レヴォーグ1.6STI Sport試乗して来ましたのでレビューしてみたいと思います。
タイヤがミスマッチ
装着されているDUNLOP SPORT MAXX 050はコンパウンドが硬く衝撃を吸収しきれていない。Damp MaticIIを擁するビルシュタインダンパーの性能を活かしきれていない。基本的にギャップ乗り越えの微振動を上手く殺せているのにコンパウンドが硬いからキャビンに振動や安っぽい音が伝わってくる場面があり残念だった。なまじ車体の剛性が高いからごまかしが効かない。
050の走行抵抗は新モデルのタイヤらしく軽減されておりハンドリングに軽快さを与えていた。イージードライブで最も売りたい相手の性質を考えた結果かなと思う。
このタイヤはSUBARUとDUNLOPの共同開発とのこと。
同じブランドでいうともうちょっと上等なDUNLOP SPORT MAXX RTあたりを装着すると良くなりそうな感じ。
ステアリングにダルな感じはなく操作に対して適切に反応する。しなやかな印象。思ったラインをトレースできて気持ち良い。ロール許容はBP(GT)より少ない。
バネとダンパーは柔らかめな印象。サスペンションがしっかりとストロークしています。かなりBP(GT)に近い印象を受けました。コストはレヴォーグSTI Sportの方が間違いなくかかっているでしょうからしっかりタイヤをマッチさせればBPを超えると思います。
ホイールのデザインはやや平凡。スポークを減らして(例えば5本とか)ユーロな感じにしたら目指す方向性をもっとはっきり打ち出せたのでは。でもSTIだからしょうがないのかな。
エンジンはマイルドでフラット
静止状態からフルスロットルにしてもすぐにはパワーが立ち上がらない。タービンが回りだすとフラットなトルクが適度に得られる。80km/hより上は伸びが悪い。
ゴルフ7HLのようなじゃじゃ馬感はなくマイルドな印象。
アクティブトルクベクタリングの効き方が面白い
コーナリングで中央よりより後ろを支点にして回るような動きをする。ACT-4の制御としては今までなかったもの。グリンと車の向きが変わって面白いなと思った。
走りの質感の高さではフラッグシップのレガシィアウトバックに負けてはいるもののこの新しい制御でSTI Sportとしての個性がしっかり表現されていると思う。

ステアリングは太く握りやすい。操作感も良い。
(それでもBPのMOMOステには握り心地・質感ともに負けてしまうけれど)
シートの色は最初写真で見たときは
「なんじゃこりゃ」と思ったけど実物には違和感なし。
その他の写真はフォトギャラリーに掲載しています
営業さんによれば2.0STI Sportの試乗車はほとんど用意されておらず。レヴォーグの売れているグレード・売りたいグレードははっきりしています。VTD-AWD推しの自分は難民気味・・・。
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試乗インプレッション | 日記
Posted at
2016/08/23 21:23:43