レース関係者は危険性をわかっている筈なのに．．．

今日も暑かったです。

事務所への帰り道、我慢出来ずにガリガリ君を買っちゃいました。


先週のSUGOで行われたSuper耐久から一週間が経ちました。

SUGOのレース観戦は１コーナーと決めています。

今年も１コーナー目指して登り、１コーナースタンドへ。

コースを見渡すと、何と目障りな看板が。

GAZOO RACINGが嫌いな訳では有りませんけど。

この監視カメラのポールと合わせて、カメラ撮影には何とも邪魔な設備がまた増えてしまいました。



電光掲示板かと思って、レースの合間にメインスタンドへ行き確認すると、表裏同じデザインの只の看板。

呆れ返ってしまいました。

観客視点からは観戦に邪魔なだけですが、サーキットの安全確保の為には極力リスクを減らすべき者。

レース関係者なら過去の死亡事故を忘れていない筈。

まず、1992/05/24 鈴鹿F3000で小河等選手が亡くなった事故。



フォーミュラマシンはタイヤがむき出しなので接触すると跳ね上げられ宙を舞います。

ただでさえランオフエリアが狭いSUGOの1コーナー、監視カメラの支柱に激突する可能性は充分あると思います。

そして1997年10月19日、富士スピードウェイでのＦ３レースで亡くなった横山崇選手



　　

何とも痛ましい事故です。

この教訓を行かさなければいけない筈のレース関係者がこんな設備の設置を許可するとは。

GAZOO RACINGの看板、スピードが落ちる1コーナー寄りとは言え、

パッシングの際の接触で宙を舞う可能性は十分あります。

近年、空力マシンと化しているSuperGTマシンも接触の仕方によっては宙に舞う可能性も。

看板の高さも低く、その上、支柱は1コーナーコーナーポストの手前。

ドライバー目線からもポストを見づらい状況になったと思うのですが．．．



そもそもSUGOにとっては若干の広告収入になるのでしょうが、

GAZOO RACINGに取ってメリットがあるのか疑問です。

観客からは醍醐味の1コーナーの駆け引きを目隠しされる結果に。宣伝になるのか疑問です。

1コーナーに撮影に来ていたプレス関係者も今年は撮影場所の確保が大変だったようです。

レース中継も1コーナーのパッシングのイイ場面で看板が．．．

そこが狙いなんですかね？



事故が起こってから後悔しても．．．

志半ばで散った小河等選手、横山崇選手のためにも。

せっかく設置した看板＆監視カメラですが、早く撤去して欲しいものです。