昨日は天気予報もろくに確認せずに洗車したあげく、自転車で出かけて大雨に降られたバ〇なオッサンがいたようですが(←お前だ)、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
まぁそれはともかくですが(^^;、打って変わって好天だった今日は、ここの所あまり車で遠出もしていなかったなあということで、ジムニーで東の沿岸地域に向かってみることにしました。
とはいいつつも、実は車に乗り込むまで具体的な目的地は決めておらず、当初は釜石経由で北上しようかと思っていたのですが、走りながら気の向くままに陸前高田へ。
ジムニーで長距離を走ること自体もこれまで殆どありませんでしたが、視点が高いことによって視界が良いおかげか意外と走りやすいですね。
この辺はジムニーの素性の良さもありそうですし、あとは足回りをリフレッシュして、ギャップを越えたときのバタバタ感が抑えられればさらに楽しくなりそうです。^^
まぁ結局のところ、全高がどうとか排気量がどうとかというのはあまり大きな問題ではなくて、私の場合はMTなら車種は問わず・・なのかもしれません(笑)。
と、そんなことを思いながら無事目的地である、奇跡の一本松近くの駐車場に到着。

以前はテントなどの仮設営業だった覚えがありますが、現在は売店や食堂などが新たに建てられたようで、結構な賑わいをみせています。
おや、これは・・。

真ん中に私が収まってしまったら、脇のイケメンも引き立て役にしかならぬな、フフフ。(←大バカ)
と、人に聞かれたら石が飛んできそうな妄想はともかく(^^;、休憩がてら売店でお買い物を。

こちらの「しょうゆ天使のシューアイス」は、地元ヤマニ醤油の「天使のしょうゆ」を使ったアイスで、パッケージに描かれた「しょうゆ天使ちゃん」は、故やなせたかしさんのデザインなのだそうです。
甘納豆が入ったバニラアイスに、ほんのりと感じる醤油の風味がなかなか。^^
道路を挟んだ向かいには「やぎさわカフェ」がありまして、こちらも地元の八木澤商店の醤油を使用した「しょうゆソフト」が名物だそうですよ。
ここから国道45号線沿いに少し北に向かうと、「旧道の駅高田松原タピック45」が震災遺構として残されています。かつては東北随一の敷地面積を誇る道の駅だったのだとか。

震災当時13.7mの津波が直撃し、避難施設としての役割も担っていたという建物こそ残ったものの、その姿からもいかに津波の威力が凄かったのかが伝わってきます・・。
敷地内にある追悼施設に手を合わせ、すぐそばにある「陸前高田復興まちづくり情報館」へ。

入り口の大きな木の看板は、被災した高田松原の松の木を切りだしたもので、文字は地元の学生さんによるものだそうです。
中に入るとすぐ目に飛び込んでくるのは、被災マツの根の展示物です。

かつてこの海岸は「高田松原」と呼ばれた景勝地でもあり、7万本の松林はすべて津波によって折られてしまい、その姿を失ってしまいました。(当施設内は、「撮影可」となっています)
施設内には当時の記録や、現在~将来的な復興計画などを記した資料が展示されています。

以前、IBC岩手放送が発刊している「その時、ラジオだけが聴こえていた」という本を読んだことがありますが、改めて資料を見ていると再び胸に込み上げてくるものを感じてしまいました。
そしてこの松林の中で、唯一残ったのが「奇跡の一本松」という訳なのですが、それも枯れてしまい、今は完全再現された模型がモニュメントとして存在しているのは、ご存知の方も多いでしょう。

当時、模型の作成にあたっては賛否両論あったそうですが、現在これだけの人の流れを生むことになったというのは、結果として良かったのだろうと思います。
私もかつて夜のことではありましたが、友人と松林から覗く海の姿を見た覚えがありまして、あれは恐らくこの高田松原だったのかなという懐かしい記憶も・・。

いずれあの松林が復活することを個人的にも願うところでもありますし、また別な機会に他の沿岸地域にも足を運んでみたいなと思っています。
Posted at 2017/03/19 22:49:36 | |
トラックバック(0) | 日記