何だかあっという間の11月ですが(^_^;)、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
県内でも、八幡平アスピーテラインが時間帯通行止めになったりと、来たる冬の足音が徐々に聞こえてきております。
そんな訳で、北東北のバイクシーズンももう残り少なくなって来ており、走れる機会を逃さず楽しみたいところ。
ということで昨日は、壊れたオーブンレンジの入れ替えを行なったあと、気温が少し上がってきたところで、紅葉を追って少し南の方に向かってみることにしました。
予定としては、胆沢ダムから栗駒焼石ほっとラインを経由し、衣川に抜けるという片道90km位の距離で、チョコチョコ寄り道して往復200kmくらいかなあ?という計画だったのですが。
ガソリンは先日走ったままで、そろそろ給油ランプが点灯しようかというところでしたので、まずは給油をとスタンドに向かったのですが、入る直前で腰の辺りを探ったら、財布とスマホやらを入れたウエストバッグが無いことに気がつく自分。
まさか落としたのか?と焦りましたが、そういえば家で一旦上着を脱いだときに外した覚えも・・。
トップケースに予備で1000円入れてあったので、とりあえず給油は出来るものの、何も持たず出かけるわけにも行かないので、ここは素直に一旦帰宅。
逆にガソリン満タンで出かけたら、写真でも撮ろうとしたところで初めて気がついたかもしれないので、早めに分かって良かったのもありますが、落とした訳じゃなかったのが何よりでした。
いつに増して事前にルートとか考えていたのですが、忘れ物で引き返すというのが、まあ自分らしいといえば自分らしいのかも(苦笑)。
そんな訳で、これで結構時間ロスしてしまい、この時点で衣川まで行くのは厳しいなあということで、胆沢ダムで折り返す計画に変更し、まずは経由地に考えていた
千貫石公園へ。
その名は知れども普段はつい通り過ぎてしまっておりましたが、着いてみると、自分の中にある公園のイメージとは違う、敷地面積約1000ヘクタールという広大なものでした。
よく東京ドーム何個分という例えがありますが、それに倣うと約210個分に相当するもので、次の広場まで数キロなんていう表示がある辺りからも、広さが感じられます。
周回路は舗装されているものの道幅はさほど広くないため、車だとすれ違いに気をつかうかもしれませんが、今時期らしい落ち葉などに気を付ければ、基本的には走りやすいと思います。
途中には未舗装の散策路や、牧場跡地という看板のあるダート路面などもありましたので、周回路も元々は林道の一部だったのかもしれません。
これほど規模が大きい公園と思わずに来たため、案内板に誘われるまま走るのに夢中になってしまい、写真といえば途中の「屋外トイレ」という案内のあった広場で撮ったものが一枚だけでした(^_^;)。
ここも一つの公園というほど広々としており、奥の方に東屋が見える良い広場になっていて、なかなか良い雰囲気です。
紅葉を眺めながら持参したボトルのほうじ茶オレを飲みつつ休んでいると、出たときはそれなりに晴れ模様だった空も、だんだん雲が広がりどうも微妙な雰囲気・・。
出遅れて胆沢ダムを目的地にしたものの、この空模様でさらに南に向かうのもなあということで、とりあえずここからさほど遠くない和光展望台に向かうことに。
展望台に向かう直線に入ると、遠くの山には白いものの姿が・・。
方角的に、焼石岳か栗駒山でしょうかね。八幡平アスピーテラインも数日後には冬季通行止めに入るとのことで、近隣の高原地帯も走れるのは後わずかでしょうね。
途中、恐らく牧場の子らしき可愛いニャンコちゃんの姿も。
ジーっと見つめる視線の先には、何があるのでしょうかねえ?。
曇りで紅葉もさえなかったのでニャンコを眺めていても良かったのですが(笑)、とりあえず展望台へ。
走りだすと展望台の方に先客と思しき人影が見えたのですが、その直後にヤマハのトリシティー(たぶん)とすれ違ったので、先ほどの人影はこちらの方かな?と思いながら駐車場に到着。
すると入り口近くにバイクが止まっており、詳しくない私でも知っているDトラッカー125の様子。
というのも、以前
セローでご一緒したお友達の紺之介さんが所有されていて、ガレージにお邪魔した際に見せて頂いたから知っているのですが、それにしてもバイクの雰囲気が似ているような・・。
と、辺りを見回すと、それもそのはず、なんとまさかのご本人でした(驚)。
まさか、ややマイナーな感じのあるこの場所でバッタリ遭うとは(笑)。
聞けばやはり空模様が微妙なので、昼食を取るのによさそうな場所を探して訪れたのだとか。
ということで、道中の話しやらを少々雑談をしたあと、「Dトラッカーに乗ってみます?」とありがいお言葉に、近くの直線をちょっとだけ往復させて頂くことに。
実はバイク購入に当たって125ccで選ぶなら、兄弟車のKLX125を考えていたこともありまして、125ccのフィーリングがどういう感じなのか興味深々。
車体は見たままにコンパクトで、恐らくトリッカーと同じ位の高さと思しきシートに跨ってみると、まず感じるのは車体の軽さです。
後で聞いたらステップ位置を変更しているそうですが、それもあってか車体のコンパクトさからするほど乗車姿勢は違和感なく馴染めるように思いました。
走りだしてもその印象は変わらずで、恐らく排気量が小さいからなのでしょうが、同じ単気筒でもトリッカーより振動が少なく、荒々しさは感じさせず加速していくような雰囲気ですね。
125ccと250ccで迷っている時に、バイクらしさを味わいたいなら250ccの方が良いと思いますよ?とアドバイスを頂いたとおり、加速感や鼓動感については、確かに250ccのほうがより強く感じられる気がします。
とはいえ、このパッと跨って出かけられそうな軽さやコンパクトさというのも非常に魅力的で、近場の散策がより楽しめそうな雰囲気は、なんとも良いですね。
趣味性を求めるなら、キック始動でキャブのミニバイクなんかも良いかなあなんて、つい考えてしまいました。
思いがけない試乗の機会と、最初の一台に250ccを勧めて頂いたことに改めて感謝です。m(__)m
「この後はどうします?」という話しになり、もう少し走ろうかとも思いましたが、ここで折り返すという紺之介さんの後を県道に向かって走っているうちに、どうも優れない空模様もあり、自分も後を追って家路につくことに。
これからどこに向かうという訳でもないんですが、普段自分では選ばないルートを辿ったこともあってか、それ自体もちょっとしたイベント気分だったりして。
新しく出来た道の駅で休憩し、少々雑談のあと、ここで解散となりました。
ということで、ウエストバッグを忘れるというマヌケなスタートでしたが、あれがなかったら入れ違いでお会いすることもなかったかもしれませんので、人生って面白いものですよねえ。
これで晴れてくれればなあ・・とは思うものの、まあそれは贅沢というものでありまして、良い時間を過ごすことができた一日でした。