このイベントは、新時代を開き、後世に影響を残す
「エポックメイキング」な大会になるのではないでしょうか。
頑張っている人をリスペクトし、応援する。
お客さまを歓迎し、心からもてなす。
自分のこと(自国)だけでなく、相手も尊重する。
結果や勝敗だけにこだわらず、そこまでの過程や努力を讃える。
自分(自国)のよさは認めながら、自慢せず謙虚な気持ちを持つ。
そんな日本・日本人の気質や性格、国民性を、ラグビーというスポーツを愛し関わり応援している人たちは、自然に気づき理解してくれている。
「相手を尊重し、よさを讃え合う」大切さや心地よさを共感、共有できる。
そんなじんわりと温かく嬉しい気持ちで、毎日を過ごしています。
ラクビーの魅力には、真剣勝負の白熱した試合を見れば、誰もが気づきます。
ラグビー選手の猛烈な自己鍛錬、紳士的で仲間思いの人柄にも。
試合中や試合後のふるまいや言動が直接、私たちに感動や気づきを与えます。
試合そのものや、SNSや海外メディアからの発信で大切なことに気づきます。
バイアスがかかった反日偏向マスコミの意図、作為は届きません。
ラグビーにある高い精神性を持たない国や民族の悪意も、届きません。
お辞儀の正しい所作は、チマチマと手を臍の上でくっつける「コンス」もどきではなく、きちんと両脇に下ろすこと。
今は上皇后なんて立場にいる美智子さんが広めてしまった韓国式のみっとみもないお辞儀は、もはや出る幕もありません。
2002年のサッカーWCも本来なら、今回のラグビーWCのようなお互いを尊重し合い学び合う、クリーンで爽やかな大会になっていたのかもしれません。
図々しく韓国が横槍を入れず、一部政治家や皇族が関わらなければ…。
自国の勝ちにだけにこだわった、韓国による最低で卑怯な買収や工作がなければ…。
事実は伝えず韓国ばかりを持ち上げ、歴史や背景を知らないお人よしの日本人に韓国を応援させようとした、反日マスコミの偏向報道がなければ…。
平成時代は、日本から膿を出すために我慢しなくてはならない時代だった?
日本人が、日本や先人の素晴らしさに気づかず、自国を誇りに思えない戦後レジュームから脱却するためには、一度どん底まで降りなければいけなかった?
今こそ、反日マスコミ、左翼、在日三国人、朝鮮支那が根付かせてしまった「自虐的日本観」から脱却して、日本や日本人が持ち続けていたささやかでも美しい文化や習慣を見直し、実践するチャンスです。
ラグビー選手、コーチ、スタッフの皆さん、
世界中からやってくるラグビーファンの皆さんと、
キャンプ地や会場でもてなしする現地の皆さん、
会場で熱くて温かい応援をする観客の皆さん、
そして、ラグビーが持つ素晴らしい精神を愛している昔からのラグビーファンもにわかファンも、
みんなでこの大きなイベントを楽しみながら、
大切な「何か」を学び、自分の中にしまい、使い生かせるようにしたいですね。
ラグビーW杯で日本式「お辞儀」広まる
産経ニュース
2019.9.26
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で日本代表は28日、強豪のアイルランドと対戦する。今大会では
試合後に各チームがファンへの感謝を示す方法として日本式の「お辞儀」が広まっており、「お辞儀の大会」として後世に記憶されそうだ。
W杯3連覇を目指すニュージーランド代表「オールブラックス」は21日に横浜市の日産スタジアムで行われた南アフリカとの大一番を制した試合後、スタジアムのファンに向けてお辞儀し、応援への感謝を示した。
発案したリード主将は、「できるだけ日本の皆さまとつながりたいと感じていた。お礼を返したいと思った」と語った。
イタリアやナミビア、ウェールズ、サモア、ロシアなど、各国も続々と追随。インターネット上では「一見怖そうなラガーマンは実は紳士的で優しい最高の男達」などと、称賛の声が相次いでいる。
オールブラックスが示した日本への“愛” なぜ勝利後にスタンドにお辞儀をしたのか
THE ANSWER編集部・角野 敬介
2019.09.22
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は21日、プールBの初戦(横浜国際総合競技場)でニュージーランド(オールブラックス)と南アフリカが激突。優勝候補同士の屈指の好カードは、3連覇がかかるオールブラックスが23-13で勝利し、勝ち点4を獲得した。横浜に詰めかけた6万3649人のファンがハイレベルな一戦に酔いしれたが、
オールブラックスは試合後にスタンドへ向かってお辞儀。異例の振る舞いの理由を、NO8キーラン・リード主将が明かしている。
オールブラックスのお辞儀が話題に【写真:荒川祐史】
リード主将が語るお辞儀に込められた意味とは
南アフリカに先手を取られながらも底力を発揮。V候補同士のビッグマッチで、オールブラックスはその強さをまざまざと見せつけた。
試合前にはド迫力のハカで6万超の大観衆を沸かせたオールブラックスだったが、試合後には粋な振る舞いで、ファンの心をまた奪ってみせた。
勝利の後、スタンドのファンに向けて手を振り、そしてぺこりと頭を下げた。日本流のお辞儀だった。
このシーンについてリード主将はこう振り返っている。
「できるだけ日本の皆さんと繋がりたい。私たちを愛してくださっていた。今日も素晴らしかった。オールブラックスのジャージを着てくださっていた方もたくさんいた。そういう思いには応えたいと思いました」
試合前からオールブラックスのユニフォームに身を包んだファンが多数、列をなした。そしてまるで、ホームチームのように、黒い軍団に声援を送った。日本からの愛は確かに届き、胸を打たれたようだ。
オールブラックスは
強さとそして、
“和の心”を確かに残した。
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は22日、大会3日目を迎え、大阪・花園ラグビー場ではプールBのイタリア対ナミビアが行われた。途中、土砂降りの雨となるなど悪条件での試合は、イタリアが47-22で勝利。試合終了後には、両チームが客席に向かって深々とお辞儀をして挨拶し、ファンからスタンディングオベーションを受ける一幕もあった。
敗戦後、ナミビアは観客へ向かってお辞儀【写真:石倉愛子】
ラグビー界に
“お辞儀”ブームが生まれつつある。21日の南アフリカ戦の後、ニュージーランド代表がお辞儀で挨拶する姿が話題となったが、高校ラグビーの聖地、花園ラグビー場でも同様の光景が広がった。
この日、史上3人目のW杯5大会出場を果たした
イタリアの主将セルジオ・パリセは試合後、日本式の挨拶を披露したことについて、目を輝かせながら説明した。
「
お辞儀したのは、日本と日本のファンに対する感謝です。今日は途中から大雨が降ってきたのに、席を立つことなく80分間、試合を見続けてくれたファンに感激しました」
九州付近を北上する台風17号の影響で、この日はキックオフから強い風が吹いていた。さらに、前半終了間際から小雨が降り始めると、後半が始まった頃には土砂降りの雨。その後、雨は止んだが、選手にとっても観客にとっても悪条件での試合となった。
ナミビアのFBヨハン・トロンプも「
日本に来て以来、本当に素晴らしいおもてなしをしてもらっている。試合でも大きな声援を送ってもらえた。それに対して、僕たちもリスペクトを示したかったんだ」と話した。
ニュージーランド代表から火がついたお辞儀ブーム。ひょっとすると、このW杯は
「お辞儀の大会」として世界のラグビーファンの記憶に残ることになるかもしれない。
【画像】イタリアも“90度お辞儀”を披露していた! 大雨でも席を立たないファンに感謝…客席に向かって頭を下げる代表選手の実際の写真【写真:石倉愛子】
海外選手の“お辞儀の輪”を英紙特集 正しい仕方も指南「腰を45度ぐらい曲げるべし」
THE ANSWER編集部2019.09.27
試合終了後スタンドの観客にお辞儀するニュージーランド代表【写真:Getty Images】
各国が見せる日本式一礼に脚光「地元の慣習に倣い、地元の観衆を魅了する」
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会では
オールブラックスが行ったことを発端に試合後、スタンドの観衆に深々と一礼する場面が印象を残しているが、英地元紙「ガーディアン」は各国代表に広がるお辞儀の輪に注目。「地元の慣習に倣い、地元の観衆を魅了する」と
今大会の日本の美徳の流行を特集している。
21日に行われたB組で3連覇を狙うニュージーランドが南アフリカを23-13で撃破し、初戦白星を飾ったが、試合後に印象的な光景が広がった。
オールブラックスの面々がピッチ上で整列し、スタンドに深々と一礼したのだ。
記事では「ついに、日本のラグビー選手たちもオールブラックスに何か教えることができるということに気づいた。
敬愛に満ちたファンに対し、敬意を込めた試合後のお辞儀をいかにして実行するか、ということだ」と報じている。
「日本の人たちとできる限り、緊密につながることが僕たちにとってとても重要なことなのです。皆さんがオールブラックスを愛していることを知っています。
皆さんからの愛を少しでも少し返したい。我々はそれを示す必要があるのです」
記事によると、こう語ったキーラン・リード主将は「これまでのサポートはファンタスティックです。今夜も黒いジャージを着たたくさんのファンを目の当たりにしました。それも素晴らしい。この大会を楽しみたい。できるだけ多くの人々に会いたい。そして、新たなファンになってほしい」と続けたという。
未実施チームに正しいお辞儀も指南「腰を45度ぐらいまで曲げるべし」
最強軍団の一礼は大会全体の流れを作った。特集では
イタリア、サモア、ナミビア、ウェールズに加え、日本と28日に対するアイルランドも試合後にファンにお辞儀したと紹介。
「勝敗関係なしに」と報じている。
出場国に広がるお辞儀の輪。特集では、新たに行う可能性のあるチームに正しい“お辞儀の仕方”について伝授。「選手たちは2、3のシンプルなルールに従うだけで、恥をかくことはない。
首と背中を真っ直ぐに保つ。視線を下に、両手は脇に。腰を45度ぐらいまで曲げるべし」とも紹介している。
「オールブラックス、アイルランド、ウェールズが試合後の敬意を示すジェスチャーで地元の熱狂的な反応を勝ち取っている」とも報じており、
選手と観衆の間で育まれた“絆”も海外で話題を呼んでいる。
豪州がお辞儀を取り入れたワケ “日本経験組”が継承「日本の伝統を尊重して…」
THE ANSWER編集部・浜田 洋平2019.09.30
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は29日、D組では世界ランク4位ウェールズが29-25で同6位オーストラリアを破った。プール戦屈指の好カードは、今年の「シックス・ネーションズ」を制した欧州王者ウェールズに軍配。2連勝で決勝トーナメント進出に前進した。オーストラリアは敗れたものの、神戸製鋼でもプレーしたWTBアダム・アシュリークーパーは1トライと活躍。試合後は、28日に日本がアイルランドを下した金星を喜んだ。
試合後には、スタンドに向かってお辞儀で感謝を示したオーストラリア【写真:荒川祐史】
昨年神戸製鋼Vに貢献したアシュリークーパー「日本の方々にお礼の気持ちを込めて」
2017年から神戸製鋼に加入し、昨年は15シーズンぶりの優勝に貢献したアシュリークーパー。日本が逆転勝ちしたアイルランド戦について「非常に素晴らしい試合だった。本当によくやったと思う。ボールに執着心を持ってアタックして、辛抱強く、粘り強くやっていた」と称賛。さらに「W杯に向けて取り組んできたことが実った。そういう勝利だと思う。本当にこの試合はこの大会にとって非常に大切なこと。神戸製鋼でプレーしている選手が日本代表でプレーしている。彼らのことを誇りに思う」と
自分の勝利のように胸を張った。
3月に35歳となったベテランは、この日も先発に名を連ねた。前半20分にSOフォーリーがキックパスで右サイドに展開すると、ボールを受けたアシュリークーパーがトライ。前回大会準優勝の意地を見せた。
試合後には、スタンドに向かってお辞儀で感謝を示した。今年から移籍して日本を離れても、
染みついた日本の文化を継承。「神戸製鋼で2シーズンプレーをさせてもらったので、応援に来ていただいた日本の方々にお礼の気持ちを込めて始めた。僕が神戸製鋼でプレーした他にも、ワラビーズ(オーストラリア代表)にはトップリーグでプレーした選手がいる。日本の試合の後では、観客にお辞儀をしてお礼の感謝の気持ちを示すことがあった。なので、
日本、ラグビーの文化、伝統を尊重するそういう気持ちから始めた」と経緯を明かした。
D組の2強対決には敗れたが、日本でのW杯は続く。5日にウルグアイと対戦。「4回目のW杯は特別な思いがあるし、この金色のジャージーに誇りを持っている。チームの状態は非常にいい。勝てるチャンスもあった。ポジティブな面もある」と巻き返しを誓った。
【画像】勝ったウェールズもお辞儀していた! ピッチ上、綺麗に一列に並んで…試合後に観衆に深々と頭を下げる実際の写真
お辞儀で感謝の気持ち=日本は刀届ける-ラグビーW杯
9/26(木) 13:38配信
ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会で、相手への敬意を表す日本流のお辞儀が広がっている。3連覇を狙うニュージーランド(NZ)は初戦で南アフリカに勝った後、選手たちが詰め掛けた観客を前に深々と頭を下げた。
イタリア-ナミビア戦でも同様の出来事があった。両チームは試合後、客席に向かってお辞儀。この試合で、5度目のW杯出場を果たしたイタリアのパリセ主将は「あいさつはNZもやっていた。日本の観客への感謝。
雨の中で最後まで残って応援してくれた」と説明した。
日本代表は開幕戦でロシアを下し、白星スタートを切った。その試合後、リーチ主将(東芝)がロシアのロッカールームを訪れ、日本刀(模造刀)を渡した。SH流(サントリー)はその意図を語った。「W杯のホスト国として一緒に戦ってくれた相手に敬意を表すること。日本の伝統的な刀を贈ることで、日本の文化を感じてもらうこと。ノーサイドの精神というのがあるが、(その気持ちを)贈った」。
お辞儀にロッカーの掃除、選手も日本式で楽しむラグビーW杯
9/27(金) 17:23配信
【AFP=時事】開催中のラグビーW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)では、選手たちが試合後に観客席に向かって深くお辞儀をしたり、浴衣姿でチームバスから降りてきたりするなど、すっかり「メード・イン・ジャパン」に染まって大会を楽しんでいる様子がうかがえる。
今大会では友好の印として、ニュージーランドをはじめイングランドやウェールズが、試合後にサポーターに向かって深くお辞儀をする日本式のあいさつを行っている。オールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)の選手は、
「日本の皆さんに対するリスペクトと、サポートへのお礼の意味」でやっていると語った。
一方、イングランドのルーリー・マコノキー(Ruaridh McConnochie)は、お辞儀に加えて日本のサッカー選手を見習って試合後にロッカールームをきれいにしているといい、
「日本のチームがロッカールームをきれいに掃除しているのを知っている。僕らもそれを手本にしていくつもりだ」と明かした。
日本のファンは
ウェールズの公開練習に1万5000人が詰め掛けたほか、
台風の影響で恐ろしい悪天候に見舞われたイタリア対ナミビア戦でもスタジアムを満杯にした。さらに日本側からも他国の文化に敬意を表し、
参加国のレプリカジャージーを着たり、国歌を大合唱したりしている。
中でもオールブラックスが来日した際に、日本の子どもたちがニュージーランドの先住民マオリ(Maori)の民族舞踊「ハカ(Haka)」で選手たちを歓迎する映像は、瞬く間に大評判となった。
南アフリカを率いるラシー・エラスムス(Rassie Erasmus)ヘッドコーチ(HC)は、「このような光景は他で見たことがない。開催国の方たちが参加国のジャージーを着たり、スプリングボクス(Springboks、南アフリカ代表の愛称)のバッジをつけたりするなんて」と驚いていた。
サモアの主将クリス・ヴイ(Chris Vui)も、
「選手たちは日本が大好きになっている。愛らしいファンと日本の人たちは、本当に素晴らしいよ」と語った。
■プラスチック製の日本刀
別の形で日本文化を楽しんでいるチームもいる。カナダの選手が浴衣とハチマキ姿でチームバスから降りてきた動画は、ソーシャルメディア上で大きな話題を呼んだ。
また、日本代表のリーチマイケル(Michael Leitch)主将は、日本の礼儀の延長として、初戦で戦ったロシアの選手にプラスチック製の日本刀をプレゼントした。
日本文化の雰囲気は試合会場でも味わうことができる。
選手入場時には和太鼓や拍子木が鳴らされ、
キックオフでは歌舞伎や能のかけ声が使用されたり、
ハーフタイムや試合終了時にも銅鑼(どら)の大きな音が鳴らされたりしている。
アイルランド出身でイタリアを率いるコナー・オシェイ(Conor O'Shea)HCは、
日本人から母国にいるようなもてなしを受けているといい、「スターバックス(Starbucks)にいるときでさえ、店員がイタリア語で話しかけてくる」と語った。【翻訳編集】 AFPBB News
神戸ファンも感激 日本ライバル両国の“合同お辞儀”に反響「素晴らしいシーン」
THE ANSWER編集部
2019.10.01
勝ったスコットランド、負けたサモアが揃ってお辞儀、大会公式「美しい景色」

ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会は30日、A組は世界ランク9位スコットランドが同16位サモアに34-0で快勝。大差がつく試合展開となったが、試合後は両チームがそろって神戸のファンにお辞儀を披露した。今後、日本が戦うライバル両国の粋な計らいを大会が動画付きで公開し、「素晴らしいシーン」「なんて美しいお辞儀だろう」と反響が広がっている。
今後、日本と戦うライバル両国。しかし、試合後は日本のファンに感謝を示した。大きな歓声が包む神戸市御崎公園球技場。先にサモアの選手がバックスタンドの前に並んだ。すると、続けてスコットランドの選手も並び、両国選手が一列に綺麗に揃った。そして、客席に向かって頭を下げ、しっかりとお辞儀。拍手は大きくなり、選手には笑顔があふれ、温かい空気に包まれた。
大会公式ツイッターの日本語版アカウントは「美しい景色」とつづり、実際のシーンを公開。目の当たりにしたファンも「素晴らしいシーン」「なんて美しいお辞儀だろう」「私たちも彼らにリスペクト」「本当に見てて気持ちいい」などと感激の様子でコメントを寄せていた。
A組は日本がアイルランドを破る大金星により、混戦模様。特に、日本とはサモアが5日に、スコットランドが13日に戦い、決勝トーナメント進出をかけて戦うことになる。ただ、両国の選手は声援を送ってくれたライバル国のファンに対し、各国に広がるお辞儀という形で感謝を示していた。互いに1次リーグ突破を目指しながら、リスペクトを持った熱戦を期待したい。
これぞノーサイド 南ア―ナミビアの“混合お辞儀”に称賛「ラグビーを愛する理由だ」
THE ANSWER編集部
2019.09.29
南アが大勝後にナミビア選手と並んでスタンドにお辞儀
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は28日、愛知・豊田スタジアムで世界ランク5位の南アフリカが同23位のナミビアを57-3で下し、今大会初勝利を飾った。今大会最大の点差がついたワンサイドゲームだったが、試合後に両チームがピッチに整列し、客席に深々とお辞儀。スタンドの観衆に感謝の気持ちを表現すると、大きな拍手が巻き起こった。感動のシーンを大会公式ツイッターも紹介。「これぞ我々がラグビーを愛する理由」とスポーツマンシップを称賛している。
9トライの猛攻で今大会初勝利を獲得した南アフリカ。54点差の大敗となったナミビアだが、試合後はノーサイドの精神を貫き通した。
豊田スタジアムのピッチ上で両軍選手がスタンドに拍手しながら、一列に並ぶ。両軍代表が前に出て、深々と一礼すると、両チームフィフティーンが互い違いになって観衆にお辞儀で続いた。ファンからは大きな喝采が巻き起こった。
今大会ではすっかりお馴染みになった試合後のお辞儀。スポーツマンシップ溢れる場面を大会公式ツイッターも動画とともに、「これぞ我々がこのスポーツを愛する理由だ。ナミビアと南アフリカがトヨタスタジアムの観衆に一緒にお辞儀をする」と紹介した。
ニュージーランド代表が21日の南アフリカ戦の後にスタンドの観衆に深々と一礼。3連覇を目指す強豪が、日本の観衆への感謝を伝えるために“日本の美徳”を体現すると、参加チームにもお辞儀の輪が広がり、イタリア、ナミビア、ウェールズ、アイルランドなども続いていた。
海外実況も「両軍が手を取り合いながらお辞儀をします。素敵な触れ合いですね!」と絶賛。お互いを敬うお辞儀という日本の美徳が海外にも広がる大会となっている。
「これぞ我々がラグビーを愛する理由だ」と大会公式が称賛、南アが大勝したナミビアと並んでスタンドにお辞儀する一部始終
「本当の“ノーサイド”ゲーム」 南ア―ナミビアでの“混合お辞儀”を海外も称賛
THE ANSWER編集部
2019.09.29
ワンサイドゲーム後に両チームが交互に並んでお辞儀
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は28日、愛知・豊田スタジアムで世界ランク5位の南アフリカが同23位のナミビアを57-3で下し、今大会初勝利を飾った。ここまでで最大の点差がついたワンサイドゲームだったが、試合後に両チームが交互にピッチに整列し、客席に深々とお辞儀。スタンドの観衆に感謝の気持ちを表現すると、大きな拍手が巻き起こった。感動のシーンを大会公式ツイッターも動画付きで紹介。「これぞ我々がラグビーを愛する理由」と称賛していたが、ファンにも「紳士のゲームだ」「非常に素晴らしい光景」などと感動が広がっている。
9トライの猛攻で今大会初勝利を飾った南アフリカ。一方で54点差の大敗となったナミビアだが、試合後はノーサイドの精神を両チームが体現した。
豊田スタジアムのピッチ上で両軍選手が一列に並ぶ。両軍の代表選手が前に出て、腰を折り曲げて深々と一礼。さらに両チームのフィフティーンが交互に並び、観衆にお辞儀で続いた。青と白のユニホームが一緒になって頭を下げるシーンに、詰めかけたファンからは大きな喝采が巻き起こった。
ニュージーランド代表が21日の南アフリカ戦の後にスタンドの観衆に深々と一礼したのを機に、すっかりお馴染みになったお辞儀の光景。声援を送ってくれる日本のファンへの感謝を示す行為を、大会公式は「だからラグビーが大好き。ナミビアと南アフリカが一緒に、豊田スタジアムの観衆にお辞儀」と記して投稿すると、海外ファンからも称賛の嵐が吹き荒れている。
海外ファンにも広がる称賛「本当の“ノーサイド”ゲーム」
「紳士のゲームだ。素晴らしい試合であり、スポーツマンシップを見せてくれた」
「本当の“ノーサイド”ゲーム。非常に、非常に素晴らしい光景!」
「ラグビーはリスペクトと兄弟愛を教えてくれる」
「お見事」
「ラグビーは美しい」
「スポーツマンシップの素晴らしいお手本」
「大好き」
「日本のファンが大好き。君たちは最高だ」
「美しい」
「両チームに敬意を」
「ワオ! 素晴らしいスポーツマンシップ!」
「素敵な瞬間だった。これから、もっと見たい」
今大会で流行となりつつある
「OJIGI」。日本大会のハイライトの一つとして語り継がれる名シーンとなりそうだ。
日本のおもてなし効果? NZメディアがもう認定、日本開催は「見事な選択だった」
THE ANSWER編集部2019.09.27
オールブラックスの母国メディアが「開幕1週間で学んだ5つのこと」に選出
ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会は20日に開幕し、熱戦が繰り広げられている。史上初の3連覇を目指すニュージーランド代表「オールブラックス」は21日の初戦でV候補対決となった南アフリカを23-13で下し、白星発進を飾ったが、母国のNZメディアは「開幕1週間で学んだ5つのこと」と題して特集し、「日本がホスト国になったことは見事な選択だった」と記している。
「ラグビーワールドカップ開幕1週間で我々が学んだ5つのこと」と見出しを打って特集したのは、NZ放送局のニュース番組「One News」電子版だ。
盛り上がりを見せる大会について、ここまでで印象的だった5つの話題をピックアップ。その一つに
「日本がホスト国になったことは見事な選択だった」と項目を立てた。記事では「日本がW杯のホスト国の権利を得た時、
いくつかの懸念があった。それは実績のあるラグビー国ではなく、スタジアムをファンで埋められるか、天気はどうなのか、などだ」と指摘した。
それでも、こう続ける。「
チームが到着した時に受けた温かい歓迎が最初の7つの試合からの賑やかな雰囲気に匹敵するものであれば、今回のラウンドを楽しみにするだけの素晴らしい雰囲気がある」。
大会前は各地の事前キャンプ地がそれぞれの“おもてなし”で歓待し、各国代表のムードを盛り上げたが、始まってみても期待感は変わらない様子だ。
記事では、各国のファンが作り出す雰囲気の良さに触れながら、日本のファンについても言及。「
日本のファンは、イベントが本物の大会となるよう、スタジアムの外で他国の国歌を練習している」と記し、開幕戦のロシア戦などで見られた日本人のファンの姿勢に好感を持って伝えた。
「
トーナメント全体の96%のチケットが開幕戦のキックオフ前に売れたという事実と合わせてワールドラグビーは宝の山で躓いたことを我々は知っている」と締めくくり、当初は不安視されていた日本開催が評価を一変させたとみているようだ。
日本ファン、国歌斉唱で“英字歌詞カード”持参姿に海外感銘「一流だ」「日本大好き」
THE ANSWER編集部2019.09.24
愛国戦で持参した男性ファンの姿を大会公式が公開「日本のファンが大好き」
ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会は連日盛り上がりを見せているが、なかでも海外で心を掴んでいるのが、日本人のおもてなしだ。
大会公式インスタグラムは22日に行われたアイルランド戦の試合前の国歌斉唱の際に英語の歌詞カードを持って歌う1人のファンの姿を画像付きで公開。国籍を越えた温かいサポートの様子に対し、海外ファンからは「本日最高の写真だろう」「やめて。キュートすぎる」「日本のファンを愛さずにはいられない」と拍手が起こっている。
1人1人がおもてなしの心を体現している。大会公式インスタグラムが公開したのは、印象的な1枚の写真だった。客席からピッチをとらえたシーン。アイルランドの選手たちが肩を組み、国歌斉唱しているが、客席のすぐ前の列で1人の男性が英字が記された紙を持っている。よく見ると「
Ireland’s Call(アイルランドの叫び)」の文字が……。
アイルランドが試合前に歌うアンセムの歌詞カードだったのだ。対戦相手はスコットランドで日本とは直接関係がなく、
まして次戦で日本が戦う同組の最大の強敵。それでも、
日本で戦う選手を後押しする気持ちを込めたようなシーンに、投稿では「日本のファン」と記し、拍手の絵文字を添えて紹介。目の当たりにした海外ファンも感銘を受けた様子だ。
【画像】この1枚に「本日最高の写真」と海外感銘! 「本当に一流」と称賛された姿とは…日本人ファンが国歌斉唱で“英字歌詞カード”を持参した実際の写真
海外ファンも拍手「日本のファンを愛さずにはいられない」
「このリスペクト」
「本日最高の写真だろう」
「現実離れしている!」
「日本人は本当にアメージング」
「素晴らしい!」
「やめて。キュートすぎる」
「日本のファンが大好きだ」
「本当に一流」
「日本大好き!!!」
「日本に多大な敬意を」
「日本のファンを愛さずにはいられない」
「彼らは我々を愛している」
コメント欄はこのように反響が相次ぎ、胸を打たれたフォロワーが続出していた。今大会は日本のファンが様々な形でおもてなしの精神を発揮しているが、国歌斉唱を一緒に歌うことでサポートするという振る舞いも立派なものといえるだろう。
熊谷に鳴り響いた小学生の歌声 ウルグアイ、ジョージア両国国歌を大熱唱
THE ANSWER編集部・佐藤 直子2019.09.29
地元小学生たちが試合前に国歌を大熱唱【写真:石倉愛子】
4935人の地元小学生が声援、試合終了後には手作りタオルを掲げる
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は29日、埼玉・熊谷ラグビー場でプールDのジョージア対ウルグアイが行われ、ジョージアが33-7でウルグアイに勝ち、今大会初白星を飾った。両チームが繰り広げた熱戦をさらに盛り上げたのが、この日スタジアムに観戦に訪れた
4935人の地元小学生たち。
試合前に国歌を大熱唱すると、試合中にはグラウンド上の選手の背中を押す
大声援を送った。
熊谷の空に子供たちの歌声が響いた。この日はメインスタンドの約1/4の席と、ゴールポスト裏の座席の一部を、地元・熊谷市の小学生が埋めた。
黄色や白の帽子などを被った子供たちは、国歌斉唱の時間になるとジョージア国歌、ウルグアイ国歌を歌詞カードを見ずに熱唱。夏を思わせる暑さのスタジアムを包んだ。
試合が始まると、ボールの移動に合わせて、大きな声で両チームを応援。
ジョージア国旗とウルグアイ国旗の模様が片面ずつ描かれた特製うちわを振りながら、熱戦を盛り上げた。ノーサイドのホイッスルが鳴り響くと、白いカードを頭上に掲げて両チームにエール。すると、
両チームの選手は一緒に、小学生たちが座る席の前まで歩くと、80分間絶え間なく元気な応援を続けた小さなファンたちに感謝の挨拶に訪れた。
開幕して以来、
国歌斉唱や勝利の祝福など国境を越えたスポーツマンシップやおもてなしが話題となっている今大会。
胸が熱くなるようなパフォーマンスを見せる選手たちが主役だが、彼らを応援するファンや観客もまた、決して欠くことのできないW杯の一部であることを再認識させられる。
ウルグアイ国歌を熱唱、有言実行の8歳少年に主将が感激「こんなサプライズは初めて」
THE ANSWER編集部・佐藤 直子
2019.09.26
キックオフ前に国歌斉唱するウルグアイ代表【写真:Getty Images】
マスコットキッズの青木創太くんをFLガミナラ絶賛「初めての経験」
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は25日、岩手・釜石鵜住居復興スタジアムで行われたフィジー対ウルグアイで、格下とされるウルグアイが30-27で勝利する番狂わせが起きた。2003年以来16年ぶりのW杯白星に、試合直後のインタビューで思わず涙したウルグアイ主将のFLフアン・ガミナラは、チームバスに乗る前に通り過ぎたミックスゾーンで“小さなサポーターの大きな後押し”の存在を明かした。
東日本大震災の被災地の釜石で行われた試合前には、両軍選手が並んで黙祷。続いて行われた国歌斉唱で、ガミナラはうれしいサプライズにすぐに気付いた。
「マスコットキッドとして一緒に入場した少年が、僕たちのウルグアイ国歌を何も見ずに大きな声で一緒に歌ってくれたんだ。何度も国際大会でプレーしてきたが、こんなサプライズは初めての経験。最後に思わず腕を回して抱きしめてしまったよ。彼の歌声も今日の勝利に向けて大きな後押しをしてくれた。本当にうれしかったよ」
試合が終わった後もまだ驚きを隠せない様子のガミナラは、聞き慣れないウルグアイ国歌を覚えてくれた少年に感謝の言葉を紡いだ。
この感動のシーンは、大会公式ツイッターやインスタグラムでも紹介され、大きな話題となっている。
感動を巻き起こした少年は、東京都の8歳・青木創太くん。本大会のワールドワイド・パートナーを務めるランドローバーが公募し、706人の中から選ばれたマスコットキッズ69人のうちの一人だ。青木くんは応募動画の中で「キャプテンや選手の名前を覚えて楽しく観戦したいです。オーストラリアとウェールズの試合を見に行くので、両チームの国歌を覚えて大きな声で歌いたいです」と宣言していたが、観戦しにいく2チームだけではなく、担当するウルグアイの国歌もしっかりとマスター。“有言実行”の国歌斉唱でウルグアイ代表の勝利を後押しした。
W杯開幕前から元ラグビー日本代表主将の廣瀬俊朗氏が「スクラムユニゾン」というプロジェクトを立ち上げたり、開幕戦となった日本対ロシアのキックオフ前には会場外で日本人がロシア国歌を練習したり、今大会では
出場国の国歌を歌う“おもてなし”のスタイルが浸透している。ラグビーというスポーツをきっかけに、着実に国際交流の輪が広がっている。
国歌で世界をおもてなし。廣瀬俊朗“キャプテン”率いるプロジェクト「スクラムユニゾン」がキックオフ
ラグビーリパブリック
2019.05.19
ラグビーワールドカップ開幕まであと4か月となった5月中旬、その試合会場からほど近い場所で二夜にわたり、強豪4カ国のアンセムが響き渡った。
元日本代表キャプテンで、現在はラグビーワールドカップ2019アンバサダーを務める廣瀬俊朗さんが発起人となり、世界中からやってくるラグビーファンを国歌またはラグビーアンセムでおもてなしするプロジェクト「スクラムユニゾン(Scrum Unison)」が本格的に始動した。
5月17日(金)のキックオフパーティーでは肩を組み合唱。最後列左から田中美里さん、村田匠さん、ゲストの三宅敬さん。中央の列の右は廣瀬俊朗さんに似ている“トシツァルト”(撮影:齋藤龍太郎)
「今年2月のある朝、目が覚めた時にひらめいた」という廣瀬さんは、プロジェクトについてこのように説明した。
「日本代表では試合前に君が代を歌い、気持ちが昂りました。また、エジンバラのスタジアム(マレーフィールド)で観客が大声でスコットランド代表のアンセム(フラワー・オブ・スコットランド)を合唱する雰囲気が非常に良かった思い出があります。現役を退き、
今度は僕が歌を歌って世界のみなさんをおもてなししたいと思いました。日本でワールドカップが開催されるので、今こそそのチャンスだと考えたのです」
廣瀬さんをバックアップするのは、ラグビーとゆかりの深い2人のシンガーだ。ひとりは日野レッドドルフィンズFL村田毅主将の兄である村田匠さん(カルナバケーション)。もうひとりはJ SPORTSのテーマソングなどでおなじみの田中美里さん。このふたりが歌唱を担当している、
今回のワールドカップ出場国の国歌またはラグビーアンセムの動画が、順次YouTubeにアップされているところだ。動画には歌詞(原語とカタカナ)とその和訳がついており、
廣瀬さんと瓜二つの指揮者“トシツァルト”がワイプで披露する豆知識も好評だ。また、彼らに加えてコピーライターの吉谷吾郎さんも同プロジェクト始動時から全面的に関わっている。
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イベント終了後、代表の廣瀬さんは笑顔で取材に応じた。
「みなさんの反応を見ていると満足していただけたと同時に、このプロジェクトの意義を感じていただけたのではないかと思います。プロジェクトの目標は2つあり、まずは開催都市で活動しパブリックビューイングや試合会場で触れ合いの機会を作ること。もうひとつは、直接ワールドカップに携わらない方々が歌うことで携われたという思いになれること。それもまたひとつの価値だと思っています」
さらにこう加えた。
「あるお客さんが『肩を組もう』と言った瞬間に雰囲気が変わったんです。あれを(スタジアムなどで)体感してほしいですね。日本の方々が他の国の国歌を大合唱するようになれば最高です。それがその国の文化を知る入口になるでしょうし、ひいては
『じゃあ日本ってどういう国なんだろう』というところにつながってくれればと思っています」
と今後の派生に期待を込めた。
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最後に、裏方として活動を支える吉谷さんはプロジェクトの意義をこのように説明した。
「
話すことよりも歌うことの方がずっと友達ができやすいと思ったんです。それって、
戦った相手が友達になるラグビーという競技に近いんですよね。だからラグビーと国歌は非常に相性がいいんじゃないかと思ったんです。10カ国語が話せなくても10カ国の歌は歌えますし、覚えることができます。小さい子でも歌なら覚えられるでしょう」
「スクラムユニゾン」の顔となる3人。左から田中美里さん、代表の廣瀬俊朗さん、村田匠さん(撮影:齋藤龍太郎)
今後も順次、国歌の動画を公開し、各地で活動を行う予定のスクラムユニゾン。
歌で世界をもてなし、世界とのつながりを深めていく日本発のこの活動は、ラグビーの枠を超えたレガシーとなる可能性を大いに秘めている。