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昨日グラスホッパーを観たあと帰宅。

嫁さんは機嫌を損ねたか観なくていいとのことでしたが

エベレスト３Dは３Dメガネが必要、自宅に忘れてきたのでした。

結構上映時間ぎりぎり、食事をとる時間も無さそう。

先週の二の舞いになりそうな予感が有ったので、車を停めWEB予約。

サンドイッチを買って映画館へ行くと案の定、チケット売り場には行列が。

誰もいない発券機でチケットを取り出し館内へ。



館内も中後列はほぼ埋まっていました。やはり登山好きの中高年の方が多かったです。

ちょっと前すぎでしたがほぼ中央の席に座り上映開始。

1996年エベレストの大量遭難を描いたドキュメンタリー映画。

淡々と事実にそって描かれていました。

エヴェレストの商業登山が始まった時期、機構の関係から各隊の登頂日が重なり、

山頂近くでの渋滞や、力量不足の登山者のフォローなどで体力を消耗、そこへ猛烈なブリザードが。

本当にこの映画を見ると冬山を登る人たちの気持ちは理解できません。

何故山を登るのか？


それを上回る達成感と絶景が上回っているのでしょうが。

危機一髪でも絶景


遅すぎた登頂時間


ブリザード


死亡した方々の中には日本人の難波 康子という方が。

日本人として田部井淳子に次いで2人目の七大陸最高峰登頂者だそうですが、全く知りませんでした。

スポンサー無しで自費で支払って登っていたのでメディアにあまり取り上げられなかった模様です。

残念ながら登頂後、体力を消耗し、キャンプまで300メートルという所で息を引き取っていたとのこと。

同じ場所で倒れていたベック・ウェザーズという方は絶望視されていたものの翌朝自力で起き上がり下山。

目が見えなくなったり、意識もうろうになり滑落したり、体が暑く燃える感覚になり服を脱ぎ去たりと

常識では考えられない状態に陥る様です。

山頂付近で体力を消耗し動けなくなったＡＣ隊隊長のロブ・ホールは無線と電話を繋ぎ自宅で待つ

身重の奥さんと会話をしつつ、やがて応答が無くなるというやるせない最後だったようです。

この奥さん役が、パイレーツ・オブ・カリビアンのキーラ・ナイトレイでした。

役者という仕事も過酷です。

本当にエベレストに登るのですから。

監督からの指示は「演じるな！登れ！」だそうです。