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イイね!
2015年03月12日

もしも、コミ300万円で新車のセダンを購入するなら

前々回の話を書いていて、ふと思い付いた企画です。

私は、23年前にJZX81マークIIをコミ約280万円で購入したのですが、これを現在に当て嵌めてみると、一体どうなるのだろうと興味をもちまして。

国家公務員の初任給における金額比率は約1.05でしたので、現在のお値段はコミ300万円と条件設定。ナビやら諸費用やらを考慮すると、車両本体価格は280万円ぐらいが上限でしょうか。
この手の空想話は条件が緩いほど面白いのですが、一方で話が発散しそうなのを警戒して、一応「新車のセダン」という条件も付けてみます。


以上の条件で探してみたところ、白羽の矢が立ったのは以下の5台。
(並び順は、単に思いついた順ということで)

1.マークX 250G (本体価格:2,777,143円)




この手の話になると必ず「お買い得」という意見が寄せられるJZX81の直系子孫。
現行モデルは2009年に登場後、早6年目に突入ということもあり、周囲の車が値上がりし続ける中で、お買い得感が際立ってきた稀有な存在。

同じ理由から、中身のほぼ変わらない前期の中古車なら、上物でもコミ200万円で余裕で買える点と、アイドリングストップを持たずエコカー減税の適用も除外となるクルマを2015年に購入することになる点(これは経済性よりもむしろ思想の部分ですね)が判断の悩みどころですが。

エコカー減税の対象外ということもあり、コミ300万で収めようとすると、ナビに贅沢は出来ず、用品類も制限される可能性大。



2.インプレッサ G4 2.0i-S EyeSight (本体価格:2,430,000円)




現行モデルは2011年の登場。
同クラス内でもお買い得感の高い価格設定ということもあって、最上級グレードでも予算内で選択可能。従って、4WDに最新の運転支援装置EyeSightも選べちゃいます。
もっとも、お買い得優先なら、一つ下の2.0i EyeSight(2,257,200円)の方がベストバリューの気がします。

近日中にハイブリッド追加が噂されているようですが、個人的にはレヴォーグの1.6ターボの方が望ましかったり。WRX S4は2.0のみのため、1.6ターボとセダンの組合せは、まだ実現していないんですよね。



3.アクセラ ハイブリッド-S (本体価格:2,586,600円)




現行モデルは2013年の登場。
同クラス&同価格帯のプリウスが末期モデルなのに対し、こちらはまだまだ新しいのが魅力。ハイブリッドから選択するなら一押し。

逆にハイブリッドに魅力を感じないと、割高感は否めず。輸出仕様は4ドアにも2.0ガソリンの設定があるのに、国内仕様は1.5ガソリンとハイブリッドのみなのが残念です。アクセラのベストバリューは、20S Touring(SPORTで2,430,000円)だと思うのです。



4.アテンザ 20S (本体価格:2,764,800円)




現行モデルは2012年の登場で、つい最近マイナーチェンジ。
アクセラでベストバリューと書いた2.0ガソリンとセダンの組合せはこちらなら選べます。CVTの全盛期にあっても、優秀な6ATがSKYACTIV-Gと組み合わされるのが最大の魅力。装備と価格差を考慮すると、もう一つ上の20S PROACTIVE(2,867,400円)を選びたくなりますが、こちらは予算内に収まらなさそう。

ボディサイズは全長・全幅共にかなり大きく、ロングホイールベースの影響で最小回転半径も大きいため、取り回しには考慮の必要あり。



5.ティアナXE (本体価格:2,499,120円)




現行モデルは2014年の登場と、この中で最も新しいモデル。海の向こうでは、もう2年ほど早く登場していたりですが。
北米でのライバル車である、カムリやアコードがハイブリッドのみしか選べない中で、こちらはガソリン車のみの販売。
国内のライバル車をマークXの250と想定しているらしく、ほぼ同じようなグレード構成&価格設定となっています。こちらも装備差を考慮すると、一つ上のグレードであるXLを選択したいところですが、エマージェンシーブレーキの標準化に伴い価格が上がってしまった(2,896,560円)ため、予算内ではXEのみ選択可能かと。
装備はその分簡素ですが、それさえ許容できれば、シルフィの最上級とほぼ変わらない価格は魅力的。



といった感じで抽出してみました。

小さいサイズの最上級か、大きいサイズの価格訴求モデルか、といった選択となって、「帯に短し襷に長し」の感もありますが、求めるものが明確化されれば、それなりに選べるんだなぁと思ったりします。
各々長短を持ち合わせますので、ベストはあえて書かずの結論としましょう。・・・このブログをご覧になった方は、どれを選ばれますか?


以下余談
自分でJZX81を購入した時には、あえてのセダンということもあって、周囲から驚愕された(呆れられた)のですが、現在の若者がこの5択から自車を選択したとしたら、それ以上の波紋が広がる気はします。(私と同年配のクルマ好きは一目置くかもしれません(笑))

それこそが20年以上という時の経過がもたらした、クルマを取り巻く環境の最大の変化なのかもしれませんね。
ブログ一覧 | もしも、で始まる仮定の話 | クルマ
Posted at 2015/03/12 21:47:03

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この記事へのコメント

2015年3月12日 22:07
こんばんは♪

300万円と言うと条件外しても国産新車セダンの選択肢が減り過ぎてる件www

まぁ、1990年代前半だったら同じ条件でかなり選べたんですけどねぇw

オイラなら、この5台の中では唯一のV6エンジン積んでるマークXに一票を。

過去に6気筒エンジン乗って無ければそれ以外の選択も有るでしょうけど、やはり6気筒エンジンのフィーリングには変えられないですねぇ。

今でこそエボⅩ乗ってますが、やはりマルチシリンダーエンジンのフィーリングは好きですしw

いくら直四2.5L+ハイブリッドが燃費良くても、V6 3.5Lの方に惹かれるガソリンぶっ込んでヒャッハーな人ですからねぇwww
コメントへの返答
2015年3月12日 23:02
こんばんは

条件を200万円にしたら、企画自体が成立しなかったかもしれませんwww
これって、セダン自体が高級になったということなのかもしれませんね。

1990年代は、どの価格帯でも万遍なく選べましたよね。もっともHTが多くてセダン限定にすると、選択肢は減った気もしますが。

マークXに一票ですね。
2.5のV6は、現在の4GRが最後の気がしますので、今あえてという選択は理解できます。
私自身も4気筒に乗り換えていますので、6気筒だからこそ得られた部分があったのだと郷愁を込めて懐かしく思えたりしますしね。

移動手段全体で見れば、自家用車はエコよりエゴな存在であることは揺らぎません。であれば、その枠の中で、効率と官能をどこでバランスさせるのかは各個人の価値観に委ねられてもいいんじゃないかと思ったりします。
2015年3月12日 22:27
こんばんは♪
アテンザと言いたいところですが、やはり6気筒という点と、FRならではの駆動力干渉から解かれた雑味のないステアフィールを採りたくなりますね。
私もマークXに一票です。
コメントへの返答
2015年3月12日 23:13
こんばんは

マークXに二票入りました。
書かれている理由は、クルマ好きならではの視点ですね。FFしか知らないと、解らないのかもしれません。
マークXには、やがて失われるかのような、AE86やS15の末期的匂いも感じたりします。
2015年3月12日 22:37
こんばんは<(_ _)>

なんとマツダが二台も(泣)でも仰せのようにアテンザは厳しいかも知れませんね
私めもちょっと検討してみます♪
コメントへの返答
2015年3月12日 23:15
こんばんは

セダン好きの視点では、両車とも外せません。他社がミニバンに注力する中にあって、欧州車メーカー的なラインナップですよね。

条件を変えても、話の広がる面白い話題だと思いますので、ご検討くださいませ。
2015年3月12日 22:42
こんばんはです!

元々セダンが好きで、昨年新型ティアナが出た時にコミコミ300万プラスアルファの価格と伸びやかなデザインに惚れて買い替えようと真剣に悩みました。

ディーラーに行って展示車に乗ってみた感想は、運転席に座ってる限りは問題なかったんですかが、後席に座るとサイドウィンドウの倒れこみ(ルーフへ向かう傾斜角)が強く、大型車の割に顔の横にウィンドウが迫ってくる圧迫感が嫌で諦めました。

今乗ってるのがB30ラフェスタなので圧迫感とは無縁の車なので余計に居苦しさを感じました。
カッコよさと居住性(=心地良さ)はトレードオフなんでしょうかね?
コメントへの返答
2015年3月12日 23:20
こんばんは

ティアナを検討されたのですね。
国内は後発ということもあって、あまり注目を集めませんでしたが、デザインは結構いいのでは、と思っています。

なるほど、ラフェスタとの比較では圧迫感の点で厳しい評価も頷けます。

おそらく輸出優先の設定であって、あちらではピラーの傾斜はあまり気にしないということなのかもしれませんね。国内だとフリートや個人タクシーの需要も一定数見込めそうなのですが。
2015年3月13日 7:08
おはようございます。

まぁどいつもこいつも大柄なセダンばかりで…アクセラ/インプレッサも幅いくつだよ…
数値でいいクルマたちなんだろうけど、心にゃ響かないなぁ。
未だに81系とか、C33、継続車検で乗ってるお客様、かなり多いです。
そんな方に営業かけても、「今乗り換えられる車、こういう気の利いた車、無いんだよね。」
といわれるのが関の山。日本人の体格がこの10年で飛躍的に大きくなったわけでなし、
また持ち家の車庫のサイズが大きくなったわけで無し、かといって、少子化は進んでいるわけで、
そろそろ日本の国情に合った真っ当かつ手ごろな価格のセダン、出さなきゃまずいと思うのですが。
いま300万、かんたんに出せるサラリーマン。そうはいないと思います。
国内市場が冷え切ってるとか、言い訳はいいから、独りよがりにならず、世の中をもう一度
冷静に見直すことが肝心じゃないでしょうか?(特に横浜に本社がある会社は!)
ちょっと変わり者のワタシなら、いまこの条件で何か買えと言われれば、実売価格の安さ、
なかなかしっかりした操縦性、そして大いなる自己満足でスズキのキザシのFF。これにしますね。
コメントへの返答
2015年3月13日 22:53
こんばんは

辛口ではありますが、経験則に基づいて真実を突いていると思いました。
クラウンがワイドボディを出す際の調査結果は、車幅1745mmだったのですが、そこから30年近くの時が経過した結果、それ以上のサイズのクルマの方が多いという状況ですし。
で、このサイズには大概安全性という理由が付いて回るのですが、むしろ商品性が優先されているのが透けて見えているかもしれませんね。

このブログは空想話でスタートしていますが、ここからいろいろ考えるきっかけとなれれば、それで十分以上だと思っています。

「理想のセダン」論は、語り出すと紆余曲折して、とても長くなりそうですが、永遠のテーマでもあるんですよね。
2015年3月13日 8:37
おはようございます。
300万円でのセダン選び、まさに私の実家がそのような状況です。
当初は小型で長距離巡航が可能なものを・・・との事でしたが、父はちょっと大き目なセダンを希望している様子。
かと言って4月から年金のみの生活になるので、(退職金があるにせよ)あまり贅沢は・・・という状況ですので、まさにぴったり。

とは言え、今乗っているNV35後期ですら持て余しているので、本当は5ナンバーサイズが良いのですが・・・(苦笑)
私も、個人的にはマークXかなぁ・・・やはりV6はもう一度乗りたいです。
コメントへの返答
2015年3月14日 16:12
こんばんは

お友達のブログに「だいたい300万円が上限」的な話がありまして、いただいたコメントと照らし合わせて、なるほどと思いました。

必要条件に優先順位を付けていって、一番近いクルマを選択するのが間違いのない選択となるのでしょうね。
一方で、惚れ込んだ一台というのも意外と外さないのかもしれません(笑)

マークX、ここでは人気ですよね。新車市場的にはモデル継続可否の判断がされそうな台数なのですが。
2015年3月13日 15:51
300万のクルマ選びって、今でもこのラインで考えている方は多いと思います。よく思うのですが、プリウスの価格というのは結構絶妙で、かつてハイメカツインカムグランデ辺りを買っていた層が今はプリウスのSグレード辺りを買っているんでしょうね。全盛期の81系3兄弟分をプリウス一車種で売っているような感じがします。

自分は、300万以下の国産車ですとマークXしかないと思っています。アテンザは欲しいグレードが300万以上となってしまうので、残念ながら落選です。
コメントへの返答
2015年3月13日 23:09
こんばんは

tteeさんが、先日書かれた「ちょっとイイクルマ」のブログってよく分析されているなぁと思いました。今回のコメントの「プリウスのSが現在のハイメカグランデ」というのも納得できたりです。
きっと満足度が高くて、社会的に安全な存在なのでしょうね。

思い返せば、エコカー補助金の全盛時に81の代替を勧められた際、真っ先に推薦されたのはプリウスでした(笑)

やはりマークXですか。きっとバリューの点が強いのでしょうから、値段が上がるくらいなら、むしろ手を加えない方が良いのかもしれませんね。
2015年3月14日 19:19
こんばんは

私なら・・・・・・
マークXですかね♪

マークXは数少ない、古き良き?FRセダンのイメージを残してる車種な気がするので。
また、昨今では価格や車格の底上げが著しい車種が多いですが、マークXはⅡ時代から価格帯があまり変わってない印象があります。そんなところも好印象です。
コメントへの返答
2015年3月14日 22:14
こんばんは

マークXに局地的人気が集中しているようです。

以前はライバル車が存在したのですが、この価格帯から撤退してしまいましたね。結果唯一の存在になっているという。
上ではAE86と書いたのですが、KP61スターレットの現在版にも思えて来ました、あれもライバル車は全てFFの中でFRでしたね。
2015年3月14日 20:58
こんばんは。

アテンザに1票差し上げたいです。

マークXは現バージョンのコストダウンやエンジンフィールに試乗したら驚くのではないかと。。
とにかくデビュー当時とは別物って言っても良いです。(見た途端判るレベルです)

Cクラスは年々良くなりますが、クラウンもマークXもVA部隊の手にかかるとこんなになってしまうという悪例です。
残念ですが今のトヨタに年次改良という思想はなく、原価低減の予算が毎年のVA目標に組み込まれてエンジニアはその達成度合いを勤務評価の指標としています。

Cクラスもだいぶ思想よりマーケティングにシフトしてます。頼れるのは試乗時の自分の感性だと痛感してます。
コメントへの返答
2015年3月14日 22:28
こんばんは

長短が異なるクルマたちですから、結論は分かれても不思議でないと思います。

書かれているコストダウンの件、クラウンがより顕著ですがマークXも同様であるというご意見には同意します。
仕様・装備で、はっきりと判るレベルに至っていますから、その裏ではもっと進んでいるのだろうと推測するところです。

Cクラスもマーケティング優先となりつつありますね。思想の後退は残念ですが、ライバル車との相対比較では、まだ許容できる範囲だと認識しています。選択の難しい時代だからこそ、情報収集のアンテナを高く張ると共に、きちんと判断する目を養う必要がありますね。
2018年7月10日 20:24
こんばんは!

実は出だしのマークXの、前期型の2500ccを今後家族が購入予定です。後期は顔が気に入らないとかで、前期です。

アテンザも6ATだし、かなりいいですね!非常にバランスが取れている気がします。

ティアナは、どちらかと言うと不人気車種だとは思いますが、結構長く続いていますよね・・・。
コメントへの返答
2018年7月10日 20:36
こんばんは

マークXは、現行型になって以降、中身はあまり大きくは変わっていませんから、前期型を選択というのもアリかと思います。デザインなら、私も前期に一票ですし。

アテンザは、マツダのフラグシップセダンということで、力が入っていますよね。一方のティアナは、あまり力が入っている気がしないものの、個人タクシーやレンタカー等のフリートユース需要では意外と強かったりします。
この辺りは、各社の考え方が表れていて興味深い所ですね。

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