前々回の話を書いていて、ふと思い付いた企画です。
私は、23年前に
JZX81マークIIをコミ約280万円で購入したのですが、これを現在に当て嵌めてみると、一体どうなるのだろうと興味をもちまして。
国家公務員の初任給における金額比率は約1.05でしたので、現在のお値段はコミ300万円と条件設定。ナビやら諸費用やらを考慮すると、車両本体価格は280万円ぐらいが上限でしょうか。
この手の空想話は条件が緩いほど面白いのですが、一方で話が発散しそうなのを警戒して、一応「新車のセダン」という条件も付けてみます。
以上の条件で探してみたところ、白羽の矢が立ったのは以下の5台。
(並び順は、単に思いついた順ということで)
1.マークX 250G (本体価格:2,777,143円)
この手の話になると必ず「お買い得」という意見が寄せられるJZX81の直系子孫。
現行モデルは2009年に登場後、早6年目に突入ということもあり、周囲の車が値上がりし続ける中で、お買い得感が際立ってきた稀有な存在。
同じ理由から、中身のほぼ変わらない前期の中古車なら、上物でもコミ200万円で余裕で買える点と、アイドリングストップを持たずエコカー減税の適用も除外となるクルマを2015年に購入することになる点(これは経済性よりもむしろ思想の部分ですね)が判断の悩みどころですが。
エコカー減税の対象外ということもあり、コミ300万で収めようとすると、ナビに贅沢は出来ず、用品類も制限される可能性大。
2.インプレッサ G4 2.0i-S EyeSight (本体価格:2,430,000円)
現行モデルは2011年の登場。
同クラス内でもお買い得感の高い価格設定ということもあって、最上級グレードでも予算内で選択可能。従って、4WDに最新の運転支援装置EyeSightも選べちゃいます。
もっとも、お買い得優先なら、一つ下の2.0i EyeSight(2,257,200円)の方がベストバリューの気がします。
近日中にハイブリッド追加が噂されているようですが、個人的にはレヴォーグの1.6ターボの方が望ましかったり。WRX S4は2.0のみのため、1.6ターボとセダンの組合せは、まだ実現していないんですよね。
3.アクセラ ハイブリッド-S (本体価格:2,586,600円)
現行モデルは2013年の登場。
同クラス&同価格帯のプリウスが末期モデルなのに対し、こちらはまだまだ新しいのが魅力。ハイブリッドから選択するなら一押し。
逆にハイブリッドに魅力を感じないと、割高感は否めず。輸出仕様は4ドアにも2.0ガソリンの設定があるのに、国内仕様は1.5ガソリンとハイブリッドのみなのが残念です。アクセラのベストバリューは、20S Touring(SPORTで2,430,000円)だと思うのです。
4.アテンザ 20S (本体価格:2,764,800円)
現行モデルは2012年の登場で、つい最近マイナーチェンジ。
アクセラでベストバリューと書いた2.0ガソリンとセダンの組合せはこちらなら選べます。CVTの全盛期にあっても、優秀な6ATがSKYACTIV-Gと組み合わされるのが最大の魅力。装備と価格差を考慮すると、もう一つ上の20S PROACTIVE(2,867,400円)を選びたくなりますが、こちらは予算内に収まらなさそう。
ボディサイズは全長・全幅共にかなり大きく、ロングホイールベースの影響で最小回転半径も大きいため、取り回しには考慮の必要あり。
5.ティアナXE (本体価格:2,499,120円)
現行モデルは2014年の登場と、この中で最も新しいモデル。海の向こうでは、もう2年ほど早く登場していたりですが。
北米でのライバル車である、カムリやアコードがハイブリッドのみしか選べない中で、こちらはガソリン車のみの販売。
国内のライバル車をマークXの250と想定しているらしく、ほぼ同じようなグレード構成&価格設定となっています。こちらも装備差を考慮すると、一つ上のグレードであるXLを選択したいところですが、エマージェンシーブレーキの標準化に伴い価格が上がってしまった(2,896,560円)ため、予算内ではXEのみ選択可能かと。
装備はその分簡素ですが、それさえ許容できれば、シルフィの最上級とほぼ変わらない価格は魅力的。
といった感じで抽出してみました。
小さいサイズの最上級か、大きいサイズの価格訴求モデルか、といった選択となって、「帯に短し襷に長し」の感もありますが、求めるものが明確化されれば、それなりに選べるんだなぁと思ったりします。
各々長短を持ち合わせますので、ベストはあえて書かずの結論としましょう。・・・このブログをご覧になった方は、どれを選ばれますか?
以下余談
自分でJZX81を購入した時には、あえてのセダンということもあって、周囲から驚愕された
(呆れられた)のですが、現在の若者がこの5択から自車を選択したとしたら、それ以上の波紋が広がる気はします。(私と同年配のクルマ好きは一目置くかもしれません(笑))
それこそが20年以上という時の経過がもたらした、クルマを取り巻く環境の最大の変化なのかもしれませんね。
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もしも、で始まる仮定の話 | クルマ
Posted at
2015/03/12 21:47:03