10/24新型レガシィが発表されました。
各種プレスを見て思う所を綴ってみます。
新レガシィはレガシィの代名詞だったツーリングワゴンを失くしB4とアウトバックの二本立てとなりました。
日本ではEZ36(水平対向6気筒3600cc)は導入されず、
改良されたFB25型水平対向4気筒(2500cc)のみとなりました。
弱い、いかにも弱い。従来のフラッグシップとしてのレガシィは役目を終えた、と感じました。
プライスタグも286万~340万とWRX兄弟より格下の位置づけです。
これではレガシィは今までの”大いなる遺産”ではなくただの”遺物”となってしまうのではないか・・・と危惧しなくもないです。
メカニズムもフラッグシップからの陥落を示唆しています。
AWDシステムは高価なVTD-AWDではなくセンターデフを持たないACT-4.やはり従来通りアンダーパワーにはアクティブトルクスプリットを採用してきました。リニアトロニックもトルク容量の小さな物(250N・m)が採用されています。イメージとしてはインプレッサスポーツを大きくした感じですね。
アイサイトもVer.3こそ採用されたものの差別化のためか機能が制限され車線中央維持機能がカットされています。
唯一目を引いたのがスタブレックス・ライド。従来のビルシュタインを超えることは出来るでしょうか。おそらく走りよりも乗り心地に振っているでしょう。
アクティブグリルシャッターは目新しいが効果は大したことないでしょう。飛び道具としてはいかにも弱い。
内装面は力を入れているようです。オーディオシステムも日本初導入のハーマンカードン。マッキントッシュと比べてどんな音を鳴らすでしょうか。
誇れるのは安全性。既に北米で販売されておりIHSの安全性能は最高評価。大きなキャビンに剛性を増した車体。シャシーウィンの堅実な車作りをしていると言えるでしょう。
デザインについてはターボなどの補機類がないのだからボンネットはもう少し低くシャープに出来なかったのでしょうか。歩行者保護は結構なことですが。
アウトバックはリアのデザインなどに雰囲気がある。しかし横幅1840mmは日本にはやはりいささか大きすぎる。CX-5のようにディーゼルターボという飛び道具もない。FB16DITを積んですらパンチは弱かったでしょう。FA20DITを積む気は最初からないでしょうから残されたスバルの飛び道具は水平対向ディーゼル。しかし現時点では実現性は極めて低いですね。
はなから日本でのセールには余り期待していないのかなという印象。
とはいえ開発では「動的質感」を大切にしたということで走らせてみればガラリと印象が変わる可能性はあります。強力なライバルたちに立ち向かうことが出来るでしょうか。
また今回3年前に登場したFB25を改良したということで、ターボ化にも一縷の望みはありますが果たしてどうか。
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次期愛車検討 | クルマ
Posted at
2014/10/26 00:28:32