整備手帳は
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条件
アライメント調整前 交換後50km走行
タイヤ:DUNLOP SPORT MAXX 215/45R17 溝の残り4mm
社外アルミホイルオフセット+48(7mm外側へ出ている)
前提として自分の通勤路は割とタフな道路でして、300m以上の高低差に加え、大小様々なコーナー、一部荒れた路面、トリッキーなアンジュレーション、冬には雪が降る・・・と新しい足回りをテストするのには良い条件が揃っています。たった1往復ですがそんな慣れ親しんだ通勤路をリフレッシュした足回りで走りました。これはその
ファーストインプレッションです。
まず、交換直後に車を発進させたとき「あれっ、俺のレガシィはこんなだったかな?」と正直困惑しました。
もちろん新品に交換したのだから乗り心地が悪くなった筈はないのですが。
慣れ親しんだ乗り味とは明らかに異なるフィーリングはドライバーである自分を混乱させるのには十分でした。
あたかも別の車に乗ったかのような違和感を覚えたのです。
まず交換前に感じていた路面のアスファルトのざらつき具合まで分かるぐらいラディカルでまるで路面を舐めるかのようなハンドリングがなくなった。高速走行時には細かい轍を拾ってステアリングが左右へブルブルと細かく揺さぶられるような感触があったけれど、随分と少なくなった。このフィーリングの違いからゴム類が痩せてサスペンションが抜けてくる(足回りがヘタる)と
直進安定性が落ちることが分かります。
それとステアリングが少し軽くなったように感じる。今まで正直言ってステアリングは重かった。これはてっきりグリップが高めのタイヤに変えたせいかと思っていたけれど、今回は作業の前後で同じタイヤなので足回りの影響も大きかったようだ。
足回りがヘタると相対的に剛性不足になりタイヤのグリップに負けてしまっていたのかな。タイヤが拾った轍などの入力をいなしきれなくなっていたのだろう。結果、タイヤが拾った路面のアラが直接ステアリングに伝わってしまっていた、と。
さらにタイヤのサイドウォールの剛性が高くなおかつグリップが高いので発生する横力にサスペンションが負けてステアリングが重くなる。
一方で乗り心地は若いサスペンションらしく入力の初期段階の減衰が素晴らしく良く利いていてマイルドなものへと変化した。細かい入力を上質に消してくれるので
フラットライド感が向上した。この消し方の上質感こそがビルシュタインダンパーの最も特徴的で優れた点だと思う。
正直言って、この間試乗したレヴォーグSTI SportsのDampMaticIIにも負けず劣らず。サスペンションのストロークのさせ方がBPの方が良いと思うので互角以上に勝負できる内容だと思います。これは狙った通りで乗り換えずにサスペンションリフレッシュに踏み切った理由の一つであったりもします。
実は中間の入力の減衰は交換前と大差ないけれど大き目の入力の減衰はしっかりしていてさすが新品、と運転しながら感動が沸き上がってきました。
速度を上げていくとサスペンションがストロークしたときの揺り返しで僅かにフワッとしているような感触がある。
スプリングが若いことで動きが機敏なだけでなく交換前より少し
車高が高くなりロールセンターが上がっているのも関係しているのだろう。ごく僅かなのでドライバーが慣れてしまえば気づかなくなりそうなポイント。実際後半には大分気にならなくなってきました。
現時点ではアライメントを取ってないので極めて僅かにではあるけれど偏走している気がするのも違和感の一因だろう。多分。
Posted at 2016/11/02 04:49:04 | |
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