色鮮やかな紅葉が終わりへと近づくにつれ、一気に寒さの増して来た我が地元。
若い頃は職場が自宅から近かったですし、積もるギリギリまで夏タイヤで走りたいという欲求の方が上回っていましたが、最近は安全重視といいますか、まぁ生活のためには色々と・・。
え?仕事熱心?。
いえ、遊ぶこととか遊ぶこととか、加えて遊ぶこととか・・(以下繰り返し)。
それはさておき(^^;、昨日はついにビューティー・ホワイト様(雪ともいう)が降臨いたしまして、「日曜にまた来るから覚悟しなさい」という置手紙?をしていった様子。
ということで、遊ぶために長生きしたいですので(笑)、今日はスタッドレスタイヤに交換することにしまして、内容の真偽はともかく(←おい)、その辺に関わる小ネタ?を交えてお届けいたしましょう。
まずはスタッドレスを引っ張り出してきまして、昨シーズンフロント・リヤに装着したタイヤを見比べて、どちらに履かせるかの割り振りと、保管直後の空気圧を確認しておきます。
空気圧が他のタイヤよりも極端に減っていれば、パンクなど何かしら問題を抱えている可能性もありますが、どうやら大丈夫な様子。
タイヤの摩耗に関しては、ジムニーはパートタイム4WDですので、通常時は後輪のみが駆動するFRの状態。昨シーズンは例年にないほど雪が少なく、ほぼFR状態で走っておりました。
私としては一般論や経験も含めて、駆動輪のほうがタイヤの減りが速い・・という印象を持っておりますが・・おやっ?。

写真の左が昨シーズンのフロント側、右がリア側ですが、どうもフロントの方が減っているような。
左右とも同じ状態でしたので片減りによるものではなく、車両の特性?なのかもしれませんね。
ちょっと意外でしたが、そんな訳で昨シーズンと前後入れ替えて装着することにしました。
ちなみに、JB23Wの重量配分は前53:後47くらいと意外や前後バランスが取れており、大径タイヤによるグリップ力などもあってか、FR状態でもさほど不安がない印象があります。
ウチのはオープンデフですが、リアにLSDを組んだりすると面白いかもしれませんね。
ということで、いざ交換作業に移りまして、外すほうは初めてエアーインパクトを使用しましたが、まぁチョー楽ちんです、ええ。
実はコンプレッサーを引っ張り出してくる方が手間だというのはナイショ(笑)。

装着されているコーケンソケット(14145PM.110-19)は工具ショップのセールで買ったものでして、ホイールへの傷付き防止のカバーが付いているのがポイントでしょうか。
もっとも、純正ホイールはナットむき出しなのであれなんですが、(^^;。
私はそもそもハブナットを回すためにエアーインパクトを導入した経緯もあり、エアーツールの駆動力はホース内径に左右されるという話しを聞きましたので、内径10mmの太いものを用意しました。

左がブローガンに付属していたコイルタイプのホース(内径6mmくらい?)、右が内径10mmのホースで、太さの差は一目瞭然ですね。
エアーツールのパワーが期待ほどではなかった・・というケースも、ホースの内径が細いことによって実力が発揮出来ていない場合もあるそうですので、今後エアー環境を導入する方の参考になれば幸いです。
天気が良ければグリスアップも考えましたが、今日のところはローターとブレーキパッドの状態を確認するのみに留めました。

ローターとパッドの当たりも良さそうですし、ローターの摩耗も少なくパッド残量も十分ありますので、当面は問題なさそうです。前オーナーさんが一度交換しているのかもしれません。
上部にキャリパーが付いているのは、悪路や水場の走行を考慮したものなのでしょうね。
ナットの締め付けに関しては、スタッドとナットに異常が無いか確認しながら手締めしたのち、最後にトルクレンチを使用して規定トルク(JB23Wは95N・m)で締め付けを行ないます。
ジムニーはホイールが5穴ですので、星型を描くように締め付けし、その後に締め忘れがないか確認するため、円を描くように締め付けを行なう感じですね。
トルクレンチでダブルチェック(2度締め)を行なうとオーバートルクになるという意見もあるようですが、私のような素人の場合は締め忘れのほうが大きな問題ですので、ここは確実性重視です。
こちらが現在、私が所有しているトルクレンチです。

上から2本は東日(~100N・m)、3番目がSUN ACE(28~210N・m)、一番下はストレート(80~400N・m)で、元々はSUN ACE(スエカゲ)を使っておりまして、そこから他を買い足したという感じですね。
被っているトルクレンジが多いので効率的な揃え方ではないのですが(^^;、最近の作業で小トルクに対応したものが欲しかったため、せっかくならばと東日製を導入したという経緯です。
今回試しに、SUN ACEのトルクレンチで規定トルク(JB23Wは95N・m)に締めたあと、東日とストレートのもので増し締めしてみましたが、締め付けが不足しているということはなさそうでした。
SUN ACEのものは、手ごろな価格で売られている割には精度的に十分かなと思いますし、タイヤ交換に使うのであれば、この位のサイズ(全長460mmくらい)がちょうど良いかもしれません。
ちょっとだけトルクレンチについて触れますと、写真にあるようなプリセット型のトルクレンチは、設定トルクがかかった時のクリック感と音がしたところで締め付けを止めるのですが、慣れていないとそのまま締めこんでしまってオーバートルクになってしまうケースもありまして・・。
短いトルクレンチで大きなトルクをかけるのは締めこむのに力が必要になりますし、逆に長いトルクレンチですと軽い力で済むのですが、慣れていないと力が入れやすいぶん、設定トルクのクリックを感じたところで止める感覚が少々掴みにくいかもしれません。まぁ適材適所・・ですかネ。
タイヤ交換のみに使うというのであれば、最近はホイールナット用のトルクレンチが売られていたりしますので、そういったものも良いかもです。
と、何だかとりとめのない話しになってしまいましたが(^^;、無事?タイヤ交換終了。

スタッドレスは昨年購入した「ICE GUARD SUV」でして、ホイールは夏タイヤとまったく同じJB23W純正ということで、一見変わったように見えないさりげなさがポイントです。(←?)
そういえば、「ICE GUARD」のキャッチコピーは「冬の怪物、登場」だそうですが、冬の怪物という意味では、むしろユk・・。
「ヘーックション」。
「おや、ユk・・もといビューティー・ホワイト様、お風邪でも召されましたか?」。
「違うわイオンガー。どうも誰かがよからぬ噂をしている気配が・・」
「まさか、そんな大それたことをする輩が」
「まぁ誰でもいいわ。明日は本州を総攻撃よ!」
(こりゃあ、荒れるな・・)