• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

atsuhlyのブログ一覧

2013年12月24日 イイね!

2013年 個人的カーオブザイヤー 《オーバー1000万円》

今日は乗り出し1000万円を超える車の個人的ランキングです。

因みに今年の試乗車の最高額は4000万円を超えるアヴェンタドールでした。

チョイ乗りとは言え、こんなスーパーカーに乗らせてくれたディーラーに感謝します。


入賞を逃した7位はメルセデスベンツSクラス550ロング。

内装の質感の高さはさすがメルセデスのフラッグシップ。

乗り心地も素晴らしく、快適性で匹敵出来るモデルは少ないでしょう。

全てにおいて洗練されています。

ギブリと迷いましたが、スポーツ走行の面白さと稀少性でギブリを上と判断しました。


6位はマセラティギブリSです。

見た目も内装の質感も素晴らしい。

トルクの塊のようなエンジンはどの速度域からでも自然な加速を見せてくれます。

車両本体価格は1000万円を切っているのでかなりお得感を感じるのですが、日本にはオプションが組み込まれたモデルしか入って来ないので、必然的に1000万円を軽く超えます。

見切りは割りと良いですが、それでも大き過ぎるサイズは持て余すことでしょう。


5位はジャガーFタイプV6。

とにかくデザインが秀逸でカッコ良い。

内装の質感もさすがジャガーで、ナビもDVDの割りには綺麗です。

生粋のスポーツカーなのに望外の乗り心地の良さ。

オプションのスポーツエグゾーストを備えればとても美しい音色を奏でてくれます。

問題はあまりに普通のミッションと、ボクスターにも完全に負ける収納力です。

荷物の多い女性とでは1泊2日の旅行も覚束ない。


4位はアウディRS4アバント。

走りの良さと実用性をこれほど高レベルで両立している車はそうはない。

乗り心地も良くハンドルも軽く女性でも扱いやすいのに、ダイナミックモードにすれば完全なるスポーツカーに豹変します。

どこまでも回るエンジンが野太い音を奏でます。

ミッションの出来の良さは言うまでもない。

見た目があまりに普通なので見栄を張りづらいのが最大の難点でしょうか。


3位はアストンマーチンヴァンキッシュ。

巷に「美し過ぎる○○」という形容は溢れ返っていますが、ヴァンキッシュほど「美し過ぎる」と言う言葉が似合う車は無いでしょう。

外観も内装も色気の塊で、優美な曲線は何時間眺めていても飽きません。

澄んだエンジン音はイタリアンスーパーカーと対照的。

どんな速度域でも優雅さを忘れない乗り心地は病みつきになります。

問題は内装に似つかわしくない貧弱なナビと、3000万円台後半になる乗り出し価格です。

しかし、4000万円を車に使えるなら、私はフェラーリではなくこの車を選びます。


2位はアルピナD5。

分かる人にしか分からないのがアルピナの魅力ですが、その中でもD5は迫力あるエンジン音を奏でるわけでもなく、見た目も普通の5シリーズとマフラーぐらいしかパッと見の違いがなく、1000万円級だとは中々思われないでしょう。

しかし、乗って少しでも走り出せば、あまりにも上品な乗り心地に感嘆の声が漏れると思います。

スポーツモードでもしなやかさを失わないのはアルピナならでは。

遮音性も高く、ディーゼルのゴロゴロ音は殆ど気になりません。

ステアフィール、変速マナーとどれを取っても一級品ですが、この車の凄さはカタログ値で18.8km/Lを記録する、とても低燃費なスポーツカーであることです。

オプション金額が高いことと、納車待ちが長いのが問題ですが、この車ならジェントルにジックリ待つのが似合っていますね。


1位はテスラSです。

もう何から何まで既成概念をぶち壊すスゴイ車です。

外観はともかく内装の近未来感は他に類を見ません。

走らせた感覚も正に異次元で、ほぼ無音に加速して行く様は車ではないかのよう。

乗り心地も上質で、当たり前ですが室内の静粛性も素晴らしい。

ショーファードリブンとしても相応しいと感じます。

ランニングコストもガソリン車とは比較になりませんが、インフラが整わないと厳しい面があるのは否めません。

また、相次いだ炎上事故も気になります。


1000万円以下の1位だったV40とテスラSを比較して今年の個人的イヤーカーを決めます。

今年はテスラSです。

まだ多くの課題があるのは分かりますが、この車の様々なアイデアはきっとこれからの車作りに多大な影響を与えたと思います。

10年後はテスラのような車が市場を席巻していることでしょう。

逆に言えばガソリン車に乗れる時代もそう長くは続かなそうなので、今のうちにV40のような出来の良いガソリン車に乗っておくべきだとも考えられますが。


今年は2012年に続いて新車の当たり年でした。

景気も上向いて来ているようですので、来年にも期待できますね。


私は明日からしばらく日本を離れます。

皆様、良いお年をお迎えください!
Posted at 2013/12/24 15:27:33 | コメント(2) | トラックバック(0) | 試乗記 | クルマ
2013年12月23日 イイね!

2013年 個人的カーオブザイヤー 《アンダー1000万円》

2012年に続き、2013年も素晴らしいモデルが多数発売になりました。

例年以上に高額なハイパフォーマンスモデルに試乗する機会があり、本当に楽しい1年でした。

試乗に基づき、2013年の超主観的なカーオブザイヤーを決めます。

じっくり付き合わなければ分からない良さもあるとは思いますが、あくまでチョイ乗り試乗での評価となります。

上はアヴェンタドールの4000万円級から100万円台まで幅広いので、乗り出しでおおよそ1000万円以下と以上で分けて、昔のF1っぽくそれぞれ6台入賞とします。

今日は1000万円以下で。


入賞を逃した7位はVW・ゴルフ。

ゴルフは昔からどのグレードを選んでもハズレがありません。

特に現行は外装が洗練されることでゴルフ特有の野暮ったさが消え、コンサバなのに明らかに新型と分かります。

GTIは、エンジン音も野太く、走りも楽しく、燃費も結構良い。

しかし、アウディA3もそうですが、完成され過ぎていて面白みに欠けます。

大きな欠点が無いので、人様にお勧めするには最適の車だとは思います。


6位はレクサスIS300h。

街乗りだけでなくサーキットや特設コースなど様々なシチュエーションで乗ることができ、完成度の高さを実感しました。

走り自体は350の方が上ですが、燃費や下取りなどを考慮すれば300hかなと。

スピンドルグリルもISでようやく完成形を迎えたように思えます。

内装の質感も高く、アフターサービスの良さなどを考えれば、レクサスはある意味最も日本人に合っていると感じます。

速度を上げた時の接地感の薄さが課題の一つです。


5位はBMW320GT。

F30系の出来はとても素晴らしいですが、GTになってもその良さは損なわれず、なおかつ広大なラゲッジスペース備わるなど、実用性も増しました。

328でなくて320で十分だと思います。

外観も5シリーズGTと違いまとまっています。

ディーゼルと4WDの設定があれば尚良し。

しかし素の320GTでも500万円を超える価格はいくらなんでも高い。

BMWの値引き前提の価格設定には疑問を感じます。


4位はトヨタ・ハリアー。

ハイブリッドはまだ試乗車の用意が無いので、ガソリンエンジンでの評価です。

内装の質感がライバル車に比べて一頭地を抜いています。

乗り心地も良く、ハンドリングも素直。

エンジンの高回転での雑味とアクセルレスポンスが少々鈍い点がマイナスです。

売れているのが分かる完成度の高さです。


3位はフォードフォーカス。

キビキビとした走り、しなやかな足回り、正確なハンドリング、NAならではの踏み代と加速の一体感など、どれを取っても素晴らしい。

ゴチャゴチャした内装と平凡な外観がマイナスポイント。

燃費が12.0km/Lなのも物足りません。

総合力は高く、世界的ベストセラーである理由が分かります。

日本ではあまり見ないので、他の人と違う車に乗りたい人には本当にお勧めです。


2位はホンダフィットハイブリッド。

内装の質感が格段に増し、荷室の使い勝手がさらに向上しています。

スタート時のモーターによる加速の気持ち良さはハイブリッドならでは。

ホンダ懸念のブレーキですが、今までのハイブリッドモデルとは比較にならない程に自然で効きが良くなりました。

36.4km/Lのカタログ燃費と163.5万円~の価格が何よりも素晴らしい。

同じ車が街に溢れ返っていることを気にならないならとても良いと思います。

ただし、フィット伝統のコツコツした乗り心地と、エンジントラブルによるリコールが気になるところではあります。

他にも細かい不具合の報告を散見できますので、コストカットが酷いのかも。


1位はボルボV40クロスオーバー。

V40系はどれも素晴らしいですが、パワフルな走りと乗り心地の良さを両立したクロスオーバーが最も良いと感じました。

価格を抑えたノーマルV40でも、スポーティーなRデザインでも後悔することはないでしょう。

シャープな外観はスタイリッシュで近未来的。

内装の質感は高く、シートの座り心地が優れています。

素直なハンドリングで、特にコーナーが気持ち良い。

走りの面白さだけではなくボルボらしく安全装備に抜かり無いのが嬉しい。

ノーマルV40のDCTは時折ギクシャクした挙動を見せるので、マニュアルモードでシフトチェンジすべきなのですが、残念ながらパドルシフトの設定がありません。

早く対応して欲しいですね。


今年は特にBセグ・Cセグで出来の良い車が発売になりました。

ハイブリッド、小排気量ターボ、NAにミッションもCVT、DCT、トルコン式ATと選びたい放題。

ただ、もっとディーゼルを積んだモデルが増えて欲しい。

来年には試乗できるであろうアクセラディーゼルに期待します。


  1000万円オーバー編につづく
Posted at 2013/12/23 18:04:39 | コメント(1) | トラックバック(0) | 試乗記 | クルマ
2013年12月22日 イイね!

メルセデス・ベンツ S550 long 試乗

メルセデス・ベンツ S550 long 試乗今年最後の試乗車は1ヶ月ほど前から決めていました。

メルセデスのフラッグシップ、Sクラスです。

これほどの高額車なのにカーオブザイヤーの10ベストに選ばれた理由を知るのが一番大きな目的です。

また、私は現在セダン欲しい病に罹っているので、ちょっと本気で検討している車種でもあります。


最初にSクラスのカタログスペックを紹介します。

全長5120mm(longの場合5250mm)×全幅1900mm×全高1495mm。

車重は2050kg~2250㎏。

主なグレードは

・S400ハイブリッド 3.5L V6(306ps/37.7kgm)+モーター(27ps/25.5kgm) 右 1090万円

・S550ロング 4.7L V8ツインターボ(455ps/71.5kgm) 右/左 1535万円

・S63AMGロング 5.5L V8ツインターボ(585ps/91.8kgm) 右 2340万円

・S65AMGロング 6.0L V12ツインターボ(630ps/102.0kgm) 左 3200万円

ミッションは全て7速AT(S63はスピードシフトMCT、S65はスピードシフト)。

大きさも価格もさすがSクラス。


Eクラスと乗り比べができるとのことで、まずはE350から乗ることにしました。



私はフェイスリフト後のEクラスは、E250とE63AMG Sに乗ったことがあります。

E250は出足が鈍く、また回した時のエンジンの雑味が気になり、あまり印象は良くありませんでした。

それほど期待せずに乗ったのですが、3.5LのV6エンジンが素晴らしく、これこそメルセデスの水準だとちょっと感動。

そう言えば1年以上前にCLSシューティングブレークの試乗をし、エンジンのレスポンスや官能性の高さに感動しましたが、そのエンジンも同じ3.5Lでした。

これは良いエンジンですね。

しかも前車追従クルーズコントロールの出来の良さは、他メーカーの同じようなシステムと比べても頭一つ抜けていると感じました。

走りが良いと外観もカッコ良く思えて来ますし、内装の質感も高く感じます。




いよいよ本日の主役のSクラス。

本当はS400ハイブリッドが良かったのですが、近くに試乗車の用意が無いので、S550ロングになりました。

とにかく大きなボディに圧倒されます。

ロングボディなので全長は5mを軽く超えていますし。

あまり印象の良くなかったフロントマスクですが、これだけのボディに組み合わさると威風堂々とした威厳が感じられます。

特にライトを点けると、LEDが効果的に光ってより迫力が増します。



リアは誰が見てもSクラスと分かるようなコンサバなものです。



Sクラスを求める人の多くはそんなに冒険したデザインも求めないでしょうから、キープコンセプトは正しい判断なのでしょう。

内装を見てあまりの質感の高さに驚きます。



Eクラスも悪くないと思いましたが、ちょっと次元が違いました。

ナビの画面も大きく解像度も高い。

メーター類も視認性が高い。



エンジンをかけると青く光るのがまた良い演出です。



しかもこの色は変えられるのです。

後部座席に座ると足元の広さに感動します。



変に背もたれを寝かせることはせず、ちゃんとした姿勢を保てるのもまた好印象。

シートの座り心地は最高で、私が今までに座ったことがある後部座席で最も良いと思ったベントレー・フライングスパーに匹敵するかも。

ただしトランクは予想を遥かに超える狭さで、Eクラスのセダンにも遠く及びません。

しかもトランクスルー機能も付いていないので、使い勝手は悪いでしょう。


シートに身を委ねると後部座席と同じく極上の座り心地です。

ただしヘッドレストが前にせり出していて、かなり邪魔に感じます。

最適なドライビングポジションにしづらく、ふんぞり返る姿勢にならざるを得ません。

もしかしたら位置をもっと後ろに出来るのかも知れませんが、営業の人もやり方が分かりませんでした。

Sクラスに乗っている人はよく偉そうな態度で運転していますが、仕方が無かったのですね。


試乗車は左ハンドルだったこともあり、かなり右フロントに気を使いました。

クワトロポルテなどと比べても決して見切りは良いとは言えません。

乗り心地は快適そのもので、路面が荒れていても不快な振動を殆どキャビンに伝えないのは見事の一言です。

高級ソファに身を委ねる重厚感を感じます。

ステアリングは予想よりも軽いですが、フィールは濃厚でとても自然。


最高出力455psものハイパフォーマンスカーですが、アクセルを踏み込んでもそこまで爆発的な加速を見せるわけではありません。

至って自然にどこまでも加速を続けるといった印象。

スポーツモードだとアクセルレスポンスが変わり、ノーマルモードに比べてある速度に到達するまでの時間は短くなりますが、その本質は変わりません。

周りに誰もいない状態で軽く急ブレーキをしましたが、効きは素晴らしいのに本当に滑らか。

乗り心地も加速感も減速も全て角が取れています。


本当に完成度の高い車ですね。

高級車をつくり続けているメルセデスの伝統を見せつけられた気がします。

フロアマットやコーティングなどの必要オプションを盛り込んで、S400ハイブリッドで乗り出し1370万円、S550ロングで1640万円程も掛かります。

良いモノを手に入れようとすればそれだけの対価が必要なのですね。
Posted at 2013/12/22 23:05:36 | コメント(0) | トラックバック(0) | 試乗記 | クルマ
2013年12月20日 イイね!

ホンダ ヴェゼル ハイブリッド 試乗

ホンダ ヴェゼル ハイブリッド 試乗デビューしたばかりのホンダ・ヴェゼルのハイブリッド仕様の試乗をして来ました。

ヴェゼルはフィットベースの小型SUVで、ライバルは日産ジュークともっぱらの噂。

名前の由来は「カットした宝石の面」を表す「bezel」で、「vehicle」を掛け合わせたそうです。

全長4295mm×全幅1770mm×全高1605mmで、車重はガソリン車のFFで1200kg、ハイブリッドのFFで1300kg程度となっています。

ガソリン車は1.5L NA(131ps/15.8kgm)にCVTを組み合わせ、カタログ燃費は20.0km/L前後。

ハイブリッドは同じく1.5L(132ps/15.9kgm)にモーター(29.5ps/16.3kgm)で、システム最高出力は152psとなり、ホンダは2.0L級と謳っています。

ミッションは7速i-DCD(デュアルクラッチ)で、カタログ燃費はFFで26.0km/L前後、4WDで23.0km/L前後です。

価格はガソリン車FFのベースグレードが187万円、ハイブリッドの4WDのLパッケージの全部乗せで297万円と言う価格帯です。


試乗車はハイブリッドFFの「X」と言うグレードで、車両本体価格は235万円。

アルミパッケージのオプション付きです。

実車は東京モーターショーで見ていましたが、改めて見ますと複雑なラインが今までの小型SUVにない高級感を出しています。

コンサバなデザインなのに存在感と塊感があります。

フロントライトには流行りのLEDが組み合わさっています。



後部ドアノブはアルファロメオのように窓枠と一体化されていて、まるでクーペのようなスポーティーさを生んでいます。



泣き目調のリアライトが独特ですが、フォルムは至ってオーソドックスなので飽きが来にくいと思われます。




内装は、フラットに嵌っているナビ、タッチパネル式のエアコンスイッチ、ピアノブラック調のミッション周りなど中々凝ったつくりです。

特にナビは見やすい上に操作もしやすい。

3年間は半年毎に無料でアップデートしてくれるし、それに掛かる時間も20分程度とのことです。

近頃のホンダは内装の質感が非常に向上していますが、ヴェゼルもこのクラスとしては十分に合格点です。



しかしCMで見るブラウンの内装は上級グレードのみの設定です。

また、ホンダはステアリングに沢山のスイッチを配置する癖があり、ヴェゼルもそれに漏れません。

賛否あるかと思いますが、私はステアリング上はシンプルにすべきだと思っています。

ラゲッジスペースはこの全長としてはとても広々。

開口部も広く使いやすそう。

この辺りはさすがホンダですね。


ホンダには「どうぞご自由にご試乗下さい」とよく言われるのですが、初めて行ったこのディーラーでもそうでした。

過去に何人もの友人が買い、営業さんの顔見知りもいる店舗に行きたかったのですが、生憎そこはまだ試乗車の準備ができていなかったのです。

一見にも自由に試乗させてくれるホンダの懐の深さを感じます。

折角なので私のお気に入りの試乗コースまで連れ出しました。


シートは標準のファブリックで可も無く不可も無し。

全般的に乗り心地は良く、一時期のやたら硬かったホンダ車がウソのようです。

ちょっとロールが気になりますが。

アイポイントが高いこともあり車両感覚が掴みやすく、最小回転半径も5.3mなので狭い路地でも非常に扱いやすいです。

ステアリングは軽く取り回しは楽ですが、中立付近が曖昧な印象を受けます。

出足は中々鋭く、特にスポーツモードにすると結構な加速感を味わえます。

メーターの照明色も青から赤に変わり、スポーツマインドも駆り立てられますし。

しかしこのスポーツモードをATモードで走らせると、常にギアが適正よりも一段低いようなくぐもったエンジン音を発し、手動でギアを上げたくなります。

ところが何速に入っているかの表示がメーターの左隅に小さくあるだけなので分かりづらく、しかもシフトチェンジの反応が鈍い。

折角パドルシフトを付けているのにそれは無いだろ、と言いたくなります。

以前に試乗したフィットハイブリッドにはパドルが無かったので気付きませんでした。

ホンダのハイブリッド懸念のブレーキは、フィットハイブリッド同様にとても自然で効きも十分です。


試乗車には「シティブレーキアクティブシステム」とのオプションも付いており、前方に障害物がある場合はアクセルを踏んでも発進を防止してくれます。

上りの坂道で信号待ちをし、青になり発進しようと思ったらこのシステムが作動し、後ろの車からクラクションを鳴らされてしまいました。

ディーラーに戻り営業の人にこのことを伝えると「かなりセンサーが敏感なのでそういった事例があると聞いています」とのことでした。

ちょっと気になるところです。


ハイブリッドのFFで「X」のグレード、ナビ・あんしんパッケージ・17インチのアルミホイール・コーティングなどのオプションを入れて、乗り出しで299万円です。

同等装備のフィットハイブリッドと比べ、50万円~60万円程度高いと思われます。

街に溢れかえっているフィットが嫌で、高いアイポイントを望むならヴェゼルでしょうが、私はこの価格差ならフィットを選ぶかなあ…。

ヴェゼルはいじり甲斐がある外観をしていますが。

納車はグレードや仕様にもよりますが、概ね2月から3月には出来るとのことでした。

消費税増税前に間に合います。

購入を考えている人は早めに動いた方が良さそうです。
Posted at 2013/12/20 21:58:30 | コメント(1) | トラックバック(0) | 試乗記 | クルマ
2013年12月19日 イイね!

トヨタ ハリアー 試乗

トヨタ ハリアー 試乗同僚がハリアーの試乗がしたいと言うので、仕事帰りにトヨタに寄って来ました。

ハリアーのスペックを紹介します。

全長4720mm×全幅1835mm×全高1690mmで、車重はガソリン車が1600kg前後、ハイブリッド車が1800kg弱です。

ガソリン車は2.0L直4(151ps/19.7kgm)にCVTを組み合わせ、カタログ燃費は2WDで16.0km/L、4WDで15.0km/L前後。

ハイブリッド車は4WDのみで、2.4L直4(152ps/21.4kgm)にフロントモーター(143ps/27.5kgm)とリアモーター(68ps/14.2kgm)が備わります。

ミッションは電気式無段変速で、カタログ燃費は21.4km/L。

ガソリン車の4WDはカップリング式ですが、ハイブリッドはこれまた電気式のE-Fourと呼ばれるものです。

プロペラシャフトやトランスファーが不要となり、ガソリンエンジンと変わらぬ室内空間を実現できているとのことでした。

価格はガソリン車の2WDが272万円~360万円、同4WDが291万円~379万円、ハイブリッドは361万円~447万円です。


ハイブリッドの試乗車は1月まで無く、2.0Lガソリンエンジンの2WDが試乗車でした。

グレードは上から2番目の「プレミアム」です。

外装色は昼間は紫にも見える「スパークリングブラックパールクリスタルシャイン」です。

何て長い色の名前だ。

フロントマスクはかなりシャープで、SUVにはいかつさを求める私は少し物足りなく感じましたが、同僚はとてもスリムでカッコ良いと好印象。



逆にリアはライトがマセラティのような形状で尚且つ凹凸ある立体的感を良く思いましたが、同僚はゴテゴテし過ぎとあまり評価せず。



2人とも口を揃えて良いと言ったのが、ガンメタのホイールと内装です。

特に内装はワインレッドのダッシュボードやドアトリムがオシャレ。



今までの日本車にはあまり見られない大胆なカラーリングです。

ブラックのセンターパネルとの調和が見事です。

ナビもエアコン類も無駄なスイッチが全く無く、とてもスッキリと上品なものとなっていました。



シートはこのグレード標準の上級ファブリックでしたが、見た目も座り心地も素晴らしく、革シートにする必要性を感じません。

トヨタはこのような上品な内装を作り上げるのが本当にうまいですね。


最初は同僚が試乗し、私は助手席に乗りました。

乗り心地がシットリとしていて、とても上質な走りに感じます。

マークXなどの上級グレードに採用されているFADショックアブソーバーによる恩恵なのでしょうか。

荒れた路面のいなし方は見事なものでした。

足元も広く、助手席でくつろぐには最高です。


次は私が運転をする番です。

ステアリングの太さ、見切りの良さ、メーター類の視認性の良さとどれも不満ありません。

ハンドルも軽く、最小回転半径も5.6mなので、大きさの割りには取り回しが楽です。

特にステアリングの操舵量と切れ角が見事に一致し、S字がとても楽しい。

アイドリングストップも自然で、静粛性も抜群でした。


一方、エンジンは割りとガサツで気持ち良さに欠けます。

スポーツモードにしていなくても直ぐに4000回転まで回ってしまうので、カタログ燃費に近い数値が出るとは到底思えません。

スポーツモードにすれば意外と俊敏な加速を見せて中々面白いのですが、ブレーキの効きが甘めです。

ただし、試乗した日が雨だったので、そこは割り引いて考える必要がありますが。


本命のハイブリッドではなくガソリン車でしたが、完成度の高さに唸りました。

これほど良いと思ったトヨタ車はFJクルーザー以来です。

ハイブリッドは先代に比べて40万円~60万円程度値下がりしていますし。

早くも2万台も受注しているのが分かります。

売れに売れているので、ハイブリッドは今注文しても納車は来年の8月以降(!!)とのことでした。


ガソリン車の2WDの最高グレード(ナビ付き)で、ムーンルーフやコーティングなどのオプションを付けて見積もりを出してもらいました。

すると乗り出しで414万円(革シートにすれば+22万円)です。

私のフォレスターXTはサンルーフやら革シートやらエアロやら電動パワーゲートやら色々と付けましたので、413万円になりました。

ほぼ同じ金額です。

走りはフォレスターの方が楽しいですが、内装の質感は圧倒的に負けています。

フォレスターはうん十万円の値引きがありましたが、ハリアーは5万円+コーティング代(6.3万円)しか値引きが出来ないようなので、支払金額にはかなりの差がありますが。

それでもスバルはもう少し内装を頑張って欲しい。

因みに、同じ条件でハイブリッドにすると乗り出し481万円(革シート+22万円)です。


担当して下さった営業の方は知識も豊富で、何でもすぐに答えてくれました。

毎度のことではありますが、トヨタはこのような社員教育が見事です。

私の好きなスバルやホンダは営業の当たり外れが激しくて、良い車をつくっているのに勿体ないと思う時もあります。
Posted at 2013/12/19 22:04:08 | コメント(2) | トラックバック(0) | 試乗記 | クルマ

プロフィール

「代わり映えのない日常 http://cvw.jp/b/1971282/43983792/
何シテル?   05/09 15:17
よろしくお願いします。 試乗記や旅行記が中心だったのですが、このところは娘関連のネタばかりです…
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2013/12 >>

1 2 3 4 5 67
8 9 1011 12 13 14
15 16 17 18 19 2021
22 23 2425262728
293031    

愛車一覧

スバル フォレスター スバル フォレスター
子供が出来て荷物を積める車を探していたのと、友人がスバルに勤めていることもあって買いまし ...
フェラーリ カリフォルニアT フェラーリ カリフォルニアT
2015年12月オーダー 外装色 BIANCO AVUS 内装色 ROSSO 右ハンド ...
フォルクスワーゲン シロッコ フォルクスワーゲン シロッコ
M6と同時に所有し、クーペ&クーペでした。 こちらを通勤用にし、M6をロングドライブ用 ...
BMW M6 クーペ BMW M6 クーペ
E63です。 V10エンジンは最高でした。 シートも座り心地が良く、ロングドライブに ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation