以下のキーワードに沿って、つらつらと自分の考えを書いていきます。
1.植木屋さん
2.朝ドラ「あさが来た」
3.アメリカ大統領候補 トランプ氏
1. 植木屋さん
この冬、『植木屋さん』との関わりが何回かあった。
雪の積もる前の年末、雪の積もっている寒い日中、そしてつい先日。
複数の『植木屋さん』チームが、何度か我が家にやって来ては、声を掛ける。
「ぜひ、お宅の植木の剪定をさせてください」
「ぜひ、自分に鋏をいれさせてください」
「・・・、すみません。うちは主人が自分でやっているので…」
我が家の道路に面した庭は、そんなにボサボサなのかと恥ずかしく思いながら、ふと考える。
(松だけは、叔父上様が選定してくれています)
・・・そういえば、最近の新築するお宅には、日本庭園がないことも多い。
立派なお庭があるお宅でも、ご主人がお年を召したり施設に入っていたりするなどの事情で、庭も屋敷もそのまま放置されていることもある。
今、植木屋さんは、たくさんお仕事があるのかしら。
もしかしたら、需要が減ってしまっているのではないのかしら、と。
そして、先週の金曜夜のこと。
ええっ・・・! バカボンのパパの仕事は、植木屋さんでなくて、フリーターなの・・・?
でも、当時、フリーターなんて言葉はなかったはずだし・・・。
実写版天才バカボンで、くりぃむしちゅーの上田さん演じたバカボンのパパ。
ママが学生時代の友人にパパの職業を聞かれて、「フリーター」ではなく「証券マン」と答えたことに立腹したパパは、家出をしてしまう・・・。
家庭内の不思議なお金のやり取りを思い出して思わず「証券マン」と云ってしまったという設定だが、・・・植木屋さんでないことが、私にとってはものすごいショックだった。
そもそも、本当に「植木屋さん」なのかと思って調べてみたら。
バカボンのパパ- Wikipedia
【職業】
原作者の赤塚不二夫は「パパは無職(バガボンド=放浪者)でないといけない」としているため、原作、アニメともに基本的には無職ということになっている。アニメ第1作では「パパが無職なのは子供番組として良くない」というテレビ局の要請で植木屋と赤塚に無断で設定され、赤塚はこれに憤慨した。原作ではそのほかにクリーニング屋の従業員、化粧品のセールスマン(ただし夢)、大工、サラリーマン、夜警、僧侶、洋食の料理人、変わったものでは唐辛子の味見係などいろいろやっているが、全て雇い主側から解雇されたり辞職している。アイロンを放置してクリーニング屋を火事で全焼させたり、取引先に暴言を吐いて勤務していた会社を倒産に追い込んだことすらある。アニメ第3作の「家庭教師のパパなのだ」で我利野邸の家庭教師募集の広告を見て家庭教師をしたことがある。
(以上、Wikipediaより、引用)
「植木屋さん」は、赤塚さん非公認の職業だったことも判明し、さらに衝撃を受けた。
【人物像】の項では、
・生年月日は植木等と同じ昭和元年(1926年)12月25日生まれ(昭和最初の日)。
・連載開始が昭和42年であったため、年齢は41歳。← 41歳の春、軽くショックを受けた記憶有。
・血液型はBAKA型という特殊型で、なめると甘い味がする。
・熊本県の七城中学校(実在)~東京都のバカ田高校を経て、バカ田大学を首席で卒業。大学時代のあだ名はキャロル、またはノールス(脳がいつも留守だから)。バカ田大学の卒業式の日、「東洋工業に入社してマツダ・キャロルを作るのだ」などと言ったことがある。妻であるバカボンのママと出会ったのも大学時代である。
【バカになった経緯】
もともとはハジメをも凌ぐ天才児で、生まれてすぐに天上天下唯我独尊と口にし、家庭教師をつとめたり自動車の修理を簡単にこなしたりしていたが、アクシデントによってバカになってしまう。なお、バカになった経緯は原作とアニメでは若干異なる。
◆原作
パパが道を歩いている時にクシャミをし、その勢いで頭の歯車を口から吐き出してしまい、「もう天才はやめるのだ」と言ってバカになった。
◆アニメ第1作
ある日交通事故に遭った衝撃で、天才児だったバカボンのパパの口から脳味噌が飛び出して近くにいた馬が飲み込んでしまい、それと同時に馬の口から脳味噌が飛び出してバカボンのパパが飲み込んでしまうことで、バカボンのパパの脳味噌と馬の脳味噌とが入れ替わってしまう珍現象[10]が生じ、以降、現在のバカボンのパパのキャラクターとなった。
◆アニメ第2作
なぜか馬に逆恨みされ、蹴飛ばされたショックで脳味噌の歯車が壊れたためとなっている。
(以上、Wikipediaより、引用)
「シュール」で「ナンセンス」で「バカバカしい」、めちゃくちゃ面白いキャラクター設定と展開。
改めて赤塚不二夫先生のこの世に二人といない破天荒な天才ぶりに、…感服です。
・・・・・・。
すみません。
ものすごい脱線しています。脱線じゃなくて、ポイント切り替えずそのまま走っているだけです。
ちょっと戻ります。
「植木屋さん」と云う職業は、もしかすると、日本の過疎の地方では絶滅危惧の職業になってしまっているのではないでしょうか。
自分が子供の頃、実家や友達の家も瓦屋根で、日本庭園がある家もまだ何件かありました。
植木屋さんが年に一度、何日か庭に入って、お弟子さんと一緒に庭木の剪定をしてくれました。
梯子を掛け、見事な鋏さばきで、美しく整えられ刈られていく職人技を見ていることが好きでした。
職人さんへお支払いする代金は、決してお安くないことも知っていました。
中学時代からの友人の家のお庭はとても立派で広く、三人の職人さんが一週間仕事をすると、○○万円以上かかるから大変だとこぼしていたことも、記憶にあります。
それなりのお庭を持つお宅は、それなりの職業だったり役職があったりするから、美しいお庭を維持していくことも大変なことながら、なんとか続けられる。
でも、維持費がかかるならと、庭木を切って更地にして、シンプルな駐車場にしてしまう家も結構増えたように感じています。
ところで。
我が家のご近所さんには、面白い「屋号」のお宅が多いのです。
とふ屋(豆腐屋)、わた屋(布団屋)、肉屋、こっこ屋(米粉屋)、麹屋(かつては、各家庭で自家製味噌と「どぶろく」を造っていたため)、鍛冶(かじ)屋、いか屋(酒のつまみ屋)、タバコ屋…。
今も御商売をしているのは、自動販売機の「タバコ屋さん」と、お願いすれば米粉を挽いてくれる「こっこ屋さん」くらい。
スーパーもなく、車もない時代。
みんな、小さなお店屋さんで買い物をした。
いろいろな職業やお店が、地域にとって必要だから、商いしていた。
お互いに支え合って生活してきた。
戦後。
農地解放になって、我が家の田んぼは接収され、小作人さんも必要でなくなった。
小さな小売店に代わり、いろいろなモノを売る万屋(よろずや)さんができた。
専門の小さな店ではなく、ちょっと大きなお店で、まとめて買い物をするようになった。
地元資本の商店街やスーパーマーケットができた。
週末や仕事帰りに、少し離れた場所でも買い物に行くようになった。
さらに、幹線道路沿いに全国展開する郊外型大型店がやってきて、外国産を多く扱う値段が少しだけ安い大型店へ、こぞって買い物へ行くようになった。
100円ショップ、百円均一のお店も多くでき、日本製の文房具や台所商品、雑貨などは、値段ではとても太刀打ちできなくなって、地方にある小さな工場は廃業に追い込まれた。
地方には、国産の衣料を扱う縫製工場、プレス工場などがたくさんあり、地元のお母さんたちが働いていたが、安い外国製品に押されて、国産の衣料品の需要は減ってしまったため、多くの工場は閉鎖されてしまった。
地方で家計を支える、お母さんたちの正社員、パートの仕事は、なくなってしまった。
気がついてみると・・・。
日本が誇る電化製品のメーカーが、外国資本に買われてしまっている。
「目の付けどころがシャープ」も、「光~る光る東芝、回~るまわる東芝」も。
どうして? なぜなの?
一番の原因は、経営者が舵取りを誤ったことだと思うのだけど。
どうして、日本中がこんなことになってしまったの?
失われた10年、20年だなんて言われるけど、一体、どうすればよかったの?
2.朝ドラ「あさが来た」
唐突に、話は朝ドラ「あさが来た」に飛びます。
主人公の「あささん」、そのお姉さんの「はつさん」。
そして、あささんの娘さん「千代ちゃん」と、親友の「のぶちゃん」。
お転婆で男勝りで負けん気が強くて頑張り屋という、朝ドラ名物、テンプレート通りの主人公像をそのまま演じた、先進的な働く女性「あささん」と、対照的に良妻賢母を目指す「はつさん」。
今回のドラマで感心し感動し、素晴らしいと思っていることは、どちらの女性の生き方が素晴らしいのかよいのかと、押しつけがましく描くことがなかったこと。
自分はそんな生き方しかできないのだと、素直に懸命に生きている、対照的な女性を描きながら、どちらのタイプも、「自分さえよければいい」という生き方は、決してしていないこと。
自己実現をはかる前に、女として、母として、愛する家族のためにできることを不器用ながら精一杯努めながら、周囲の人の、世の中のために一生懸命尽くしている。
頑固な生き方をしているよに見えるけど、柔軟で謙虚で素直で、可愛らしい。
そんな生き生きとした主人公や登場する女性たちを、理解あるご主人や家族が支えている。
私がドラマを見ていて感じた、
『女としての生きる道や幸せ』とは。
独りよがりな自分自身の自己実現をはかろうとすることではなく、女として、妻として、母親として、自分にしかできない家族の一員としての役割を果たしながら、次の時代に夢や思いを繋ぎ、託すこと。
イイ男もいっぱい出てくるドラマでしたが、波瑠さん演じるあささんをはじめ、清々しく爽やかで健康的なイイ女がたくさん登場して、たくさん笑って、たくさん泣いて、朝から感動して心が震える、素晴らしいドラマだったと思います。
女性として、妻として、母親として、嫁として、地域の婦人部員として、小学校のPTA役員として、自営業者として、そして、現代を生きる日本人の一人として。
決して特別なことではないけれど、自分がするべきことはたくさんある。
役に立てることもたくさんある。
大切なのは、「自分さえよければいい」と思うことではなく、「大切な家族や大切な人たちのために、自分ができることをする」こと。
改めて、利己的に己の快楽だけを求めて刹那的に生きていくのは恥ずべきことで、利他的に、周りの人たちの幸せも共に考え生きていく「公の心」を大切にする生き方を、日本人はしていかなくてはいけないと感じています。
3.アメリカ大統領候補 トランプ氏
こんな記事を読みました。
「たった62人」の大富豪が全世界の半分の富を持つ
〜あまりにも異常な世界の現実
週刊現代
2016年02月24日(水)
(略)
大ざっぱに言えば、1台の大型バスに収まる程度の金持ちが、世界の人口の半数を養える額、約180兆円を持っているということ。気の遠くなるような話だ。
現在、世界の総資産額ランキングのトップは、マイクロソフト創業者、ビル・ゲイツ氏の約9兆1000億円。以下、メキシコの通信王カルロス・スリム氏の8兆9000億円、投資家ウォーレン・バフェット氏の8兆3000億円……という具合に続く。
日本のトップであるファーストリテイリング・柳井正社長は、資産総額約2兆3000億円で第41位と、日本人ではただひとり、この「金持ちバス」の乗客名簿に名を連ねる。
(略)
いつからか、日本人の間でも常識となった「自己責任」という考え方。これはつまり、「オレが手に入れたカネは、オレの才能のおかげだから、独占して当然だ」という論理の裏返しである。
しかし、どんな億万長者も、その事業にカネを払ってくれる庶民がいるから暮らしてゆける。それに、汗水流して働かず、他人のカネを転がして大金を得ているような人々は、本当に世の中を豊かにしていると言えるのか。
(略)
佐藤優が斬る!
もしトランプが大統領になったら、世界はこう変わる
2016年03月11日(金)
「
TPPもやめる。日本のクルマにも家電にも思い切り関税をかけてやる。アメリカだけ良ければいいんだ。悔しければ、力をつけろ」と。こういう方針ですよ。だから、アメリカ人は拍手喝采なんですよ。
(佐藤優氏)
これまでの日本に欠けていたこと、足りなかったことは一体、何なのか。
◆高い理念、公の精神を持つ経営者の不在。かつての日本の指導者は持っていた、矜持、武士道。
◆少し値段は高くても、近所のお店で買い物をしていた「共生」の心。
◆愛国心を悪とする、薄っぺらいグローバリズムやリベラリズムがもたらしたものの弊害。
◆社会で成功者となりお金持ちになることこそ、人生の目的で目指すべきものであるという風潮や家庭教育。
お金があれば、確かにやりたいことはたくさん叶えらるように思えます。
お金はないと不安になります。たくさんある方が、安心で、楽しく生活できそうです。
でも、目指すものは、それだけでいいのでしょうか。
衣食住が足りていれば、それだけで本当に幸せなのでしょうか。
長い時間をかけて日本人が磨き上げてきた職人技、美意識、伝統。
日本の風土や自然に調和した生き方や職業。
地域の人と協力しながら、助けあいながら培い、育んできた思いやりの心。
都会に仕事が集中し、地方には仕事も働く場も、若者さえもいなくなってしまっている現状。
安い労働力に惹かれて海外に流失してしまった企業の仕事、軽工業や家内制手工業などを、もう一度、再び日本の地方で請け負うことができないものでしょうか。
品質やデザインで決して引けを取らない魅力ある製品が、創造性ある日本人から生まれ、手先が器用で責任感ある労働者が創り上げれば、外国製品と勝負することは十分に可能です。
○安くおしゃれなユニクロの服もいいけれど、縫製がしっかりした日本製のジーンズも履きたい。
○子供の靴を買うなら、全国展開のチェーン店ではなく、ほんの少しだけ値段は高くても同じ商品を取り扱っている地元の商店で買いたい。
○食器や調理器具などは、値段はちょっとだけ高いけど、日本製の丈夫で長持ちして愛着が湧いてくる製品を購入したい。
○中国産や韓国産のどんな原材料を使って、どんな工場で作っているのかも分からない食品はなるべく避け、多少値段は高くても、国産の食材を食べて、国内生産者を応援したい。
一消費者として、日本の産業を守り、雇用を守り、みんなの給料を上げ、みんなが幸せになれるために、考えて買い物をしようと思っています。
私はちょっと怖くて恐ろしいと思っている「トランプアメリカ大統領」の実現。
あっ、ヒラリー氏よりはましかもしれないとは思っています。
主人は、トランプ氏がなればいい、自分が考える日本の経済政策はトランプ氏の考えに近いと云います。
>「TPPもやめる。日本のクルマにも家電にも思い切り関税をかけてやる。」
いいじゃないか。
俺だったら、日本も外国製品に関税をかける。
たとえば中国製の100円の商品と、日本製の1000円の商品だったら、とても太刀打ちできない。労働賃金が圧倒的に安いから、価格では勝負できない。
すると誰も、国産の製品を買わない。
でも、800円まで関税をかけたらどうだろう。
800円と1000円なら、日本製を買おうとする人も出てくるかもしれない。
そして、かけた関税を、国は日本の製造業に還元する。
企業はそのお金で、設備投資したりコストを下げるための工夫をしたり、従業員の給料に充てたりできれば、もっとよい商品が開発できて企業も強くなる。
日本の大企業の社長は、学歴ばかり高くても、経営者としての器が小さい。
見栄ばかりはって権力闘争に明け暮れて、長い目で見ることができない。
本当に会社を強くして従業員を守って、国益まで考えている経営者なんて、ほとんどいない。
大企業でも潰れるのは当然だし、これから生き残っていくのも大変な会社はまだまだあるぞ。
でも、日本の技術や職人技はすごい。
うちの子供たちが大人になる頃には、学歴なんて関係なく、本当に地頭がイイ経営者がたくさん頭角を顕わしてきているといいな。
やっぱりあの時、お前を議員に押しこんでいればなあ・・・。
↑ 小泉扇風の時の勢いで、ドサクサに紛れて国会議員になっていれば…などという冗談を、ことあるごとに言います。
例)朝日新聞の捏造が発覚しても、全く責任をとらなかった時
小和田氏の証人喚問がゼッタイ必要だという話になった時
対韓国や対国連で、外務省や政府が弱気だと憤っている時など
もう一つ。
もし、宝くじに当選して一億円手に入ったら、一億円かけて新聞広告を出して、日本が何をすべきか、世の中に伝えたい、とも。
今の時代、果たして新聞に広告を出すことに効果があるのか…。
でも、どこの誰なのか、誰も知らない人物が、自費で広告を出して意見を発表すれば、少しは話題になるかもしれませんね。
「保育園落ちた日本死ね」
「広島万引き冤罪自殺事件」
「何が問題なの?野球声だし祝儀問題」・・・
日本にとって、一番心配で問題なのは、一人ひとりが何のために、どう生きていけばいいのか、核となるもの、芯になるものを持てないでいることだと思います。
よい影響を与えることができる人、存在は、どんな媒体でも積極的に利用すべきだと思います。
これまで反日のために利用されてきたマスコミを、今度はうまく利用する。
自分自身のためだけでなく、日本のために、世の中のために、自分には一体何ができるか、経営者も一消費者も、同じ視点で考えてみる。
まだまだ未熟だけど、一生懸命考えながら、でも、自分のためだけでなく、誰かのために、日本の未来のために、何か役に立つことをしたい。
それが私の
【理想の生き方】です。
さて、次回は最終回。
【私の夢・野望編】復活、スカイライン。
につづきます。