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野分の藤蔵のブログ一覧

2015年11月17日 イイね!

車いす仮合わせ

車いす仮合わせ以下は、16日付産経新聞の記事より。
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オバマ米大統領とロシアのプーチン大統領は20カ国・地域(G20)首脳会合が開かれているトルコ南部アンタルヤで15日会談し、シリア内戦の終結への協力を確認した。会談はロシアが9月30日にシリア空爆を開始してから初めて。オバマ氏はロシアの空爆に「重要性」があるとし、一定の理解を示した。

会談は9月28日、ニューヨークでの国連総会に際して行われて以来。ホワイトハウス高官によると、両首脳は約35分間会談し、仏同時多発テロで犯行声明を出したイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」掃討を含むシリア情勢、ウクライナ問題を議論した。

両首脳は、シリア内戦をめぐる14日の多国間外相級協議でアサド政権と反体制派の直接交渉を来年1月1日までに実現し、半年以内に移行政権を発足させ、1年半以内に新憲法制定や選挙実施を目指すとの目標で一致したことを受け、「シリア人主導」で政権移行を目指す必要性を確認した。

オバマ氏は会談で、イスラム国掃討に関して「あらゆる国の取り組みを歓迎する」と述べた。また、ロシアのシリア空爆については「イスラム国に焦点を当てた軍事的取り組みの重要性」を指摘した。

アサド政権の退陣を求める米政府は、同政権を後押しするロシアが米軍主導の有志連合の支援を受ける穏健な反体制派を空爆しているとして非難してきたが、パリ同時多発テロを踏まえ、プーチン氏との間で一致点を探ったとみられる。
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ご存知のように、ロシアは9月末からシリアで本格的軍事介入を開始した。
ワシントンの中東専門シンクタンクが、ロシア軍の動向について騒ぎ始めたのは9月上旬。
ロシアは、シリア北西部のラタキア港から大量の最新鋭戦闘機・戦車・ミサイルなどの武器弾薬を陸揚げし、シリア国内に配備し始めた。

案の定、9月末からロシアはシリア国内各地で空爆を開始、10月7日にはカスピ海から巡航ミサイルを撃ち込んだ。1979年末のソ連によるアフガニスタン侵攻から三十六年、ロシアが再び中東イスラム地域で本格的な戦争を開始したわけだ。

ロシアの目的は、勿論アサド政権の維持
建前上ロシアの攻撃対象は「イスラム国」だが、実際にはアサド政権以外の勢力はすべて空爆されている。
ロシアは、弱体化が噂されるアサド政権の崩壊を絶対に認めないのだろう。

しかし、ロシアの狙いは他にもあるのではないだろうか。

今回ロシアがシリアに配備したジェット戦闘機・攻撃ヘリの航続距離は、どうやらシリア領内にとどまらないらしい。
今後ロシア軍がシリア南部・北東部にも展開すれば、空軍の作戦領域は、トルコ南部・イラク北西部・レバノン・ヨルダン・イスラエルのほぼ全域にまで広がる可能性がある。

ここで注意しなければならないのは、ロシアとイランの事実上の連携。
アサド政権維持という利益を共有する両国の連携は、中東地域の地政学的地図を一気に塗り替える危険性があると思う。

即ちロシアのもうひとつの狙いは、シリアだけでなく、イラクやヨルダンを含む中東レヴァント地域全体で、国際安全保障ゲームの主要プレーヤーとなること。

今回空爆を行ったロシア軍機はトルコ領空に再三侵入したといわれる。
これはロシアが、アメリカだけでなく、NATO全体との対決も辞さないことを意味する。
ロシアにとって今回のシリアでの軍事作戦は、昨年のウクライナ・クリミア侵攻に続く新たなNATOへの挑戦とみてまず間違いない。

みんカラ風に面白おかしく言うなら、例のVWのディーゼル車騒動で、アメリカとEUとの間がギクシャクしているうちに、何のことはない一発かまされたのだ。

ところで、ロシアの軍事介入によりアサド政権は当面存続するだろうが、シリア情勢は逆に一層不安定化する可能性がある。
シリアの安定には、恐らく国内多数派であるスンニ派が新政権の受け皿となることが必要なのだろう。
そのためには彼らが、イスラム国やアルカイーダ系の過激派と決別しなければならない。
しかしロシアの軍事介入は、結果的にアサド政権を延命させるのだから、シリア統一を遅らせることになるわけである。

8500キロも離れた地域のことはともかく・・・と冷たく言い放つ気はさらさらないが、一方我がアジアに目を向けてみれば、この事件がもたらす最も憂うべきことは、何といっても南シナ海に及ぼす悪影響だ。

ロシアは、オバマのお嬢さん外交とアメリカ大統領選の隙を突いて、シリアに軍事的拠点を確立し、中東地域での影響力を回復しようとしている。

果たしてこの動きを、人民解放軍はどう考えるだろうか。
オバマがいる限り、アメリカは本格的な軍事介入などできないとなれば、中国が南シナ海で造った人工島の軍事基地化は一層早まることが予想されるのである。

あまりにも遅きに失した人工島「領海」内への艦船派遣といい、G20での完全に主導権を握られたプーチンとの会談といい、オバマという人は実に甘いお方だ。

以前にも言ったように、自由主義陣営にとって、オバマが大統領でいることがやはり最大の不幸なのだと思う。


さて、自由主義陣営の不幸を嘆くより、己の生活の利便性を優先させたい小生は、
本日新しい電動車いすの仮合わせを行うため、加須市にある某秘密工場に出掛けてみた。

現在使用している電動車いすも必要なため、リフト付きの福祉タクシーを利用。
9時30分、自宅を出発。

東北自動車道は加須市に入った途端、霧のために大渋滞である。
10時35分、ようやくトウチャコ。

今回製作をお願いするのは、京都のA社のNさん。
オーダーメイド専門なので、可能な限りわがままを聞いて下さるのがありがたい。

Nさんも渋滞にはまり、一般道で見えたため11時過ぎにトウチャコ。
京都から9時間のドライブ、お疲れ様でした。
仮合わせのための車いすとご対面。








まずはNさんが試運転


わがまま(その1)  全幅65cm以下
わがまま(その2)  座席昇降機能(70cm程度)
わがまま(その3)  リクライニング機能
わがまま(その4)  後輪サスペンション
わがまま(その5)  ヘッドレスト

今は薄汚れているが、出来上がりはもっときれいになるとのこと。座面も機能的かつシックな変身を期待


右側の白いボタンがアップ、赤がダウンである。70cmアップできれば、図書館の高いところにある本を、またダウンで地面に落ちてる10円玉をゲットできるかも


わがまま(その6)  アルミホイール   


追伸:
わがまま(その7)  
ママチャリのかごのようなものを背面に設置しますので、お友達の皆様、もし藤蔵に出くわしましたならば、1万円札ですとか甘いものなどをソッとお入れ下さいませ。

なお、来年1月完成予定。

オシマイです。

Posted at 2015/11/17 22:34:53 | コメント(3) | トラックバック(0) | その他
2015年10月31日 イイね!

開通したので走ってみる

開通したので走ってみる「最近のブログを読む限り、君の脳ミソの調子は大丈夫か」とお友達がたいそう心配して下さった。
ありがたいことである。なので、本日は文章は最小限とし、写真を多めにすることでお許し頂くこととした。

というのは真っ赤なウソで、本当はブログに割く時間を端折り、明日の天皇賞の予に全力を傾けたいのである。



以下は本日付のテレ朝ニュースより。
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都心から半径約60kmの半円状につながる高速道路「圏央道」の埼玉県内の区間が31日に全線開通します。これで東名高速から東北道まで4つの高速道路がつながることになります。

新たに開通するのは、埼玉県内の圏央道桶川北本インターチェンジから白岡菖蒲インターチェンジの10km余りの区間です。一般車が通行できるのは午後3時からで、午前中は施設の公開や式典が行われました。圏央道は神奈川県から千葉県を結ぶ全長約300kmの環状道路ですが、31日の開通で埼玉県内は全線開通し、東名高速、中央道、関越道、東北道の4つの高速道路が結ばれます。

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残念なことに、尾根遺産の開通式にはおよそ縁のない小生である。
ならば、せめて圏央道の埼玉全線開通のとき位は立ち会いたいものと出掛けてみた。

14時35分、自宅を出発。
トヨタラクティスの背後に迫る不気味な影・・・。


東北道に乗る




予想通り混んでいる


あと2分


徐々に動いてきた


ジャスト15時


開通おめでとうございます


テープカットは午前中に終わったようだ。
なお、小生のパイプカットも10年前に済んでいる(これもウソです)。
































川島で下りた


このまま直帰も芸がないので、Audi川越にお邪魔することにした。

15時50分、トウチャコである。
身障者用スペースに止めさせて頂く。


お隣にはコレが設置されていた


美しい女性スタッフの方が、それも何と2名体制で身障者用スペースまで出迎えて下さる。

了解を得たうえで、相変わらず下手な写真を撮る。








































スタッフの皆さま、お忙しいところ与太話を聞いて頂き感謝申し上げます。


途中、渋滞に遭い18時10分帰宅。
女性スタッフの方からプレゼントされたハロウィンのお菓子を、食後に下宿のオバサンと頂く。


「父ちゃん、ボクにも頂戴よ!」
とタロウがからんでくる。

Posted at 2015/10/31 23:23:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2015年10月28日 イイね!

色は匂えど散りぬるを

色は匂えど散りぬるを一昨日の26日のこと。
朝4時に目が覚め、パソコンを開いた。
ヤフーの紅葉情報によれば、いろは坂は今が見頃だそうだ。
下宿のオバサンもタロウも鼻から提灯状態だから、起こさぬようそっと朝食をとる。
外出用携帯魔法瓶に熱いウーロン茶を入れれば、リハビリ準備完了である。


5時10分、自宅を出発。
ちなみに拙発狂ブログによると、昨年は10月24日に、大渋滞の中いろは坂の紅葉を楽しんだとある。
7時前にトウチャコすれば、さすがに渋滞には遭遇しないだろうという読み。

栃木県内に入り夜が明けてくる。




もはや通い慣れた日光宇都宮道路








朝陽がまぶしい日光口で、例によってトイレ休憩


目指すは本所松坂町ならぬいろは坂!


しかし、あに図らんや、いろは坂の紅葉は完全に見頃を過ぎていた
今さらヤフージャパンに文句をつけても詮無いこと。
ここは桑田真澄選手のおっしゃるように、気持ちの切り替えが肝要である。

そこで小生、のんびり撮影モードから激走モードへと文字通りシフトチェンジ
お蔭様で、気持ちよくエンジンをぶん回し、早朝の山道ドライブを堪能した。
帰途につく。

9時前にさいたま市内に帰還する。
三菱ミニカの背後に迫る不気味な影・・・。


なじみのGSで給油と洗車をお願いする。


昨日はどこにも出掛けず、1日中競馬の血統に関する本を読み太平楽を決め込んでいたところ、夕方残念な知らせが入ってきた。

以下は、27日付けの朝日新聞デジタル版より。

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アマチュア棋士の天野貴元さん死去 闘病中も大会出場

 がんと闘いながら将棋のプロ棋士をめざしたアマチュア強豪の天野貴元(よしもと)さんが27日、亡くなった。30歳だった。「何事もあきらめない」。将棋で学んだ思いを胸に、盤に向かい続けた。

 今月11日、さいたま市での大会に、車いすで出場した。全身の痛みを和らげる薬を飲み、意識はもうろうとしていた。指そうとしても指が動かせず、時間切れ負け。その日のうちに入院し、最後の大会となった。

 「なにがなんでも大会に出て将棋を指したいと本人の意志は強かった」と、父親の良夫さん(67)。入院後は意識が混濁する中、時に棋譜を口にしたという。

 6歳で将棋を覚え、羽生善治名人らを輩出した東京・八王子の道場で腕を磨き、10歳で棋士養成機関「奨励会」に入会。16歳でプロ四段まであと一歩の三段に。周りも「プロ入りは間違いない」と見ていた。しかし、半年で上位2人がプロになれる三段リーグ戦を勝ち抜けず、2012年3月、26歳の年齢制限で退会となった。

 夢破れた天野さんをさらに試練が襲う。1年後、舌がんが見つかった。進行度は最悪のIV。手術をしたが、昨年春に再発。「余命は1年」と告げられた。それでも大会には出続けた。治療では「頭がクリアにならない」と抗がん剤は拒否し、体重は30キロ台まで落ちた。

 手術で舌の大部分を切除し、会話は筆談だった。将棋への思いや闘病生活の様子をユーモアを交えてブログやツイッターで発信し、著書「オール・イン」は将棋ペンクラブ大賞に輝いた。天野さんは取材の際にこう書いたことがある。「何事もあきらめない強い気持ちを将棋から学んだ」

 昨年11月には赤旗名人戦で全国優勝し、三段リーグの編入試験の資格を獲得した。しかし、試験は不合格。夢はかなわなかった。

 小学1年から道場で鍛え合った長岡裕也五段(30)は「同年代で彼は一歩先を行く存在。プロになれなかったのは残念だが、がんになってさらに人間として強くなった」と惜しんだ。

     ◇

 通夜は31日午後6時、葬儀は11月1日午後0時30分から東京都八王子市館町311の宝泉寺別院で営まれる。(深松真司)

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昨年10月18日付の拙ブログに記した、将棋大会の決勝戦の相手Aさんは、天野貴元さんのことである。

小生は、知人が重い病気にかかったり、あるいは亡くなった際に、養老孟子氏の「バカの壁」の一節をときどき思い出す。

即ち、養老先生は、
「情報は変わらない。人間が変わるのだ。」
と断言してはばからない。

このフレーズを目にしたとき、さすがにそれは無理があるのではと思った。
なぜなら、情報というものは日々刻々と変化し、それを受け止める自分自身は、昨日と同じ自分なのだから。

が、さにあらず。
つまり、万物は流転するが、「万物は流転する」という言葉自体は決して流転しない。

流転しないものを情報と呼び、ひたすら変化し生老病死と向き合っているはずの人がそれに気付いていないのだ・・・というのが養老先生のご意見である。
そして、この歳になるとまさに正論であることが身に沁みてわかってくる。

養老流にいえば、将棋に対する情熱と才能にあふれた天野さんは、対局相手だけでなく、日々の体調の変化という最大の敵と戦っていたに違いない。
その意味で、惜しくもプロにはなれなかったが、羽生名人に優るとも劣らない真の勝負師だと思うのである。

最後に、流転しない情報である棋譜をここに記しておく。合掌。

対局日  平成26年10月18日


先手 藤蔵   後手 天野さん

▲7六歩 △3四歩 ▲4八銀 △4四歩 ▲2六歩 △4二飛 ▲2五歩 △3三角

▲6八玉 △6二玉 ▲7八玉 △7二玉 ▲5六歩 △8二玉 ▲9六歩 △3二銀 

▲5八金右 △9二香 ▲3六歩 △9一玉 ▲6六角 △4三銀 ▲7七桂 

△8二銀 ▲3七桂 △5四銀 ▲8八銀 △7一金 ▲5七角 △5二金 ▲6六歩 

△6四歩 ▲6七金 △7四歩 ▲8九玉 △4五歩 ▲7八金 △6三銀 ▲1六歩 

△5四歩 ▲2七飛 △6二金寄 ▲5九銀 △5五歩 ▲同歩 △同角 ▲5六金 

△5二飛 ▲5五金 △同飛 ▲5八歩 △7五歩 ▲2二角 △5七飛成 ▲同歩 

△7六歩 ▲8五桂 △7七金 ▲6八銀 △7八金 ▲同玉 △3八角 ▲1七飛 

△4九角成 ▲6七金 △2七金 ▲同飛 △同馬 ▲4五桂 △4九馬 

▲4四角成 △4八飛 ▲4一飛 △7四銀 ▲2一飛成 △8五銀 ▲7五金 

△6八飛成!
 ▲同金 △7七銀 ▲同銀 △同歩成 ▲同玉 △7六歩

まで84手で天野さんの勝ち  




「天野さん、思いっ切り駆け抜けた勝負師人生お疲れ様でした。私もそのうちにそちらに伺いますので、気が向いたらまた将棋教えて下さいな・・・。」

Posted at 2015/10/28 15:23:55 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2015年10月06日 イイね!

人はなぜ結婚するのか

人はなぜ結婚するのか連日のノーベル賞受賞、TPP妥結直前の各国の駆け引きの様子、そしてぐっとレベルが下がって、我が巨人軍のノーコンNO1ピッチャー福田がやらかした野球賭博・・・と結構メディアも忙しそうだ。
小生もそれぞれに意見があり、懲りもせずこの発狂ブログに落書きしようかとも思ったのだが、下らぬ世迷言を記しても、皆様から余計に呆れられるだけである。


しかし以下のコメントとブログの内容を見たら、思わず人はなぜ結婚するのか・・・を愚考し、書き散らかしてみたくなった。
堪え性のないこと、重々お詫び申し上げます。

以下は、ORICON  STYLEに掲載されていた福山雅治・吹石一恵のコメントの全文、及び佐々木健介が書いたブログからの一部抜粋である。


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福山雅治コメント

ご報告

いつも皆様には大変お世話になっております。

本日9月28日、私、福山雅治は、吹石一恵さんと結婚致しました。

友人関係から始まり、数年前よりお付き合いが続いていく中で、
いつしか人生を支え合う存在として意識するようになりました。

二人とも、ほぼこの仕事の世界しか知らず、未熟な所も多々あるかと思います。
ファンの皆様を始め、スタッフや関係者の皆様にご指導ご鞭撻を頂きながら、
ささやかながらも明るい家庭を築いていければと思っております。

引き続き、年末に向けてライブの準備等続いてまいります。

今後も変わらず、与えられた現場の一つ一つを
最高のものに出来るよう頑張ってまいりますので、これからもご支援賜りますよう、
宜しくお願い申し上げます。

平成27年9月28日
福山雅治



吹石一恵コメント

応援していただいている皆様へ

いつも大変お世話になっております。
突然このような書面でのご報告になってしまったことをお許しください。

本日、私 吹石一恵は福山雅治さんと結婚いたしました。

13歳でこの世界に入り、スタッフの皆様、そしてファンに皆様に
支えていただき、今日までお仕事を続けてくることができました。

そのお仕事においても、ひとりの女性としてもまだまだ未熟な私ですが、
皆様からのご指導ご鞭撻をいただきながら、人間としてより成長し、
あたたかく笑顔の絶えない家庭を作っていけたらと思っております。

暫くの間は、ゆっくりとしたペースでの活動になるかと思いますが、
今後とも皆様のご支援賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

平成27年9月28日
吹石一恵 


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2015-10-01

皆さん!こんにちは。
この度ブログを復活させて頂く事になりました。

まずは、妻  北斗晶の乳癌の件でファンの皆様をはじめ関係者の皆様には、大変なご心配とご迷惑をおかけしてしまい大変申し訳ございませんでした。

第1回目のブログなので、明るい話しだけで行きたいのは山々ですが、これだけ世間の皆様にご心配をお掛けしてしまったので、チャコの乳癌の話しを先にさせて頂きます。

北斗晶ブログで、詳しく乳癌の事は本人が書いていたので、皆さんご存知だと思いますが、、、

胸の異常を感じて検査を受け、七夕の日に検査の結果を聞きに行きましたが、車で待機していた俺に『乳癌になっちゃったみたい!』と車に乗り込んで直ぐに本人から伝えられた時、あまりの衝撃に頭が回らず・・・すぐに言葉が出てきませんでした。

《自分の妻が“乳癌》
すぐには、信じる事が出来ませんでしたし・・・

乳癌。

乳癌=
前に2人で映画館で観た【余命1ヶ月の花嫁】
直ぐに頭を巡ったのは、あの映画の事でした。

あの映画の結末は、、、

取り敢えずは、胸の専門の病院でちゃんと検査してもらって、もしかしたら間違いかもしれないし。
こんな時、良い方に良い方に男は考えたくなるもんです。

でも内心は《チャコが死んでしまうかも!》 と考えた時、恐くて恐くて心も体も震えました。
とにかく、この時にチャコから言われた事は、大きい病院で調べてハッキリするまでは心配かけるだけだから2人だけの秘密にして、息子達も親兄弟、会社の仲間にも極秘で。

その後の流れは、もう皆さんブログや報道でご存知だと思いますので改めて書きませんが。

俺たち2人が何よりもこの時に悩んだのは、息子達の事でした。
誰よりも先に伝えなければならない、息子達にもしばらく・・・
《ママが乳癌だ》とは話せなかったのですが、息子達にはどう話すべきか?
父親として子供達には心配させない様に少し病気の事は軽めに話すべきか?

それとも真実を全て話して、母の体が変わる事をキチンと理解させ、癌の恐ろしさ、命をも落としかねない病気だと伝えるべきか?

父親として息子達の性格も考え悩みましたが、結果的に息子達には全てを隠さず話す事にしました。

息子達に全てを打ち明ける前にこの病気の恐さを、どう話せば理解できるか?話す方法を考えて、子供達に今日話そう!

そう決めたのは、チャコが仕事で家を留守にした9月13日の日曜日。チャコの入院10日前でした。

【大事な話しをする前に、観て欲しいDVDがあるんだ】と息子達を誘い、一緒にテレビの前に座り点けたDVDは、《余命1ヶ月の花嫁》でした。

子供達には、辛すぎるんじゃないか!そう思われるかも知れませんが、、、
乳癌は、死んでしまう可能性もある恐ろしい病気で、この先
母は、乳房の全摘出手術、抗ガン剤の影響での髪の脱毛。
それだけでも衝撃だけど。
その先も、転移しない様に戦う覚悟を12歳だろうが16歳だろうが、家族みんなが覚悟を持って戦わないとならない病気だと理解させなければいけないと思ったから、この映画を観せました。

もちろん、この映画を観せるのも かなりの勇気と覚悟がいりました。
俺自身も、以前観たことがあったからこそ、結末を知っていたし。
出来れば今は観たくないとさえ思いました。

でも逃げて目を背けても、10日後に癌との戦いが始まる事は夢じゃなく現実だったので。

DVDを点けて話が進むにつれ、内容が乳癌の話しになってきた時、すぐ子供達の顔を横目でチラリと見たら、下の息子 誠之介はキョトンとしていて、日曜日の昼間に なんでこの映画なんだろう?と言う感じでしたが、長男の健之介は 多分何かあると察知した様な顔つきでした。

2時間くらいのDVDを3人で観終わった後、息子達に《少し話しがあるんだけど、いいか?  実はママは映画のこの人と同じ病気なんだよ》シンプルに、一番わかりやすく伝えました。

この映画の子は残念な結果になってしまったけど、死んでしまう可能性もある怖い病気だから、ママも癌に負けない様に戦うからみんなで協力して頑張らなければいけない。
みんなで力を合わせないとな!

父親として息子達に伝えられる言葉はこれだけでした。

みんなで力を合わせて頑張ろう!

こんな話しを真剣に息子達と話すのは24時間テレビのマラソンランナーに選んで頂いた時以来だと思います。

みんなで頑張って、俺の妻の、息子達の母の、4人の家族の、命のタスキを繋げる様に。
あの時もそうでしたが息子達が特に長男が言葉数の少ない時は思いの強い時です。無駄口をきかず・・・
[分かってたよ。何かあると思ってたよ。]お前達の母は乳癌だと伝えた後、長男から返ってきた言葉に驚きました。

子は親を見てるんですね。長男は、夜中にこっそり泣く母の声を拾い、何か真剣にコソコソ話す親の姿を見て、我が家の異変を感じ取っていた様で、不安にさせていた事を申し訳なく思いました。

息子達は、母が帰ってきた時、いつもとなんら変わらず[お帰りー。]と笑顔で言った姿には頼もしくなったと感心しました!

残念ながら乳癌は右胸だけではなく、脇にまで転移している可能性があると分かり、この数ヶ月 頑張ろうと思っては打ちのめされ、それでも乗り切ろうと思うと乳頭も残せないと告知されて、また打ちのめされて胸が張り裂けそうな話しばかりの日々でしたが、いい先生に巡り会えた事で何とか、心を手術に向けて進めて来れました。

現在は、お陰様で手術は無事に終わりましたが、脇への転移も見付かり 、まだ・・・これからが本格的な戦いです。

抗ガン剤が始まる事が決まっているので、心配な事ばかりですが・・・

チャコを守ってあげるには、何より自分自身の健康に気をつけないといけないと思っています。
そうでないと、人を守ってあげる事は出来ないですよね。
病気で苦しんでる人や、支えてるご家族の方はたくさんいると思います。
他にも病気じゃなくても苦しい事を乗り越えようとしている人も、この世にはたくさんいる。

そんな皆さんと一緒に頑張りながら、少しでも励みになれる様なブログになれたら良いなと思います。

今後とも宜しくお願いします。

✳︎このブログの下書きをするのに・・・俺、14時間かかっちゃいました
(一部抜粋)

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昔の偉い哲学者は決まってこう言う。
「人間は何のために生きるのかを考えるには、どうやって死ぬのかを考えよ」

だから小生は、人はなぜ離婚するのかをまず考えてみた。

後輩に3度結婚した男がいる。3度とも職場結婚という強者である。さぞかし人事課の人たちは、人事異動案を作成するのに苦労させられただろう。
彼とは10数年来会っていないから詳しいことはわからないが、七割方3度目の結婚も不調に終わったのではと推測している。
なぜそう考えるかというと、少なくとも彼には結婚に対する具体的な構えというものがほとんど感じられなかったからだ。

結婚とは、互いの何気ない協力とさり気ない気遣いとどうということもない会話・・・恐らくそういった休みない連続のことを指していうのだろうが、そんな極めてプライベートな関係であるからこそ形としての構えが必要なのだと思う。

何を言いたいのかというと、形が心を決める場合もあるでしょ・・・ということ。
好きな異性といっしょにいたいというその気持ちがずっと続かないのは、いろいろな理由が考えられるけれど、とりあえずは自分というものをほんの少し抑え気味にして、さり気なく協力してみようとか、気遣おうとか、忙しくても相手の話はちゃんと聞こうとか、そういった一種の形式上の決まり事を大切にすれば、たいがいのことは我慢できるはずである。

これらのことは当然好きな異性とずっと暮らしたいという前提なのだから、裏を返せば、真に結婚したいという異性に巡り合わなければ、一生結婚する必要はないということだ。
小さな声で言うが、小生だって30過ぎまでは風格ある独身者として堂々と人生を全うしてみたいと思っていたのだから。

さて、離婚の主たる原因を形としての構えの無さというふうに仮定すると、じゃあ結婚の目的はその構えが欲しいからですか?・・・となるが、勿論そんなことはあり得ない。
形式上の構えというのは、あくまで結婚生活を営むうえの必要欠くべからざる手段のことであって、目的ではない。国家規模でいえば労働・福祉・外交・防衛等の主要な政策に該当するようなものだ。

然らば問う。果たして結婚とは何ぞや。
小生のイカれた脳ミソから絞り出したその答えは、ズバリ
冒険物語工場!

つまり、人は冒険がしたくて結婚するのだ・・・というのが小生の結論である。

孔子曰く、「15歳にして女を学び、20歳にして女を想い、30歳にして立つ」
と言ったとか言わなかったとか。
動物としての性差、社会的役割の違いとしての性差・・・男女には明確な性差があるから結合を欲するのだろうが、反面、相通ずるものを共有しているからこそ結合も可能なのではないだろうか。
考えてみれば、元々人間は皆女性に生まれ、それにいろいろと部品がくっついて男性になったのは発生学的にも明らかなこと。
夫婦生活のダイナミックなところは、肉体的にも精神的にも密着しているがゆえに、夫は妻の気持ちが、妻は夫の気持ちが少しづつわかってくる(ような気がする・・・)。大袈裟に言えば、そこから両性具有のシェアの度合いが深まっていく。
だから、少々難がある相手でも離れがたい・・・という大胆な仮説も立ててみたくなる。

しかし、結婚は冒険なので無論いいことばかりではない。
冒険とは即ち、危険に身を晒すこと・・・。
いくら一生を共にしたい好きな相手でも、ひょっとして、叔父さんが背中に唐獅子牡丹を入れていて、チャカと白い粉を売る商売を営んでいるかもしれない。
それは極端な例としても、相手の兄弟が自宅を新築するために連帯保証人になってほしい程度のことなら大いにあり得るので、その時にどう答えるかくらいは予め覚悟しておいた方がよい。
いずれにしろ単純計算で親戚が倍増するわけだから、厄介なことが増えるのはまず間違いない。
近所づきあいも大切だ。自治会の世話役に選ばれたら、きちんとこなさなければならない。
そして、何より子育ては夫婦にとって最大のイベントでもある。

しかも、この冒険物語工場には、決断と責任の連続という極めて実践的な要素も加わってくる。
企業であれば、上司に決裁を仰いだり、責任を他者に委譲する仕組みが機能するが、家庭では全部自分たちが決め、ただちに実行に移す必要があるわけだ。その意味で大変危険であり、それでいて人間を錬磨してくれる工場でもある。
だから、この家庭という名の冒険物語工場の物語を、しっかりと自分たちで組み立てる能力があれば、他の場面の大抵の物語だったら対応できるはずだ。

家庭には、人間が社会的存在になるための酵母のようなものをたくさん含んでいると思う。つまり家庭の中で、人格が発酵されまろやかになり、どこに出しても恥ずかしくない人間ができあがる。
が、酵母とは程遠い悪玉菌が支配する家庭では、人格的腐敗をきたしたあげく、結果としてモンスターを社会に輩出する恐れさえある。だからこそ、夫婦は丁寧で継続的な協力が必要になるのだろう。

とはいえ、人間はしょせん不出来な生き物。不完全な男と不完全な女がひとつ屋根の下で、必死に格闘して年月が経って、実は互いのことが全く理解できていなかった・・・そんな物語の結末もまたよろしいのではないでしょうか。




さてさて、吹石一恵が色気づいたということは本人のコメントでよくわかったが、一方、いろは坂の紅葉の色気づきはどうなっているのだろう。
気になったので久しぶりに行ってみることにした。
11時5分、自宅を出発。

ホンダNーONEの背後に迫る不気味な影・・・。


東北道から




日光宇都宮道路へ




日光口で軽食をとる










いろは坂へ




黒髪平にトウチャコ。








相変わらず下手な写真を撮っていると、素敵なワインレッドの日産ノートがS4号の右斜めに止まった。

ナンバーは宮城。颯爽と妙齢のご婦人が一人で降りてこられた。
「こんにちは。いい陽気ですね」と声をお掛けする。

何でも、松島から宇都宮の娘さんのところに訪ねた帰り道の由。
すっかり話に花が咲き、30分以上話し込んでしまった。
聞けば、ドライバー歴55年。この20日で御年75歳とのこと。
昭和35年当時、宮城県内では女性ドライバーは大変珍しかったらしい。
一人のドライブがことのほかお好きで、今日もご主人はお留守番だとか。
記念に、S4号のドライバーズシートにお座り頂いた。
ご縁があったらまたお会いしましょうとお別れする。















明智平にトウチャコである。
男体山はモヤっていた。





帰途につく。


明日もいい天気のようだ。


17時15分、帰宅。

下宿のオバサンはサンマを焼き始め、タロウはお気に入りのタオルで遊んでいた。










Posted at 2015/10/07 21:19:22 | コメント(4) | トラックバック(0) | 旅行/地域
2015年09月15日 イイね!

安倍さんとドライブする

安倍さんとドライブするインターホンのチャイムがけたたましく鳴った。
こんなに朝早く、いったい誰なんだろう。
全く以て迷惑な話だ。
急いでベッドを抜け出し玄関のドアを開けると、愛想のいい40がらみの男が立っていた。



「おはようございます。私、内閣府政務担当首相秘書官補佐心得代理の中野と申します。突然で恐縮ですが、松任谷さんの代わりにカーグラフィックTVにご出演頂けないでしょうか・・・?」

 「あの~・・・。なんで私が?  それにBS朝日じゃなく内閣府の方がお見えになるってどういうことですか。」

 「いや実はですね、安倍総理がカーグラTVの大ファンでして、出演を強く希望している次第なんです。」

「では、総理と松任谷さんと2人でおやりになればいいじゃないですか。」

「ところが松任谷さんに断られてしまいまして・・・。何でも松任谷さんと布袋寅泰さんが犬猿の仲ということで・・・。業界では有名な話らしいですよ。」

「私には関わりのないことでしょう。」

「馬には乗ってみよ、人には添うてみよ。すべからく、人生なんて縁ですよ。」






次の瞬間、気がつくと私はシートベルトをしていた。
そして助手席には、ドーメルのスーツに身を包んだ安倍総理が鎮座していた。

安倍
「私が岸信介の外孫であり、安倍晋太郎の次男であり、もちろん大叔父は佐藤栄作でありますが、政界のサラブレッドと呼ばれている安倍晋三です。じゃあ早速走りましょう。」

藤蔵
「あの~・・・。走るって、もしかしていつもの所に行くんですか?」

安倍
憲法とは何ら矛盾しませんから、我々には当然ターンパイクに行く責務があるのです。」

というわけで10時25分、行きがかり上仕方なく自宅を出発する。

タンク車の背後に迫る不気味な影・・・


総理のリクエストで、久しぶりに圏央道を走ることにした。


藤蔵
「いくつか質問があるんですけど、よろしいですか?」

安倍
「どうぞ。」

藤蔵
「昨年の3月、参議院の予算委員会で猪木議員に対し、総理が子どもの頃、ブルーノ・サンマルチノやハルク・ホーガンとの戦いを手に汗握りながら観戦していた・・・とおっしゃいましたよね。」

安倍
「ええ。確かにですね、申し上げました。」

藤蔵
「私の記憶では、ブルーノ・サンマルチノと猪木は、タッグマッチで1回対戦しただけで、しかもサンマルチノはほとんどの時間をG・馬場と戦っていたはずなんですが・・・。」

安倍
「君はやたらと詳しいねぇ・・・。」

藤蔵
「ハルク・ホーガンに至っては、総理が神戸製鋼に就職した後の話のはずですよ。」

安倍
「その件に関しては、猪木氏が元気ですかぁ~!と機先を制してきたので、こちらもリップサービス的にですね、言わばプロレスの返し技としてですね、発言したわけでありまして、政治家としては言われっぱなしというのが一番よくないんですね。」

藤蔵
「腑に落ちるご説明、ありがとうございました。でも、真のプロレス好きなら、サンマルチノではなく、ジョニー・バレンタインかクリス・マルコフ・・・と言ってほしかったなぁ。ところで、サンマルチノには何か特別な思い入れがあるんですか?」

安倍
「ご存知のようにですね、ブルーノ・サンマルチノのニックネームと言えば人間発電であります。私の発電所好きを承知で質問するとは、あなたも人が悪い(笑)。」



気がつけば、
SPの車両が先導していた。


どおりで法定速度なわけだ。


安倍
「面白そうだから、SPのクルマをまいちゃおう・・・!」

藤蔵
「そんなことすると、またぞろ辻元のオバちゃんあたりから、文句がきますよ。」

安倍
「藤蔵君、首相命令だ。私が責任を持つ。」



トンネル内で抜き去ると、SP車両は追いついてこなかった。


藤蔵
「私は保守主義者を自認していて、改革を連呼する輩とか、公務員攻撃で人気を得ようとする手合いが大嫌いなんです。その意味で、あなたに期待していた。でも最近は、圧倒的に失望感のほうが強い。」

安倍
「ISへの対応を含め、私に対する苦言を記したみんカラのブログをですね、先日拝見致しましたので、承知をしているところでございます。」

藤蔵
「不良に絡まれたとか火事の例え話などするからややこしくなる。中国と日本の軍事力の差が、例えば戦闘機や軍艦についてはこれだけありますと具体的な数字で示すのが真の例え話ですよ。そもそも、アメリカの役に立たない大統領のおかげで、世界のパワーバランスが狂った。彼が腑抜けた演説をした途端、中国共産党が南シナ海に進出してきた。自由主義陣営からみれば、あの人が大統領でいることが最大の不幸ですよ!」

安倍
「そう興奮しないで下さい。このS4号も、アメリカのCIAに盗聴されている可能性があることを忘れずに・・・。」(小声)



藤蔵
「総理、ここらでトイレ休憩しましょうか。ところで最近体調はいかがですか?」

安倍
「うん。ありがとう。お陰でいい薬ができたからね。」

藤蔵
「実は私も腹が弱くて・・・。お互い身体をいといましょうね。」


トイレから戻ると、偶然にもAudiの揃い踏みと相成った。


走行距離200キロの新型TT


藤蔵
「それでは大観山目指してまいります。シートベルトをお締め下さい。」

安倍
「レッツラゴー!」


安倍
「今度は私から質問致しますが、保守主義を標榜するあなたは、当然集団的自衛権に賛成の立場を採るんでしょうね?」

藤蔵
「閣議決定による解釈改憲ではなく、憲法改正によるべきであるという意味で反対です。」

安倍
「今回の閣議決定の要点はですね、時代の変化に伴い、限定された集団的自衛権の行使ならば、それは必要最小限度の範囲内であるとして、憲法9条に矛盾しないというものなんですね。そもそも、必要最小限度の意味は『これだ』と決まっているわけではありません。すなわちですね、時代とともに変化するんです。時代の要請でもあります。」

藤蔵
「時代が変化していることは認めますけどね。」

安倍
「そのために、大量破壊兵器や弾道ミサイル、国際テロなどによる新たなリスクを考えると、日本が攻撃されるのを待っているわけにはいかないんですね。だから、『我が国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、これにより我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある場合』というふうに限定的に変更すればですね、これはまさに必要最小限度の範囲内といえるわけであります。」

藤蔵
「私は自称保守主義者ですから、日本古来よりある伝統的な流儀を重んじるべきだと常々考えています。もし憲法にも流儀があるとすれば、それは国民的な議論を尽くしたうえで、憲法改正手続により国民自身が決断するべきだということです。この流儀を疎かにする人たちは、小さい声で言いますが卑怯者・臆病者のそしりは免れないし、保守主義者とは絶対に認めない。」



安倍
「藤蔵君が羨ましい。私は国家の舵を取る責任があるから、言いたいことの半分も言えないわけであります。第一、憲法改正についてはですね、パートナーが難色を示しているしね。」

藤蔵
「パートナーって、まさか昭恵夫人のことじゃないですよね?」

安倍
「あれは夜遊びで忙しい・・・。」

藤蔵
「お察しします。いや、奥様のことじゃないですよ。例の70年談話のことにしたって、総理の本意でないことくらい私にでもわかります。」

安倍
「あれでも全方位に気を配って、一番作文のうまい官僚に徹夜で作らせたんだ。」

藤蔵
「総理がおっしゃれないのなら代わりに申し上げますが、日本は中国と韓国に気を遣い過ぎますよ。靖国問題だって、行きたい人は行けばいいし、行きたくない人は行かなければいい。ただそれだけの話ですよ。参拝とは本来そういうものだと思います。」

安倍
「最近じゃ、よりによってアメリカまで靖国に行くなという・・・。」



藤蔵
「そこなんですよ。靖国に行くなと干渉し、イラク戦争で中東を混乱の極致に追い込み、もっといえば、たった70年前に広島と長崎と東京で無差別大量殺戮を犯した国に追従して、地球の裏側まで後方支援と称し兵や物資を運ぶこと自体、積極的平和主義とはまさに真逆の行為じゃないですか。」

安倍
「だから、CIAが盗聴してるっつーの!」


藤蔵
「ではもうひとつだけ言わせて下さい。ドイツをはじめとした先進国の多くでは、国防と戦争をテーマとした授業が教育の現場で確立されているそうです。我が国では、中国と韓国に遠慮してか、国防や戦争について考え議論することは、半ばタブーとなっています。未来を背負う若者たちが理不尽な戦争に巻き込まれないためにも、愚にもつかないタブーは打ち破り、義務教育の段階から国防とは何かを皆んなで考え、自由に議論できる環境づくりが不可欠なんです。これこそ政治の責任だと思いますよ。」



安倍
「あなたは極論と理想論ばかり述べているから満足でしょうが、日米軍事同盟が我が国の安全保障上の基軸になっていることは疑いようのない事実なわけでありまして、この事実から目を背けることはそれこそ卑怯でしょう。」

藤蔵
「総理は同盟とおっしゃいますが、両国が対等の立場とはお世辞にも思えません。憲法の建前上、戦力を持てないということは防衛の大部分をアメリカに依存するということですよね。これでは真の主権はありえない。それどころか、アメリカの侵略戦争に加担する国というレッテルを貼られかねません。そうすれば当然、自衛隊員のリスクは限りなく増えていくことになる。災害救助に伴うリスクとは訳が違う。日本人だとわかれば容赦なく銃弾を浴びせるでしょう。好むと好まざるとにかかわらず、こちらも自然と応戦するようになる。もし自衛隊員が戦死したら、総理は靖国神社に祀るおつもりですか?」



結局、話は平行線のまま、スカイラウンジにトウチャコである。



料金所付近のパーキングで会った新型TTと再会。互いに笑顔で挨拶を交わす。


藤蔵
「それでは総理、アウディS4の印象といいますか、総括をお願いします。」

安倍
「本日は集団的自衛権と安保法制というテーマでですね、国民を代表するかたちで藤蔵さんといっしょに議論してまいりました。噛み合わない点もいくつかございましたが、一般論においてはですね、概ねご理解いただけたのではないかと思っている次第でございます。今後におきましてもですね、あらゆる機会を捉えまして、国民の皆様にわかりやすく丁寧に、集団的自衛権と安保法制の必要性についてご説明をさせていただきたいと考えております。」

「はい!  カット~!」
篠崎さんというディレクターの一発OKが出た。

安倍
「ところで、これいつオンエアするの?  日テレだっけ、フジテレビだっけ?」

藤蔵
「いや、BS朝日ですけれど・・・。」

安倍
「なにッ・・・朝日?。ボクは朝日新聞が大嫌いだから、オンエアはNGだ!」

総理の鶴の一声で、放送は見送られることとなった。
いずれにせよ、カーグラTVに相応しい内容には程遠かったので、私は内心ホッとした。

総理は、官邸まで送ってほしいと私に言った。




首都高のトンネルに入った。


何の前触れもなしに、猛烈な眠気が私を襲ってきた。
ああ、まずい。
だんだん意識が遠のいていく・・・


トンネルを出た途端、ハッと我に返った


幸運なことに、どうやら事故には遭遇せずに済んだらしい。

助手席を見たら、安倍総理はいなかった。



そうか、やはり夢だったのか・・・。


16時5分、帰宅。

そろそろ心療内科か精神科に診てもらったほうがいいんじゃない?」
というタロウの声が聞こえた・・・。
Posted at 2015/09/16 23:24:34 | コメント(4) | トラックバック(0) | 旅行/地域

プロフィール

野分の藤蔵と申します。 還暦+4歳の偏屈オヤジです。 家族は下宿のオバサンと二人暮らし。他人様に言えない稼業で、何とか糊口を凌いでおります。 趣味...
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