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Instagramで知り合ったイタリア人の友人から、息子の納車と就職のお祝いをいただいた。
スパルコオフィシャルのマルティニレーシングパーカー。


と大量のステッカー。


彼と知り合ったのは約2年前。
きっかけは私のRCカーの投稿を見た彼からモディファイに関する質問メッセージが届いたことから。
それまでも海外から質問をもらうことは多々あれど、質問者が納得すればそれでおしまいだし、それが普通。
しかし彼の場合、彼がモータースポーツ関連の会社に勤めていることや日本の歴史が好きなことなどもあって、話題はRCカーに留まらず次第にクルマやお互いの環境、プライベートなことに移っていき、1年も経たないうちにたわいもないことや冗談を言い合う仲になっていた。
お互いGoogle翻訳を駆使した英語で。


ただでさえ友達の少ない私。
SNSだけでここまで親しくなることなんて同じ日本人でも滅多にないのに、言語の異なる遠い国、しかも大好きなアバルトやアルファロメオの母国の人とここまで親しくなれるなんて嬉しいじゃん、メディアだけでは知れない文化や習慣、思想の違いも知れるし、SNSもまんざらでもないじゃん、なんて思ってたところにさらに嬉しいサプライズ。
その贈り物もだけど、何より嬉しいのはそこまで想ってくれる彼の気持ち。
息子はもちろん家族全員の心を温めてくれたのでした。
ありがとうFederico。

プントの駐車スペースは地下2層の機械式駐車場で、ここは基本的に1戸につき1台しか止められません。

では、息子のS15をどこに止めるか？
幸いすぐ近所に月極駐車場はあるのだけど、S15を青空駐車するのは危険過ぎる。
ということで、S15をプントのスペースへ、プントを近所の月極駐車場へ止めることに。
因みに、盗難対策としてこれだけでは不安なので、他にも対策はします。


自宅から離れてしまったかわいそうなプント君にはカバーを買ってあげました。
紫外線対策が主な目的です。
カバーは定番のCOVERITE。
こんな超マイナー車用もラインナップされているのはエラい！


ナゾの巨大饅頭の出来上がり。


COVERITEの良し悪しは使用開始からまだ日が浅いのでわかりませんが、素材はかなりしっかりしているので、たぶん良いのでしょう。

しかし、カバーかけるのがクソ面倒臭いです。
特にボディ下を通さねばならない固定用ベルト。
路面のアスファルトが粗めなので、ほん投げても滑ってくれず、なかなか反対側まで届かない。
みんなどうやって通すのだろう？
マジックハンド的なものとか使うのかしら？

それと、外したカバー畳んでもデカすぎ問題。
トランクにしまうと他の物がほとんど入らない。
自宅にしまえば良いのだろうけど、近くとはいえいちいち運ぶの面倒だし…。
ガレージ付きの家、いや家付きのガレージでも良いから欲しい今日この頃です。

2/19、息子が購入したクルマが納車されました。
"シルビア スペックS Gパッケージ"(GF-S15)
まさかオヤヂ(私のこと)の10年落ちのクルマより更に11年古いクルマを買うとは…。


人気のターボモデル"スペックR"ではなく、あえてNAのスペックS。
20台近くの中古車を見てわかったのは、Rの多くは価格が単に高いだけでなく"ボロくて高い"という現状。
中古車情報サイトの画像ではわからない粗が予想以上に多く、実車は悲しくなるほどボロい。
逆に状態が良いと、もはや庶民が買える価格ではなく…。
なので、比較的良好な個体が多い"S"で"なるべくノーマル"を条件に探しまくりました。


以下、備忘録を兼ねて購入したS15の詳細。
2000年式のいわゆる前期型。
走行距離87,283km。
修復歴無し。
3オーナー車だけど3人目は殆ど乗っていない実質2オーナー車。


車高調とホイール、サイドマーカーが交換されているけど、それだけのほぼノーマル、しかも純正リアスポ以外エアロレス。爪折りも無し。
"エアロ巻き巻きでシャコタン"なイメージが強いシルビアですが、そうでないこのシンプルさがかえって新鮮。
オリジナルデザインの良さも惹き立つかと。


ヘッドライトは販売時点でWISE SQUAREのリペアレンズへ交換済み。
やはりお目々が綺麗なだけでだいぶ若返ります。


車高調はTEIN FLEX Z(使用距離約1万km)。
減衰調整は16段階中8にセットされていたのだけど、跳ねた後の収まりが悪い気がしたので4(Hard寄り)に変更。
リムはWORK EMOTION 11R R18、フロント7.5Jオフセット+38、リア8.5Jオフセット+47。
タイヤはBS REGNOフロント225/40R18、リア235/40R18、2017年製で山は前後とも9分程。
爪折り無しでは結構攻めてる感じの足回りだけど、このクルマに18インチはオーバーサイズな気がします。
エアロレスだと余計ローダウンしてるように見えないし、ここはインチダウン&ヒッパリにしたいところ。
ブレーキパッド残量は前9mm後8mmで、前オーナーさんは整備だけしてホントに乗っていなかった模様。


マフラーは純正だったのを納車と同時に交換、GP SPORTS EXAS EVO Tuneへ。
径がデカ過ぎる嫌いはありますが、地上高を稼ぐ設計とサウンドは良き。
ナンバープレートボルトは納車後チタンに変更。


エンジン関係もフルノーマル。
毒キノコすら生えていません。
約2年前にクラッチ交換済み。
メカニカルノイズもとても静かで快調。


インテリアもほぼノーマル。
ELメーターが付いていましたが、デザインが好みでなかったためアンインストール。
その他社外品は、シフトブーツとシガーソケットに付いてるボタンで点灯する足元イルミ(笑)くらい。
…だったのだけど、KAZAMA AUTOシリコンシフトノブ、津ミルクネットサイドブレーキカバー、RAZOペダルカバー、スマホホルダーを早速インストール。
S15のインテリアデザインは基本良いのだけど、ちょっとチープなとこがあるので、これだけで結構印象変わります。



その他、細かいところでは、
・社外品キーレスエントリーキットを別途購入、納車時にインストール。
・車検整備にて、バッテリー、エンジンオイル、LLC、ベルト類、ワイパーブレード交換。
・3ヶ月または3,000km保証付。


それなりにキズや凹み、モールの傷みなどはあるけど目立ったサビは無く、ホイールのガリ傷もリア2本にちょこっとだけと、なかなかの良個体ではないかと思います。
納車前は動いてた運転席側サイドミラーの電動格納が納車後一時動かなくなる、なんてこともありましたが。
余談ですが、このサイドミラー越しに見えるリアフェンダーの膨らみが素敵。


NAのスペックSは遅いとバカにされているようですが、200馬力オーバーのクルマを所有したことがない自分からすれば十分な性能です。
決して速くはないけど遅くもない。
街乗りでもブン回せる適度なパワーと鋭いレスポンスが相まって、パワーなんてどうでもよくなる楽しさがあります。
SR20ってこんなにいいエンジンだったんですね。

このテのネオクラ車って、それほど古いイメージはなかったんですが、今となってはアナログ感とダイレクト感に溢れていて、やっぱりクルマはこうでなきゃ！と思う良さがいっぱい詰まってます。
それを味わってしまうと、自分の中で永らく眠っていたキケンなスイッチが入ってしまいそうでコワイです。
とはいえ20年以上前の古いクルマ、良いことばかりではないと思うけど、めげずに大切に乗り続けてほしいと思います。