自身は9月から舞台「雪まろげ」への主演が決まっている。「私が仕事を降りたら、息子と同じように多くの方に迷惑をかける。今年いっぱいは舞台に立ち続けることが私の贖罪(しょくざい)だと思う」と述べ、その上で「成人した男性であれ、共に贖罪すべきだ。成人しているから親としての責任がないとは思っていない」と語った。
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本日の駄文のテーマは、ズバリ「脳ミソの調子」である。
お友達の皆さまは、小生の手足が強いマヒに侵されていることを知っていらっしゃるかもしれないが、その原因についてはご存じないはず。
誠にもってどうでもいい話なのだが、小生の障害は、1968年に厚生省(現在の厚生労働省)の研究班によって発表されたものによると、
「受胎から生後4週以内の新生児までの間に生じた、脳の非進行性病変に基づく、永続的な、しかし変化しうる運動、および姿勢の異常である。その症状は満2歳までに発現する。進行性疾患や一過性運動障害、または将来正常化するであろうと思われる運動発達は除外する」
と定義されている。
簡潔に言うと、母親のお腹の中にいるときから生後1カ月の間に受けた脳へのダメージによって、生涯にわたって続く進行性でない運動障害・・・。
つまり、脳に受けたダメージの後遺症により、運動障害をきたした状態のことを指す。
その頻度は出生1000人に対し、約2人とされている。
早産児では発症率が10倍とされており、出生時体重が少ないほど頻度は高くなる。
周産期医療が発達し、早産による低出生体重児の救命率が上昇するに伴って、近年では増加傾向にあるらしい。
ちなみに、小生は酸欠による仮死状態で生まれてきたそうだ。
母親はもともと産道が狭い体質だったらしく、
「帝王切開で産んでいたなら、お前はまともだった・・・」
と当の本人が悔やんでいたので、恐らく間違いではないだろう。
なぜ自分の障害を自慢げに紹介しているかというと、この容疑者は、どうも小生と同じ臭いがする・・・からである。
「好色」という共通項ではない。
脳ミソの調子の悪さという点で、恐らく遠い親戚筋に当たるのではないか・・・と強く感じてしまうのだ。
小生は、運動領域をつかさどる部位がダメージを受け、手足にマヒが残ったわけだが、この容疑者の場合は、自閉症の一種である「アスペルガー症候群」や「注意欠陥多動性障害」、すなわち発達障害と仮定すればいろいろなことが腑に落ちるのである。
下宿のオバサンの受売りで、軽々に物事を断じること自体不謹慎のそしりを免れないが、そのことを承知で言うなら、
➀衝動的に行動してしまう
②相手の気持ちを読むことが苦手
③その場にそぐわない言動を繰り返す
などは、発達障害の典型的な症状だ。
150人に1人の割合で発生するといわれる自閉症は、脳の中の情報処理がうまくいかないために起こる障害である。
諸説あるが、一般的に出産時前後の脳障害が原因とされている。
だから小生には、彼が遠い親戚のように思えるのである。
断っておくが、この容疑者を弁護する気はさらさらない。
社会生活を営んでいる以上、身勝手な行動がそれ相応の報いを受けるのは当然のことだ。
ただ、母親である女優の憔悴しきった記者会見を、延々と垂れ流すマスメディアの脳ミソの調子の悪さは、もっと絶望的である。
下宿のオバサンの話によれば、TBSの女性記者が母親に対し、「容疑者が歯ブラシを持って行ったか確認したのか?」と質問したそうだ。
小生は彼女に問いたい。
「君はそんな質問をするためにジャーナリストを志したのか?」
さて、発狂文はこのくらいにし、我が敬愛するDuke.TTさんの素敵なブログに誘われて、8月26日に小生も箱根ラリック美術館に行ってみた。
9時25分、輸送機Esquire号にて自宅を出発。
途中、首都高で二度大渋滞に遭遇し、圏央道にするんだったと後悔しても後の祭り。
12時20分、やっと海老名SAにたどり着く。
箱根ラリック美術館で昼食をとる予定だったのだが、空腹に抗しきれず、おにぎりをパクつく。
Duke.TTさんの情報によれば、厚木小田原道路は常時覆面ワールドリーグ戦が開催されているうえ、妙齢の女性ドライバーに煽られてはたまらないので、御殿場で下りて乙女道路を選択。
乙女道路のカーブなら、輸送機でもひっくり返ることはないでしょう・・・というヨミ。
というわけで、13時35分、無事にトウチャコである。
身体障害者用スペースに止めさせて頂く。
ふくよかな外国人女性が、入口で出迎えて下さる。
なかなか男前なラリックさん
箱根ラリック美術館は、フランスのルネ・ラリックというガラス工芸作家の作品が、230点以上展示されている美術館である。
恒例により、まずはルネ・ラリック氏の紹介を一席・・・。
ラリックは1860年、フランス・シャンパーニュ地方のアイという小さな村に生まれた。
幼い頃からアイ村の豊かな自然に囲まれて育ち、家族がその後パリに引越した後も、バカンス(夏休み)のたびにこの村を訪れた。
アイ村では、風景をスケッチして絵はがきにしては、となり村のエペルネィで売っておこづかいを稼いでいたそうだ。
ラリックに転機が訪れる。
1876年、ラリックが16歳の時に父親が亡くなったのだ。
ラリックは母にすすめられ、宝飾職人に弟子入りした。
さて、その頃パリでは・・・オペラ座が完成(1875年、ラリック15歳)。
ラリックは、見習いの時代から晩年まで、オペラ座やルーヴル美術館の近くを制作の拠点とした。
当時のパリは、見るもの聞くもの新しいことばかり。好奇心いっぱいのラリックにとって、毎日が驚きの連続である。
アイの「大自然」と、パリの「芸術と文化のるつぼ」。そんな環境が、ラリックの才能を育んだ。
ラリックがブレイクしたのは、1900年。パリ万博のときだそうである。
斬新なラリックのジュエリーは、大評判になった。
連日、展示ブースは人でごったがえしたとか。
そして、石油王や有名女優などセレブたちのサポートもあり、ラリックの制作活動は軌道に乗っていく。
ところが、ジュエリーで大成功をおさめたにもかかわらず、ラリックは別の道を目指そうとしたのだった。
彼の才能は、「ジュエリー作家」という枠におさまりきれなかったのだ。
将来を模索していた時、ヴァンドーム広場で店が近所だった香水商コティに一緒に仕事をしないかともちかけられた。
最初コティは、香水瓶に貼るラベルのデザインを依頼しただけだった。
しかしラリックは、「香水瓶も作らせてほしい。」と積極的に売り込んだそうである。
その後、それを契機に次々とガラスの作品を発表。
1912年以降、彼はジュエリーを全く作らなくなってしまったのである。
築きあげた「ジュエリー作家」というキャリアをあっさり捨て、ラリックはガラス工芸家の道へ歩み出すことになる。
以上、ラリック物語一巻の終わりでございます・・・といってもホームページの丸写しですけどね。
独特で素晴らしい美的センスを持っていたルネ・ラリックの多くの作品と出会うことができるのが、この箱根ラリック美術館の最大の魅力だと思う。
最終的に、空間をコーディネートするに至ったラリックは、オリエント急行や豪華客船のノルマンディ号の装飾などにもその手腕を振るっている。
そのオリエント急行のル・トラン車輌が箱根ラリック美術館にあり、ティーセット付きの見学をすることができるそうだが、急な階段が3段ほどあって、電動車いすの私にはムリだった。
ところで、大胆かつ繊細なラリックのジュエリー作品とガラス作品は、実は数えきれないくらいとか。
展示作品の写真撮影は当然禁止されているので、仕方ないのだが、皆さんにお見せできないのが何とも口惜しい。
展示されているのは1500点のコレクション中の選び抜かれた230点あまり。
展示替えもしているらしいので、リピートすればまた違う作品に出会えるかもしれない。
ミュージアム以外にも、いろいろと楽しめるのがこの美術館の一大特長。
まずは「中庭」。
目にも鮮やかな青々とした芝生が、深い緑の木々をより一層引き立てていた。
紅葉の時期は、きっと物凄いことになっているのでは・・・?
その絶景の中庭を眺めながら、食事を楽しめるのが、カフェレストランのLYS。
フランスはパリ郊外の、明るいレストランをイメージさせる。
テラス席もあり、室内もガラス張りで、実にいい雰囲気である。
早い話が、デートコースに最適。
若人よ、ちょっぴり背伸びして、デートは美術館にせよ!
ちなみに小生は、人気のケーキ、タルトフロマージュ“ル リアン”とエスプレッソ・コーヒーを注文。
そして定番のお土産を買うなら、ミュージアムショップ。
覗いてみるだけでも楽しいこと請け合いである。
川島織物とコラボした風呂敷や、箱根細工が印象的。
小生、下宿のオバサンの土産に、「ガラスの爪やすり」を購入する。
なぜかといえば、ショップで試供品を使ったのだが、爪切りの裏側についているギザギザのものとは大違いで、軽く触れただけですぐに爪がツルツルとなめらかになり、軽い感動を覚えたからである。
しかしよくよく考えたら、これで爪を鋭くされて引掻かれでもしたらエライことで、結局鬼婆に砥石をプレゼントしたのと同じくらいの愚行だったかもしれぬ。
ガ━━Σ(゚Д゚|||)━━ン!!
問題のチェコスロバキア製「ガラスの爪やすり」
乙女道路~東名~圏央道~東北道で18時ジャストに帰宅。
リピートしてみたい美術館がまたひとつ増えた。
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