今日は、会社の部品庫のスチール棚の構成を変える為に、一旦棚を分解するというので、午前中はそれの手伝いをしました。
作業は三人がかりでやったのですが、会社にあるラチェットだけでは足りないので、自分は自前の工具を使う事に。(一人でやっても自分のを使う気はしますが(笑))
という事でお待ちかね(←誰が?)、工具箱の中身シリーズです(笑)。
恐らくDIY派の方なら所有率が高い工具の一つと思われるのが、このラチェットでしょうね。
これまでいくつか工具を紹介して来ましたが、今手持ちの工具の中で一番使用頻度が高く、一番のお気に入りと言っても良いのがこれ、ファコムのJ161(3/8")です。

72枚ギアによる送り角(5度)の細かさからくる
無駄に回したくなる回転の軽さはもちろんの事、ヘッド上部のプレートがフリーに回転するためヘッドを押さえつけながら回す事が出来る点など、使い勝手の良い一品だと思います。
最近は72枚以上のギア数を持つラチェットもあるそうですが、これ以上細かいとなると、もう無段階みたいな感触なんでしょうかね~?。ちょっと興味あったり(^^;。
さて、でもこのラチェットは別にレアな製品って訳じゃないよなぁ・・というご意見はごもっともでして、じゃあ何がレアなの?と言いますと、ヒントはやはり写真にあります。
って、何か謎掛けみたいな感じになって来ましたが(^^;、実は上の写真、会社の廃棄品から見つけた(またか(笑))、
リコーのDC-1というデジカメで撮ったものなのです。

何でも、リコー初のデジカメとか。
左側のLCDと右側の本体が分離できるようになっていまして、本体のみを同社のG4と比べてみると、こんな感じです。

LCDユニットを取り付けた状態だと、大体倍くらいの幅でしょうか。
最近のデジカメは縦に向けて使いますが、これは横の細いほうにファインダーがついていて、ファインダーはズームにあわせてちゃんと像の大きさが変化します。
LCDは90度立てた状態でも使用でき、オートフォーカスの場合はレリーズを半押した瞬間のみ表示されますが、マニュアルフォーカスも可能で、その場合はリアルタイムで画像が表示され、今時のカメラにも負けていない機能にちょっと驚きました。
有効38万画素という事で、上のラチェットの全体像をみるとちょっと荒いかな?という感じですが、リコーは接写に強いという話を聞いた事がありますが、このカメラもマニュアル操作だと1cm前後まで寄れるそうで、LCDで見ながらピントを合わせて接写してみると、お?意外と写るなぁ~なんて思いました。

ネットの情報によると、オプションを含めると当時20万円以上したそうですが、それが今では大きさも価格も1/4位になっている訳ですから、ホント技術の進化って凄いなぁと思いますね。
自分も一番最初に買ったデジカメがリコーだったので思い入れのあるメーカーなのですが、10年以上前の製品のマニュアルがWebに掲載されている事に、改めて感心しました。
とまぁ、他の社員達にとっては興味の湧かないガラクタなんでしょうけど(^^;、個人的にはとても興味深い一品でした。
Posted at 2009/09/29 22:45:00 | |
トラックバック(0) |
工具関係 | 日記