この記事は、
今日はについて書いています。
発表からやや遅れてメルセデスの新しい取り組みである「
ALL TIME STARS」について取り上げた所、「厳選オールドメルセデス」という実に奥深い(底無しともいう)話に展開されましたので、私もそちらに便乗してみることにします。
もっともこの話、放談が大前提とは言え、意外と現物が出てくるんじゃないかという危惧もありまして、タイトルからして慎重になっていたりもします(笑)
ついでの余談ながら、久方(約一年半!)ぶりの「もしも・・・」カテゴリでもあるようです。
さて先ずは、私的オールドメルセデスについてですが、前にも書いたとおり、幼少時代、近所にベンツ中古車の社長さんがお住まい&日々売り物予備軍を乗って帰られてきたこともあって、意外と旧い方の範疇は広かったりします。思い返すと、一番多かったのはW116で、W108やC107という時もあったような。
もちろん、その頃からは約40年という年数が経っていますから、この辺りは今だと現物が出てきたとしても「COLLECTORS」以上に類されることとなるのでしょう。放談だとしても、あまりに現実感が乏しいようでもあり。
そこでマイセレクトはもう少し、現実に近い所にします。以下、私的5選。
○W124 E220
メルセデスという枠を超えて、ミドルセダンの金字塔と言っていいと思います。
一般的な評価も高いとは言え、私も筆頭に挙げずにはいられない存在です。
その”正しさ”は今という時代からすると「清廉潔白」という言葉が相応しいかと。
E220はコメントの中でも触れたモデルです。
一般的な選択としては6気筒系を選ばれる方が多いような気もしますが、フロントの軽い4気筒というのが理知的に思いまして、数多いW124の中から私選としてみました。
マイナーチェンジ前後は悩みどころで、ここでは悩みつつで後を選択。1年限りとなった220Eの過渡期感も個人的には好ましく思いますが。
○W202 C240
先代の評価が高いがために、まだ評価の定まらない世代でしょうか。
もう少し年数が経つと、評価が上がってくる気もしています。
この年代だとW210との選択が悩ましいところですが、この大きさで十分かなという観点でW202を選択。
モデルは、W124の選択とやや矛盾感がありますが、ここではV6のC240としてみます。
W124共々、これ一台で今でも万用途に使えるセダンですね。
○W201 190E 2.3
W124がミドルセダンの金字塔なら、こちらはコンパクトセダンの金字塔です。
セダンの文化がすっかり衰退してしまったこの国での空前絶後感は、W124以上でもあります。
Aクラスセダンとでも銘打って、現行Cクラスをこのサイズに圧縮してくれたら次の候補は確定しますが、全く実現する気配はない気も(笑)
要するに、それぐらい貴重なセダンと言いたいわけなのです。
今の選択なら2.0でもいいと思うのですが、少し余裕を見て2.3を選抜。この辺りは往年のくるまにあ誌から影響されているのは間違いありません。
○W126 300SE

(画像は560SEL)
W124がミドルセダンの金字塔なら、こちらはフルサイズセダンの・・・以下略(笑)
バブル時代に一世を風靡して、この国のメルセデス像を定着させた存在であります。
当時はそれこそ、好き嫌いを表明するのですら憚られる存在でしたが、そこからだいぶ経った今では全く躊躇なくいいよなぁと言い切ります。
画像はロングですが、ショートの方なら現在のEクラスともクロスするサイズでありまして、何とか取り回しはできそう。5ナンバー枠が大きな影響を持っていた当時は、かなり大きく感じたクルマですので、この辺りも隔世の感があります。
今から乗るなら、我先に急ぐ必要もないでしょうから、300SEがよろしい選択かと。
○W123 230E
この年代でも実用として使えそうと思わせるのは、ある種メルセデスのマジックかもしれません。冷静になって考えると、初代クレスタや3代目マークIIとクロスする年代のクルマなのですが。
70年代中盤過ぎの登場ということで、80年代のモデルとは違ったクラシック感がイイ感じではあります。
以下、再びの私考察
一つぐらいはセダン以外からとも思ったのですが、結局セダンが並んでしまいました。
やはりここはセダンの名門と改めて思います。123・124ですと、ワゴンやクーペの佇まいもいいですし、もう少し範疇を広げると、SLやSLCもいいのですが、基本はセダンにある気がするのですね。
あとは、本文中でも触れたとおり、ベストの選択等、自動車雑誌や同評論家陣に影響されている部分が想像以上に多い気がします。80年代から90年代初頭という選択しかり、排気量は小さいほうがいいという点もしかりです。
このあたりは、このブログを読まれている方も同じような感じじゃなかろうかと想像するところでありまして、そういう意味では直球勝負している分、共感も多いかなと思うのですが。
(画像の引用元)
・FavCars.com