silverstoneのブログ一覧

先日のオークションで落札した商品。

写真の様にステーが割れています。

チタンです。

『溶接できる業者って地元にいるのかな？』

と検索、先頭に

盛岡市 街の溶接屋オーテック （アルミ、チタン溶接お任せください）

『ラッキー』と画像の写真をメールすると修理可能との回答。

先日の夕方、お店に寄ってみました。挨拶すると。

「silverstoneさんって、○○○を知りませんか？」

『エッ弟ですけど。』

「やっぱりそうですか、この苗字の家って一軒しか無いと聞いてました。」

「○○○とは職場の同僚でした。」と。

退社は弟の方が先でしたが、やはり経営が傾き、結局自主退社。

溶接屋さんを起業したそうです。



今日弟に連絡を取り一緒に溶接をお願いしに伺いました。

久しぶりの再開、会社の苦労話に花が咲いていました。

弟がびっくりしていたのは何処でチタン溶接の技術を覚えたのかという点。

直接仕事内容には関係ないそうですが、溶接機はあったので暇を見つけて勉強していたと。

オーテックさんのホームページ左にあるアルミ缶の溶接。素人考えでは、”ふーん”で終わりますが。

溶接をやったことがある人が見ると素晴らしい技術だそうで。

あんな薄い缶を溶接しようとすると穴を開けずに溶接するのは至難の業だそうで。

あのアルミ缶を見て結構有名会社からも注文が来るそうです。

退職金で機材を揃え、家賃を払うと苦しくなるので自宅にプレハブを建てて起業。

起業して数ヶ月で東日本大震災が、数ヶ月苦しかったそうですが、ポツポツと大手からの注文もあり、

軌道に乗っているそうです。

一人なので自分のペースで仕事ができ、会社勤めの時の様に嫌な仕事は断れると。

そしてなんといっても、工場勤務では無かった。お客さんに

「ありがとう！」と言ってもらえる事が、何より嬉しいと。

工場勤務では効率化を毎年求められ、突き詰めていくと結局個人批判に。

最後は殺伐とした職場だった模様です。



店を出た弟。「そうか～溶接という手があったか～。」

自分も先日の同級生の料理店と合わせ、やっぱりこういう職人の道に進むべきだったと後悔の念が。

二人の意見は「羨ましい」で一致したのでした。


夕方、できあがったとのれんらくがあり、受け取りに。



「欠けていた部分もあり、多めに盛ったので暫くは大丈夫でしょう。」と。

消費税分をまけてもらっちゃいました。


予定外の落札から、意外な出会いがありました。

このマフラー。

先日のブログの内容とは随分違った方向ですよね。すいません。

永く付き合えると良いのですが。