• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

Ashimoのブログ一覧

2014年10月26日 イイね!

新型レガシィ考察 フラッグシップからの陥落

新型レガシィ考察 フラッグシップからの陥落10/24新型レガシィが発表されました。
各種プレスを見て思う所を綴ってみます。

新レガシィはレガシィの代名詞だったツーリングワゴンを失くしB4とアウトバックの二本立てとなりました。
日本ではEZ36(水平対向6気筒3600cc)は導入されず、
改良されたFB25型水平対向4気筒(2500cc)のみとなりました。

弱い、いかにも弱い。従来のフラッグシップとしてのレガシィは役目を終えた、と感じました。
プライスタグも286万~340万とWRX兄弟より格下の位置づけです。
これではレガシィは今までの”大いなる遺産”ではなくただの”遺物”となってしまうのではないか・・・と危惧しなくもないです。

メカニズムもフラッグシップからの陥落を示唆しています。
AWDシステムは高価なVTD-AWDではなくセンターデフを持たないACT-4.やはり従来通りアンダーパワーにはアクティブトルクスプリットを採用してきました。リニアトロニックもトルク容量の小さな物(250N・m)が採用されています。イメージとしてはインプレッサスポーツを大きくした感じですね。
アイサイトもVer.3こそ採用されたものの差別化のためか機能が制限され車線中央維持機能がカットされています。
唯一目を引いたのがスタブレックス・ライド。従来のビルシュタインを超えることは出来るでしょうか。おそらく走りよりも乗り心地に振っているでしょう。
アクティブグリルシャッターは目新しいが効果は大したことないでしょう。飛び道具としてはいかにも弱い。
内装面は力を入れているようです。オーディオシステムも日本初導入のハーマンカードン。マッキントッシュと比べてどんな音を鳴らすでしょうか。

誇れるのは安全性。既に北米で販売されておりIHSの安全性能は最高評価。大きなキャビンに剛性を増した車体。シャシーウィンの堅実な車作りをしていると言えるでしょう。

デザインについてはターボなどの補機類がないのだからボンネットはもう少し低くシャープに出来なかったのでしょうか。歩行者保護は結構なことですが。
アウトバックはリアのデザインなどに雰囲気がある。しかし横幅1840mmは日本にはやはりいささか大きすぎる。CX-5のようにディーゼルターボという飛び道具もない。FB16DITを積んですらパンチは弱かったでしょう。FA20DITを積む気は最初からないでしょうから残されたスバルの飛び道具は水平対向ディーゼル。しかし現時点では実現性は極めて低いですね。

はなから日本でのセールには余り期待していないのかなという印象。
とはいえ開発では「動的質感」を大切にしたということで走らせてみればガラリと印象が変わる可能性はあります。強力なライバルたちに立ち向かうことが出来るでしょうか。

また今回3年前に登場したFB25を改良したということで、ターボ化にも一縷の望みはありますが果たしてどうか。
Posted at 2014/10/26 00:28:32 | コメント(6) | トラックバック(0) | 次期愛車検討 | クルマ
2014年10月19日 イイね!

Forza5 MotorsportsとGT6の比較 カーシミュレーターの革新

Forza5 MotorsportsとGT6の比較 カーシミュレーターの革新
知らない間にXBOX ONEとForza5 Motorsportsを衝動買いして1ヶ月以上経っていました。みんカラで自分のブログを読んで下さっている皆さんにはあまり需要がないかもしれませんがカーシミュレーターとしてのグランツーリスモ6(以下GT6)とフォルツァ(以下FM5)を比較してみたいと思います。以下長文です。

・FM5の画像表現は極点に達した
GT6でも十分綺麗だなと思っていましたが、FM5の画像表現はそれを上回って来ました。解像度は同じ1080p(フルハイビジョン)でも光と影の表現が圧倒的で液晶テレビなのに「眩しい、サングラスが欲しい」ほどの光の表現がなされています。フロントスクリーンから差し込む光のプリズムまで再現されており物凄い表現力が提示されています。またGT6は型遅れのPS3ではマウントパノラマ(バサースト)コースなどでは単体走行ですらフレーム落ちしており限界がハッキリ見えていました。FM5では同じコースでも16台でもビクともしません。ハードスペックの進化を感じます。

・細かい点もリアル
車のスピードが上がれば真っ直ぐ走っていてもタイヤが路面の粗を拾ってステアリングを揺さぶります。そのためドライバーは無意識に修正舵を切っているものです。GT6では再現されていませんが、FM5ではしっかりと再現されています。意外とこれがFM5とGT6の差の全てかもしれません。(理由は後述します)

・挙動のリアルさが全然違う
GT6も十分リアルだと思ってやり込んで来ましたが、FM5はよりリアルになっています。フロントタイヤが浮いた、荷重が抜けた、リアがブレイクした、FFの強いトルクステアがある、などなど車の色んな状況が表現されています。
1つにはコントローラーのアクセルとブレーキが個別に振動機能を持っており細かいフィードバックを可能にしていることがあります。
FM5ではコース外走行にも厳しいペナルティが課されており、トラクションがかからないだけでなく強制的にスローダウンさせるなど現実でありえないようなショートカットが出来ないようになっています。また、縁石はGT6では車の向きを変えるのに使えましたが、FM5ではほとんど使えなくなっています。縁石を踏もうものならとっちらかってスローダウンを余儀なくされるからです。より現実世界に近い感覚です。
またスタビリティマネジメントやトラクションコントロールはより早く走るための制御をしてくれるのでONにした方が速く走れる場合も多いです。(GT6では入れると遅くなる)FM5アシストにはブレーキングやハンドルまでアシストしてくれるものがあり全部ONにするとちょっとやり過ぎな感もあります。ほとんど自動運転でゲームの意味がないというか・・・(笑)
FM5はブレーキングをしっかりしないと車がまるで言うことを聞いてくれないなど荷重移動を意識しないと全く早く走れません。実にやりがいのあるものになっています。

・GT6は車体が安定し過ぎている
本来車をぶっ飛ばして走るとかなり不安定になるものだ、ということをカーシミュレーターは麻痺させてしまうのが今までの通例でした。
FM5は速度を上げていけば車がどんどん不安定になりスタビリティがなくなっていくのが良く分かります。速度をあげると揚力によってボディが浮き上がっているというのが伝わってくるほどです。
上記のステアリングの描写に象徴されるかのごとく、FM5に比べるとGT6はタイヤがグリップし過ぎていてまるで車体の上から手で押さえつけて走らせているような感覚があります。

・エンジン音がリアル
GT6のエンジン音は全くリアル感がなくオモチャ丸出しの音でしたが、FM5はかなりリアルになっています。これが購入を決めた要素の1つでした。
回転フィールも各エンジンごとで異なって表現されており、自分は特にRUF CTR2(95)(ポルシェのチューニングカーです)のウソだろ!?というような生き物のような回転フィールに魅了されました。飛ばすと軽すぎて荷重が抜けて恐ろしいフロント。旋回ブレーキの強さとコーナー脱出時のトラクションの強さなどは存分にポルシェの世界観を仮想体験させてくれます。対して新しいポルシェ(2011年モデル)は全てが優等生的になっており諸先輩方の嘆きの意味がなんとなく分かったような気すらしました。

他にエンジン音で素敵だと思ったのは787B、LF-A、Audi R8(V10)、Ferrari。
AE86もなかなかリアル。

・エンジン音のサウンドジェネレーターには難もある
FM5のエンジン音サウンドジェネレーターは詰めが甘いというか
長時間プレイを続けるとプチプチという雑音を生じるようになります。これを解決するためにはXBOX ONEの電源を完全に切って再起動する以外にありません。起動に結構時間がかかるので面倒です。ちなみにこのバグはあらゆるエンジンを回すたびにプチプチ言うのでプレイ感は最悪です。最初はケーブル類が壊れたか接続に問題があるかと思いました。
また、特定の車種(Ford Fiesta)である回転域のエンジン音が聞こえなくなります。こっちはアクセルフルスロットルでエンジンを回してるのにフッと音が消えるのでプレイしていてすごくフラストレーションの溜まる感じです。

・Drivatarは面白い試みだと思う
このゲームではAIではなくて、プレイヤーの走り方を学習したDrivatarという仮想人工知能とレースをします。(ドライバター?ドライベイター?Driver+Avatarでドライバターが正しそう)やたらぶつけてくるAIや逆に衝突を嫌うDrivatarなど個性が出ていて面白いです。金太郎飴みたいに同じような挙動をする車ばかりだとつまらないですからね。たまにそりゃないよという挙動をしてくるDrivatarもいますが(笑)ちなみにDrivatarレベルは普段プレイする際はHIGHLY SKILLED(35%Bonus)を選択しています。

・プレイヤーインターフェイスが貧弱
一方でアメリカの洋ゲーらしくいかにもローカライズしましたよという感がありありのプレイヤーインターフェイスは使いにくく必要な情報を得るのに苦労します。フォントもダサいしもう少し何とかならなかったのかな。もう少しやる気が出るようなデザインにして欲しい部分も多々ありました。プレイヤーの評判的にも同じことが指摘されているようです。レースリザルトでベストラップすら出ません。GT6の方がプレイヤーインターフェイスは優れています。ただしこれはゲームの本質的部分ではありません。

・TOP GEAR好きにはお勧め
かの有名なイギリスのトップギアのプレゼンターの皮肉とユーモアの効いた名調子が各レースのイントロダクションとして聞けます。

・車種は少ない
1つ1つの車をForza Vistaという愛でるモードで微細に到るまで観察できる代わりに収録された車の数はGT6よりも少なくなっています。
基本的に車のチョイスはアメリカ視点ではありますが欧州車、日本車もバランス良く収録されています。LEGACYは1台も入っていませんでした。(SUBARUはインプレッサWRXのみ)

・オートチューニングは遅い車になる場合も
各クラスの上限まで自動でチューニングしてくれるモードがありますが、一概に速い車になるわけではありません。
ハイスキルプレイヤーのチューニングをダウンロードできるのでそれを適用すれば手間なく速い車になります。
スバルのインプレッサはCやBクラスでチューニングを極めると全部1.6L超過給ターボになってしまい哀しいですが。他にもシビックタイプRやフィエスタがFRになったりGT6と違い”換装”という概念があるのでチューニングは結構何でもありです。

・雑感
やり込んでいくとRWDはリアのトラクションが大事で、特に旋回終了時の過渡期に如何に早く加速体制に移れるかでかなりスピードに差が出てくることを痛感します。簡単にパワースライドするようなレベルの低い車では速く走ることができません。実によく表現されていて気持ち良いです。そう考えるとMRはやはりフロントが軽くて旋回ヨーモーメントが少ない上にリアのトラクションが稼げるのでやっぱり理想的な駆動方式だなと思います。MRベースのAWD(Audi R8など)も爽快に走れて癒されます。ゲーム中のクラス分けはD<C<B<A<S<R<P<XとなっていますがB当たりまでならアシストなしでRWDを振り回すのも面白いものです。リアはグリップさせたまま走った方がタイムは出ますが。

FM5をプレイしてしまったら残念ながらもうGT6には戻れません。というわけでPS3は妻専用のブルーレイプレイヤーとなりました(笑)

プレイヤータグはGuidingRacingでプレイしています。MSゴールドメンバーシップは課金していませんがFM5プレイしている方がいたらどうぞ宜しくお願い致します。
2014年10月13日 イイね!

プリウスを倒せる車は、DJデミオ+スカイアクティブディーゼルしかない(プリウスインプレッション含)

プリウスを倒せる車は、DJデミオ+スカイアクティブディーゼルしかない(プリウスインプレッション含)

(写真は山口宇部空港に展示してあったDJデミオ)




プリウスを倒せる車は、DJデミオ+スカイアクティブディーゼルしかない。

それがプリウスの助手席で往復6時間の下道ドライブをして感じたことだった。

プリウスは言わずと知れた非常に優れた燃費車です。
ストップアンドゴーや渋滞が多い日本に特化した車とも言えるでしょう。
ガソリンエンジンでは効率の悪い領域をモーターアシストで回避してしまうことでガソリン車の弱点を克服しています。
かなり急峻な山道を含む片道130kmの走行でも25km/L~30km/Lほどの燃費が得られていました。(ただしインフォメーションパネルの表示値なので1~2割の誤差は含まれると思われますが。)
この燃費に追随できる車はガソリン車ではありません。実燃費で20オーバーはやはりプリウスしかないでしょう。
アクアやフィットハイブリッドもありますが多少の走りの余裕まで持たせるとなると1800ccエンジンを積むプリウスの天下なのではないでしょうか。プリウスがハイブリッドカーのベストパッケージングなのではないかと思います。

プリウスの車としての出来ですが、車に特にこだわりのない人が乗った場合ネガとは思わない仕上がりは十分にあると感じました。

まず動力性能。まさに必要十分という感じ。NA2500ccクラスを謳っているようですがフル加速して貰ったときの力感はNA2000ccぐらい。モーターアシストで出だしのトルクに余裕があるし通常使用で不満が出ることはないでしょう。

他にはいかにも見切った質感のインパネ、
かなり薄い鉄板のドア(軽量化&コストカット、側面衝突安全性は大丈夫か?)、
Cセグメントとしてはかなり低い遮音性(ただし基本的にエンジンは静か)、
先進的なシステムの割にインフォメーションパネルは単色液晶(コストカット)、
長時間では腰が痛くなる硬いシート、ロールを抑えるために高めのバネレート、
カローラフィールダーと同じフィーリングの動きの渋いダンパー。
しかしこれは実際はそこまで問題視されていないと思います。

そうすると残るのは圧倒的な燃費性能です。強い訴求力となってユーザーにインパクトを与え、結果として売れる。もちろん室内のこまごまとした収納空間の用意などトヨタ流の細かい気配りも感じられました。

乗ってみてプリウスが沢山売れる理由が良く分かりました。プリウスは燃費性能特化の”レーシングカー”だったのです。
近頃めっきりと走りの面ではここまでエッジの効いたスペシャルカーを出してくれないトヨタに複雑な思いもありますが(86はスバルが作っているので私的に除外させて頂きます悪しからず)
売れる車には容赦なく企業力を注ぎ込むトヨタの底力を感じました。燃費面でここまでやられたら多少のことは黙るしかないな、と思いました。売るために必要のない所はスッパリと見切り、商品力を向上させるために全力を注ぐ。実に潔い車なのです。

もしプリウスの実燃費が20km/L程度ならガソリンのダウンサイジングターボでもそこそこ戦えるでしょう。しかし実燃費で25km/Lとなるともはやガソリンエンジンでは追随が困難ではないかと思います。
まさに日本における燃費車の王座に君臨するのがプリウスだと言えるでしょう。

対抗するために残る一つの手段はダウンサイジングディーゼルターボ。すなわち日本においてはスカイアクティブディーゼル1.5Dが唯一の選択肢になると思います。
走りにおいては185mmとトルクを考えるとやや細いタイヤ設定、Bセグメントのパッケージングの限界とコストからリアサスペンションがトーションビーム、同じくコスト面からであろうリアブレーキがドラム式であることなど若干の気になる点はありますが、燃費で張り合えさえすればプリウスの走りの素質は決して高くはありません。カタログ燃費26.4km/L(6AT・2WD)で燃料が安価な軽油ということも考えれば実燃費で五分で分ければ車両自体の魅力で勝てる可能性があると思います。デザイン、内装質感、動力性能などです。
Bセグメントでレシオカバレッジが6にも迫る6ATを採用したこともドライバビリティの面で大きくプリウスを突き放し得ると思います。CVTでもDCTでもなくATを磨くという選択肢はマツダ流で実におもしろいと思います。(マツダの企業状況を考えるとそれしかなかったとも言えるようですが)

DJデミオを始めに見たときに、今までのスカイアクティブデザインで最も優れていると直感しました。厳ついけれど愛嬌もあるフロントマスクと洒脱なリア、サイドビューの造形も美しい。フォルクスワーゲンポロと堂々と渡り合うことが出来ると思います。NDロードスターのヘッドライトももう少しDJデミオ寄りなら良かったのにと思いました。(DJデミオがカーオブザイヤーも受賞しましたね。)

少し気が早いですがアクセラ1.5XDの登場が待たれます。やはり”本戦”はCセグメントで争われるべきでしょう。BセグメントとCセグメントのパッケージングの差を超えて比較するのには車両自体に求められている物の違いもあり限界があります。(タイトルを否定してしまった)

またプリウスも来年6月に出るとされる次期型では60kgの軽量化とリアサスペンションのマルチリンク化という情報があり、走りの面でも強化されることが間違いありません。良い意味でのデッドヒートが見られそうです。
Posted at 2014/10/13 23:57:42 | コメント(2) | トラックバック(0) | 試乗インプレッション | クルマ
2014年10月05日 イイね!

ゴルフ7ハイラインのレインドライブ性能

ゴルフ7ハイラインのレインドライブ性能(写真は本文と関係ありません)



台風18号が接近し、朝から雨が降っていましたが少し時間があったので雨天性能チェックだとばかりにゴルフで少しドライブして来ました。路面はヘヴィーウェットで水たまりも沢山ありました。路面は以前にブログに登場したこともある交通量が少なく路面が荒れたセクションもあるテストにうってつけのコースです。



結論から言うとゴルフ7ハイラインのレインドライブ性能は非常に高いです。
同時に純正タイヤDUNLOP SPORTS MAXX RTのウェット性能も高い。

駆動輪のトラクションが抜けない。水たまりを踏んでもずっと路面を捉え続けている。
水たまりを踏んだ際のグワッという減速感がない。タイヤの排水性能が高い。
車体の剛性感が高く、レガシィのような凄い低重心感こそないもののひたすらフラットライド。
このクラスとしてはオーバースペックな225のタイヤを履きこなすだけのシャシーとサスペンションの剛性感が十分以上に与えられています。
その結果非常に安心感のあるドライビングフィールが生まれる。雨の日でもそれは一切変わりませんでした。

速度域を上げて行っても全く破綻することなく、高速道でも何の不安もなく走り抜けることが出来る。雨天時なのに、です。

XDS(トルクベクタリング)もスタビリティ志向で通常の速度域であれば晴れの日と同じようなオンザレールのコーナリングが可能。速度域を上げていくと少し無理矢理グリッと曲げている感じが出てきます。(この辺がGTI以上とは違うと感じた点。)

まとめるとドライバーのビビリミッターが作動しにくい非常に安心感と安定感のある車だと改めて思いました。その気になれば相当踏んでいけるな、とも。

ただ、ワイパーはゴムの性質か、国産のように水分を薄く引きつぶして視界を確保する感じではなく、本当に水分を拭き取ろうとしている感じで音、視界確保性とも国産には及ばないと思いました(笑)
これは今後なんとかしたい所。そういえばニュービートルも同じ欠点がありました。
ドイツと日本の気候の違いのせいかな?

ゴルフ7ハイラインの愛車紹介を更新しました。走行距離が伸びてきたことでサスペンションの渋さが取れ、動きにしなやかさが出てきました。時速60km当たりで荒れた路面を走った際のキャビンのゆさぶりもすっかり影をひそめております。この点は普段メインドライバーである妻も感じていたようです。

帰ってきた後、比較のためにレガシィで同じ道を走りましたが水たまりを踏んだときにどうしてもグワっという減速感が出るので(レガシィがAWDで履いてるのがレイン性能cのエコタイヤということを差し引いても)普段通り涼しい顔をしてドライブできるという点ではゴルフに軍配かなと思いました。もちろんレガシィのレインドライブ性能が低いわけでは決してありませんが、さして車に深い興味のない妻が日ごろ乗る車であることを考えたときアドバンテージが大きいと思います。何しろ晴れの日と同じ感覚で運転出来て非常に安定して走らせることが可能なのですから。

0発進時スロットルを大きくあけるとさすがにFFで25.5kg・mもトルクのあるゴルフは225タイヤをもってしても前輪が空転しますがそれ以外では全くネガを見せませんでした。エモーショナルな部分を出来るだけ切り落として、先進技術をてんこ盛りにしてどんな場面でも涼しい顔をして走ることが出来るゴルフ7ハイラインは雨の日でも全くパフォーマンスを落すことがありませんでした。なんだか静かな感動を覚えてしまいました。

ドライブを終えてとりあえず次のレガシィのサマータイヤはDUNLOP SPORTS MAXXにしようと心に誓ったのでした(笑)(WRX STIの純正も同じタイヤですしね。)
2014年10月01日 イイね!

スバル WRX STI type S(VAB)試乗インプレッション

スバル WRX STI type S(VAB)試乗インプレッション
試乗車が出てからしばらくスバルディーラーへ行くことことが出来ず、
遅ればせながらようやくWRX STI typeSへ試乗してきました。

6MTとドデカいリアウイング故に自分が買うことはないであろうモデルですが、スバルの走りのフラッグシップの最新モデルとあっては自分としては乗らずにはおられない心境でした。今回も担当のWさんに同乗して頂きました。

今回の試乗車はtypeSということで、愛車レガシィBP5と同じくビルシュタインダンパーを装備していることが素のWRX STIと違うポイントのようです。(素のSTIはカヤバ製ショック)

早速乗り込みます。
クラッチとブレーキを踏んで、エンジンスタートボタンでエンジン始動。実はMTを運転するのは7年ぶりで内心ドキドキでした。
その7年前に運転したのがモデルチェンジしたばかりのGRB型インプレッサWRX STIでした。なんとなく縁を感じないでもありません。

その時乗ったのはこの車。なんか雪降ってますが・・・

クラッチペダルは想像していたよりも軽かったです。クラッチが繋がるまでの遊びは大き目でしたがなんとか発進。
ステアリングは本革でグリップ部分にディンプル加工がしてありなんだか固い握り心地。太くてしっかりしており好感触です。
GTカーのレガシィのしっとりとした本革MOMOステとは性格が違うんだということが伝わってきます。

段差を乗り越えてみて思ったのは、ボディの剛性感から来るサスペンションの動きの正確さ。
実はこれはゴルフ7Rでも感じたことなのですが、まるでサスペンションが丸太ぐらいの太さがあるように感じるようなしっかりとした動きをします。(何とも変な例えですが・・・)
GRBではスパルタンだなと感じた乗り心地が比べれば随分しっとりしています。大人のスポーツカーになった、という感じ。
もちろんレガシィに比べれば確実に固いのですが路面のいなし方はハイレベルでボディとサスペンションの進化を感じました。ゴルフ7Rと遜色ありません。この新型WRX STIはより太いタイヤ(なんと245/40R18)を堂々と履きこなしています。
流石にBPレガシィもこれらの車と比較するとボディ剛性が劣るなと思わざるを得ません。進化具合に時の流れを感じます。

コーナリングですが、今回からトルクベクタリングが装備されておりどんなものかなと思っていたのですがとても気持ちの良い回頭をする仕上がりになっています。ステアリングを切り込むとノーズの入りが実に自然で「スッ」と入っていきます。コーナリング中もドライバーの意志通りに支持します。というのも作動音が聞こえたからトルクベクタリングが効いていることが良く分かりました。WRX STIのトルクベクタリングではブレーキを作動させるためブレンボの鳴きがかすかに聞こえます。シューっという微かな金属音でした。ODOは1800kmでしたが試乗車ゆえに乗られ方がハードなせいで音が鳴っているだけかもしれませんので悪しからず(笑)
車を操る楽しさ、思い通りに曲げて思い通りに加速し、思い通りに減速する。そういったスバルの車作りの頂点に位置する車として恥じない仕上がりになっていました。ロールはしっかり抑え込みながらもどこか動きはしなやか。BPレガシィとキャラクターは違えどその仕立ては自分としてはただただ心地良い。動物のようなしなやかな走りはまさにスバルスポーツだと感じました。

ところで素人の杞憂でしょうが、トルクベクタリングによりブレーキの容量を食っていってしまうので発熱(フェード)は大丈夫なのかな?と思いました。普段の走りで問題になることはまずないでしょうが・・・。これはWRX STIに限らずゴルフ7HLについても感じていたことです。蓄積したブレーキ系の発熱により緊急時の制動性能に影響が出なければ良いことですが。

スバル車の内装のレベルは年々向上しており、安っぽさは感じません。シートのホールド性も当然ながら全く問題なし。
遮音性も向上しており、GRBではスパルタンそのものでカツンカツンと跳ねた石がフロアを叩く音がよく聞こえていましたが新型WRX STIではしっかりとカットされていました。
そのことを担当さんに質すと売る相手の年齢層が高くなっているのでその対策もあるだろうとのことでした。(低い質感・快適性では目の肥えた層に選んで貰えない)
WRブルーパールの色も抑え目になったし、リアウイングの有無も賛否両論だそうです。まあ確かに価格帯を考えれば止む無しでしょうね。メーカー側も売れなきゃ話にならないから大変だなと感じました。

エンジンの性能。
愛車と同じ、勝手知ったるEJ20ターボではありますが、躾けが随分違いました。
2000回転でMAXトルクを出す愛車のEJ20Xとは違い、より高回転側に振られています。
低速回転は細いというほどではないですが、やはり回さないと本来のパワーは出てこない印象でした。
そのかわり3500回転を超えた頃から強烈なトルクと快音を発しつつレブまで駆けていきます。高回転型エンジンの持つフィールは心地良いものでした。(さすがに試乗でレブまでは回してないですが)
サウンドジェネレーターなどなくてもエンジンの素性の良さを耳でも楽しむことが出来ます。
この点はゴルフ7Rにも勝ってると思いますネ。

乗る前に気になっていたのは電子スロットルの制御。
スロットル開度にリニアな燃料噴射をするのがスバルイズムだと信じていたのですがなんでもこの新型WRX STIでは低開度の燃料噴射量を増やしてトルク感を増しているとのこと。
「なにーっ、そんなのは邪道だー!」とまでは言わないですがどんな仕上がりになっているか心配していました。
心配は杞憂で、全然分かりませんでした。(この恩恵で低速トルクが細いと感じなかったのかもしれませんね。)短時間の試乗では感覚とパワーの出方の差による違和感は全くありませんでした。長く乗って行けば違った感想も出てきそうです。
(そういえばGRBはもっと高回転型だった気がする。)

担当さんはEJ20ターボは次世代WRX STIでもキャリーオーバーするかもしれないとは言っていましたが、このような細工をせざるを得ないということは限界も見えつつあると思います。
今月号のベストカーにてWRX STIとWRX S4の0-400mタイムの差がほとんどないとありましたが6MTとリニアトロニックのレシオカバレッジの差とMTの変速時トルク抜けタイムロスが伝達効率の差をほとんど埋めてしまったものと思われます。より低い回転数からMAXトルクを出し続けるFA20DITとリニアトロニックの組み合わせの実力は侮れないということでしょう。(95年のインプランエボ対決の頃よりタイムが遅くなったともありました。パワートレーンが環境性能対応で思う様に実力UPできなかったのと安全基準によるボディ重量増のせいかな。時代は変わっているということでしょう。)
同じEJ20ターボに乗っている身としては出来るだけEJ20ターボにはカタログ落ちして欲しくないですがどうなることやら。
よりハイパワーレンジをカバーするFB25DIT(?)の登場も噂されています。まだまだスバルから目が離せません。
Posted at 2014/10/01 01:37:44 | コメント(3) | トラックバック(0) | 試乗インプレッション | クルマ

プロフィール

「ハイブリッド車の違和感は皆無 http://cvw.jp/b/2077696/48514284/
何シテル?   06/29 13:44
Ashimo(アシモ)と申します。BP5後期E型(レガシィツーリングワゴン)に乗っています。妻の車、ゴルフ7ハイラインも運転しています。 家族や世間体もあ...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2014/10 >>

    1234
567891011
12 131415161718
19202122232425
262728293031 

リンク・クリップ

抜けの良い排気系だと低回転トルクが落ちる? 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2017/01/08 20:25:28
引っ張れ! 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2017/01/02 04:37:39
Dynamic Force EngineのBSFCを「誰も見ていない真実」に重ねてみた。 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2016/12/10 02:29:25

愛車一覧

スバル フォレスター スバル フォレスター
3代目妻の車です。 SKフォレスターF型。 アイサイトプラスを選択し安全装備は万全。家 ...
スバル レガシィツーリングワゴン スバル レガシィツーリングワゴン
スバル レガシィツーリングワゴン GT(2007年10月登録 BP5・E型(後期型)オブ ...
フォルクスワーゲン ゴルフ (ハッチバック) フォルクスワーゲン ゴルフ (ハッチバック)
2代目妻の車です。2014年式ドイツ本国ヴォルフスブルク工場にて製造。グレードはハイライ ...
ホンダ CB400 SUPER FOUR (スーパーフォア) ホンダ CB400 SUPER FOUR (スーパーフォア)
大学院生時代に所有。ホンダVTEC最高でした。官能的な吹け上がりで一気にレッドゾーンまで ...

過去のブログ

2025年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation