SUBARUの完成検査問題

日産に引き続き発覚したSUBARUの完成検査不正問題。

神戸製鋼に続いて発覚したので

日本の製造業の危機という感じで騒ぎ立てているメディアが殆んど。

違和感を感じていたのですが、今日読んだこの記事でスッキリ。

日産とスバル 法令順守は日本の敵

確かにコンプライアンス的には国交省に届けた手順、資格を持った検査員が検査していなかったという事実は

批判を浴びるのは当然です。しかし．．．

日産、リコール116万台申請−無資格検査問題で

リコール費用は２５０億円程度となる見通し。

スバル､無資格検査で対策費用100億円計上

資格を持った検査員が検査をしなかったからリコールを行い、車検前の車両を全台再検査を行うというもの。

再検査を行い、不適合が出る車は限りなくゼロ。不適合が出る車は納車後に出たものが殆どだと思います。

資格を持っていない社員が検査したとは言え、資格取得に向けた研修中の社員が実施。

検査結果が変わるものではありません。

国交省のご機嫌取りのためのリコールに巨額の費用を無駄に使うのは虚しさを感じます。

その上、事情が良く解らない一般の国民、そして国外からも神戸製鋼の不正と一派一絡げで

不正を行った企業とみられるのは．．．



話を戻して”日産とスバル 法令順守は日本の敵”

完成検査の検査項目を見ると、車検時の検査項目と殆んど同じ、ユーザー車検で素人でも検査できる検査項目。

記事に有るように、各メーカーのチェック項目の方が詳細にチェックされ出荷されているのだと思います。

昔からの慣例で今の車にはそぐわない検査項目をそのまま受け入れチェックするのではなく

時代に合わせた検査項目にブラッシュアップを低減するのも自動車メーカーの仕事かと思います。

古くからの慣例を疑問を持つこと無くズルズルと続けていたツケを払わされた形かと。