、車が『考えて走れ』と訴えてくる。

運転が楽しく感じるスイートスポットが広く、
50~80%ぐらいで走るのが気持ち良い。


Posted at 2014/11/28 22:01:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | アテンザ | クルマ

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