後悔

実家からの電話があったのは金曜日の夜。

翌日晴れるというので能代に向かう準備をしていたときのこと。

電話ノベルが鳴ります。

実家の母からでした。

「足が痛くて酷くなってきたから総合病院で診てもらえるように紹介状を書いてもらったから

明日病院まで送ってくれ。」とのこと。

まあそういうことであればしょうがないと朝一番で迎えに行くことに。

狙い通り、診察開始前に病院へ到着。整理券はないものの常連らしきおばちゃんに「あなたは6番だから。」

と受付順番が決まり、母から「診察が終わったら電話するから。」ということで病院を一旦出ました。

最初はまっすぐ帰宅するつもりでしたが、快晴の夏空。しばらく洗っていないレガシィを洗車してもらうことに。



戦車も無事終わり、病院へ様子を見に寄ってみました。

すると診察室の前で呼ばれるのを待っていました。レントゲンを撮影し結果待ちとのこと。

しばらく待っていると先生に呼ばれました。良い機会なので一緒に状況を聞くことに。

先生に見せられたレントゲンがTOPの写真。

股関節と骨盤の間はスムーズに動くように隙間が空いているのですが、左は骨盤に大腿骨が食い込んでいます。

大腿骨にも傷がついているとのことで、ちょっとひどい状態。

痛みが酷く我慢出来ないようであれば手術をして人工骨頭を埋め込むとのこと。

手術で2週間、その後リハビリで計２ヶ月ほどの入院が必要になるとのこと。

症状は良くなることはないが、無理して歩いたり負荷をかけずに生活し、

痛みもなければ手術しなくても良いとのこと。

母は「手術は嫌だ・」とのことですが、自分的には早く手術をしたほうが良さそう。

腰の骨のレントゲンを見せられましたが、大きく曲がっていました。

まっすぐ建てないので左に体が傾き股関節に負担がかかったと想像できます。

父と二人で休み無く農業で働き詰め。長年の無理がしわ寄せになって現れたのかと。

もっと早く農業も引退すれば良かったのでしょうけど。

牛の面倒を見ることが趣味のような物なので止められないようです。

本当は自分が継げばよいのでしょうが．．．

母が入院すれば、実家には父が一人。普段の牛の面倒に加え、野菜の手入れ、

そして食事の支度、片付け洗濯。やったことのない父にはハードルが高過ぎ。

自分たち夫婦が同居していれば問題なかったのですが．．．

岩手に帰ってきてから約１０年。早々に家を建て同居していればと後悔。

先送りにしてきた自分を責めるばかり。

多分母は酪農と父の事を考え、「大丈夫だから。」といって痛みに耐え農作業を続けそう。

嫁さんもどうしたものかと熟睡できない模様。

先送りして来たツケを払う羽目になっています。

後悔先に立たずです。