
皆さんお元気ですかぁ?
先週、ここ「世田谷のチベット」で雪がちらつきました。
今日もお天気は雨なんですけど。
雪が降りそうな寒さはありませんね。
毎回、同じような書き出しで始まる「ズボラなおじさん」の備忘録
見捨てないで、今回もお付き合いお願いいたします。
巷では、インフルエンザや新型コロナウィルスの話題で盛り上がってます。
盛り上がっては困るけどねぇ(~_~)
日本やフランス、アメリカなどでも、中国から入国した人からさぁ。
新型コロナウィルスが発見されてますがな。。。
これ拡散してるではないのでしょうか?
国内で拡散しないようにしたい。
「ズボラなおじさん」でも外出にはマスク!
帰宅したら「手洗い♫ うぅがい♪ ヤクルトぉ(^^♪」してるから。
こんにちは、マイペースな「ズボラなおじさん」です。
さて、特別注文を頂いた20t C型蒸気機関車ですが。。。
引き取ったは・・・何から手を付けたらいいか分からん。
なにせ、組み立てたものを分解するのは困難極まりないのです。
だか、しかぁーし。
分解系の「ズボラなおじさん」はこのような時が大好きなんだな。
昔の業務での「テアダウン」を思い出す(^^)v
暫く預かった組立説明書と組立図を嘗め回すように見つめる。
最近、老化現象が進み本当は、腕を目いっぱい引き延ばしてるんですけど(笑)
図面と現物とを交互ににらめっこ。
大体、現物模型の組み立て方・・・いや分解の順序を確認できた。
HOゲージとは言え、取り扱われているネジ類はどれも小さいのだ。。。
頂いたオーダーは、「動くようにして欲しい」と言う事だった。
ならば、通電用のコントローラーが必要ですな。
「ズボラなおじさん」の蔵(いやただの倉<物置>です)の中を物色。
・・・。
ゴソゴソ!ホコリがすげぇ~なぁ(-_-)/~~~ピシー!ピシー!
・・・。
あった!
何故か2セットあったよ。
このうち配線が付いている方を使うことにした。
かなり昔のコントローラーなので、動作するか不安ですけど・・・。
取りあえずコントローラーはあった。
次にHOサイズの線路は?・・・無い。
多分以前処分したと思う。
なので、さらにジャンク箱の中からこいつを探した。
ワニぐちクリップ付きのコードを通電用に使うことにする。
コントローラの動作確認をしてみるかな。
このコントローラーは、INプットにAC100V。
OUTプットはAC17VとDC12Vの両方が出力できる。
使うのはDC12Vなんだけど。
このままでは、ワニぐちクリップが使えないので・・・。
このような小細工をしてやった。 ← 良い子はマネしないように
まぁ、ショートしてもブレーカー内臓のコントローラーなので安心だ。
こんな感じに出力端子にワニぐちクリップをカマした。
反対側はショートしないようにこのようにしておくことを忘れずに。
さぁ、通電設備の準備はできた。
さぁーて、いよいよ本体の20t C型蒸気機関車の分解作業に入ります。
施術台に転がします。 ← 組み立て図の上ですけど
組み立てのネジが小さいので。。。
これを使う。
眼鏡や時計に使うマイクロツールだ。 ← ただの小型ツールです
極細の-(マイナス)と同じく+(プラス)。。。
それに中細の+(プラス)を準備しておいた。
では、始めます(-人-)
最初に本体のボイラー部分とシャーシーを連結しているネジを取るね。
多分このネジで外れると思う。 ← いい加減な判断
外してやったぜ(; ・`д・´)
次にキャビン(とは言わないか)・・・運転室側にあるネジを緩める。
キャビン(運転室)は2本のネジが使われているハズ。。。
ここも想像力を働かせるね。 ← ただの勘だよ
内側に更に2本のネジがあるが・・・。
これは何を固定するネジなのか?
分からないが・・・外してしまうね。 ← かなり強引ですな
ネジの大きさがわかるだろうか?
大きいネジはこれでも2mmぐらいだろうか?
小さい方は、「ズボラなおじさん」の丸めた鼻クソぐらいにしか見えない。
※あ!失礼いたしました(*'ω'*)
って言うか老眼ではそのようにしか見えないのですよ(@_@;)
まず、外側のキャビン(運転室)を固定している方を外した。
内側の何を固定しているか分からない方を2本。
外して見たけど。
さぁ、どうかな?・・・分離できますでしょうか?
おぉ~!
見事!上下に分離できた。 ← 嬉しいのです
ほう・・・割と大きなモーターが姿を現したね。
なるほどー、先ほどの内側のネジはモーターカバーなんだね。
組立図を見ると、オプションで運転室の操作レバーや釜などのパーツを再現できるらしいね。
ボイラーと膨張室や煙突が機関車らしいねぇ。
これらは、作業の邪魔にならないように、丁重に脇に退避させておきます。
さてさて、動力側の診断を始めましょうかね。
モーターは、この世界ではメジャーな「MASHIMA」製だね。
DC(直流)12Vかぁ・・・12Vと聞くと昔のスロットカーを思い出す。
同じように思った方は「ズボラなおじさん」と同年代ですね(笑)
懐かしいです。
さて。
見た目には、異常は見られないなァ・・・。
モーターからウォームギヤを介して平歯車へ動力を伝達する仕組みだね。
若干、ハンダ付けに違和感を感じた。 ← 電気屋としては許せない
ギヤのバックラッシュはちょっと大きいかなァ・・・。
これも再調整が必要かもしれない。 ← 機械やとしては譲れない
モーターベットに2本のネジでモーターが固定されている構造ですね。
このネジを緩めて、バックラッシュを調整してみよう。
多少、グリスアップはされているようだ。 ← 良い仕事してるじゃァない
さて、電気ショックを当ててみよう。 ← AEDの準備を
ただのコントローラーなんだけどね。
コントローラーのスイッチON! 「大電流が流れます」
コントローラーのスライダック(回転ツマミのことね)を回すね。
赤色LEDが点灯!
あら!動きませんねぇ~・・・おまけにブレーカーが落ちた。
いやー?モータが逝ってるか?
それでは、モーターをシャーシから分離します。
モータが逝ってなければいいのだが・・・。
再び電気ショックを与えます。
ワニぐちクリップを大胆にも直接モーター端子へかましてやった!
コントローラのブレーカーを復元して。
スライダックを回す!
ぐぃ~ん!と勢いよく回った(^^♪
モーターは無事であった。
スライダックのひねりに具合わせてモーターの回転数も変化する。
これで動かない原因がモーターでないことが判明した(^^♪
では、それ以外に動かない原因がある訳なんだな・・・(--〆)
分解する前に、「ズボラなおじさん」としては幾つかの原因を想定した。
まず。
1)モーターでしょう。
2)ギヤの動作不良でしょう。
3)蒸気機関車特有の動輪を動作させるロッドの動作不良かな。。。
分解や電気ショックなどの確認をする過程で、1)と2)は払拭できた。
残るは・・・一番厄介なロッド類が原因かぁ・・・。
「俺のとは見立てがちがうなぁ~」 ← 臨場検視官風にお願いします
これでも直らなかったらお手上げだ。
この部分は当然であるが・・・左右一対あるのよね。
暫く左右のロッドを眺める。
おまけにメインギアを手動で動かしても回転しないのである。。。
どちらかのロッドに不具合があると見た。

<これは見立てしていた時のモーターが搭載されている時の図>
よく見ると、蒸気機関車を上から見て。 ← 想像力を働かせてください
フロント側を上にして、左側のリンク機構に異変が。
他のリンクと干渉していることを発見したのである。
なるほどぉ~。
一番厄介じゃぁ~(--〆) ← 老眼には厳しい作業になる
改めてよぉ~く見ると・・・リンクのスライダー部分が変形してますねん。
なのでこの部分を分解するんですけど。
何処から手を付けていいのか分からない・・・。
「ズボラなおじさん」的には、このような時は外しやすい所から・・・。
しかし、ネジが小さいね!おまけに-(マイナス)だし。
こんな小さいネジは鍛造ではできないんでしょうね・・・。
旋盤切削で作ってるんだろうなァ~なので、-(マイナス)なんでしょう。
ネジの小ささがお判りだろうか・・・(@_@;)ちっちゃ!!
この部分を外して、干渉している部分を修正。。。
簡単に書いてますが・・・かなりの作業時間を費やしてしまった。。。
本当は切った!張った!ハンダした!からのぉ~ラジペンで曲げた!!
あら?ネジが飛んだ!ネジを探した!(@_@;)
等のあらゆる手段を使って施術したんです。
なので、両手が塞がっていたので・・・画像は無い。
※あらかじめご容赦願います。
調整し終わった。
再組立ても何とか終了ぉ~! ← 疲れたぁ~
部品同士の干渉も無くなり、手動でメインギアを回すとスムーズに回転。
動輪のリンク機構も左右とも正常に回転した(^^)v
なので、モーターとギヤケースを取り付けて。
ウォームギアと平歯車のバックラッシュを再調整して。
裏技的には部品などが入っているビニール袋を挟むと丁度いいのです。
が・・・今はそのようなものが無いので。
「ズボラなおじさん」の特有の勘で(笑)調整してやった。
いざ!電気ショック!!
入ります!!<`ヘ´>
スライダックを回すと。
勢いよく動輪が回転しました。
施術成功か?
スライダックの動きに合わせて動輪も追従して回転が変わる。
低速から高速スムーズに回るのでこれで確認は終了。
モーターカバーを取り付けて。
キャビン(運転室)とボイラー部分を被せてネジで固定。
ここで、再度通電させて、動作確認したんです。 ← 良心的な作業でしょう?
施術成功です。 ← 一安心です
特別注文を頂いた持ち主へご連絡。
「ズボラなおじさん」の愛鉄馬XR400Rにまたがり。
お届けしてまいりました。
これで、今回の顛末終了でございます。
どうも、最後まで長文にお付き合いありがとうございました。
久し振りに鉄道模型に触れることが出来て幸せでした。
ご依頼主様に感謝しています。
ではまた。