手元にワンレース落ちの「ダンロップSL9」があり、隣り町の徳島ということもあってアイランドシリーズ第3戦にスポット参加してきました。
今回の参加の一番興味深い所は何と言っても、SL9の真のポテンシャル。
そう、前回カートランド四国開幕戦では気温があまりにも低く全くこのタイヤの特性を知る余地も無く終えてしまった、そのリベンジ戦であります。
概ね、「まっちゃん」とは5月にテストを行い、今ではこのタイヤのグリップ特性を理解しつつありますが気温が未だそれ程高くなく、あくまでも予想でしか無く、実戦での結果は果たして!?
そんな僕の気持ちを知ってか、知らずか朝からレース当日は打って付けの晴天。
当日入りとあって、前日組との差を縮めるべく15分X3回あるフリー走行を1回目はアドバンで前11後95スプロケにてコースを思い出しながら走行。
2回目は同じくアドバンとギヤは後96に変更し走行。やや1回目に比べ最高回転数が落ち、頭打ち傾向であったため最後となる3回目のギヤ選択に迷う事に。
タイヤは勿論、本番仕様の「ダンロップSL9」に履き替え、後ギヤを95にすべきか、94にすべきか・・・
ダンロップタイヤの外径がヨコハマに比べて若干大きい、1~2回目に履いていたヨコハマがかなり摩耗していたことから後ギヤ95が間違いなくなく正しいとも断言出来ない…ならば何でダンロップで最初から走らなかった・・・それは、ダンロップがワンレース落ちであまり使用したくなかった、温存させたかった・・・
って今更言っても練習走行は残り1回。
94か95か96・・・93も気になる・・・無難は95!?
結局、95を選択し走行。今日のベストラップとなる「33秒87」をマーク。最高回転も14700回転!。やっぱり無難な選択だった!?
少し手応えがあったことに気を良くして全くギヤ(この回転数)を疑う事なくタイトラへ。
「タイトラ」
タイトラはフリー走行でのダンロップのフィーリングがこの暑さにして相当温まらないと、寒かった開幕戦の時と変わらずフロントに対してリヤがついてこない印象だった為、空気圧をやや高めにして臨むことに。
上記設定圧変更にも関わらずアタック中、コーナー進入時のオーバーステアに改善が見られず最終と最終手前のコーナーでテールを流してしまい、8番手からのスタートとなりました。
ただ、ポールの「ドン北サン」からは0.3離れていないということで何かワクワク。
「予選1ヒート」
予選1ヒートは僕の前の前、つまり2番手からスタートの「K君」がローリングでキャブを被らせ、その影響を受けた前車の「N君」との2台、偶数列の1台パスし気が付けば5番手を走行。
終盤、前を行く同じSL9を履く4番手の「Yサン」も僕と同じくペースが良く、3番手の「k部君」と「Yサン」がバトルの末、軽く接触し、「K部君」がコースオフ。
それに便乗させて貰い4番手でゴール。
「SL9」の本領発揮?!そんな僕も含め僅か3人だけが味わう事の出来る期待を胸に予選2ヒートへ。
「予選2ヒート」
予選2ヒートもまずまずのスタートを切り1台をパスし、なんと地元徳島の「ドン北サン」を先頭に2番手「Yサン」そして3番手「僕」というSL9勢が独占。
こらから始まるSL9勢だけの攻防に期待が過ったそんな矢先・・「ドン北サン」はレースを盛り上げようといつも!?のようにわざとペースダウン。
僕も含め、参加している誰しもが後続に何時交わされてもおかしくない状況の中の椅子取り合戦。
「ドン北サン」と「Yサン」がバトルをする傍ら、隙を待っていてもチャンスは訪れない。それが判っていても動けない、仕掛けられない、情けない状況。
後続から激しく攻め立てられ、結局5番手でゴール。
「決勝」
ますます上がる気温、路面温度。そう・・今からが本番。
慰めでは無く5番グリットは、けして悲観的になるポジションではない。
何故ならば・・
10周で争う予選ヒートとは違い、必ずや決勝20周では後半「SL9」の優位性が際立つハズだから・・のハズが・・スタートして見るとそんな期待もあっさり裏切られ、前半からゴールまで苦戦を強いられる羽目に。
レース終盤、前車のスピンを交した判断が結果的に悪い等の不運も重なり・・結局7位でゴールとなりました。
「レースを終えて」
まずはタイヤポテンシャルうんぬんより、「速さ」でトップから0.2秒負けている事実。
だから一時的に3番手を走行しても結果的に表彰台に上がれない。
でも今度はその足りない0.2秒を縮められる自信があるので・・また出たいです。
もし出ることが出来たなら、表彰台上がって「速さの0.2秒の内訳」をこのブログで話したいと思います。
そして「SL9のポテンシャル」ですが・・
今回の2位、3位がSL9勢であり結果的には「ある」と思います。ただ、アドバン以上かと言えば違うように思います。(以下でもないってことですよ)
グリップはアドバンよりほんの少し低いと思いますが一番の違いは特性だと思われます。内圧が上昇し難い。予め若干高めの圧に設定していてもコンパウンド自体がある程度発熱しないとグリップしない。だからタイトラ等は厳しい(難しい)かも。それをフィーリングでいうとフロントの回頭性が良く感じる!?。当然、前後のタイヤの大きさが関係しているのでしょうがそれが他のタイヤに比べ極端に差があるように感じます。それもレース等で周回を重ねて発熱していけば解消されます。
あとアドバン装着時に比べてブレーキを少し残し気味にステアすると曲り易い印象でした(タイヤの当り面が増えた)・・タイヤの固さと関係があるのかも・・。
これから夏本番が本領発揮されるのでは!?(その辺はまた誰か情報を下さい。)
・・これも今回のレースで予選ヒートではアドバンのペースは明らかに後半落ちていました。なのに何故決勝20周という長丁場で予選ヒート以上に全体ペースが良かったのか!?逆に僕は後半ペースは0.1秒程落ち、フィーリングでは前後共タイヤのタレを感じました。
アドバンのラバーが乗ったのか・・路面温度が未だアドバンよりだったのか・・・
1シーズン使用しないと特性を知ることは出来ませんね。
要するに特性を知り、それをどう活かしきれるか、ってツマラナイ結論になってしまいます。
つまり、今回のSL9のような新タイヤは特にそれをいち早く知った者が得をするってことですね。僕の出ている「タイヤ何でもアリ」レギュでは昨年1シーズン使用した銘柄タイヤがシーズンを通して見ると「無難」ってことになってしまいます。
なのでやっぱり、今月末のKLS第2戦は「アドバン」で行こうと思います。
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2009/06/10 07:31:58