今年の初め頃に、千葉県にある佐原の街並みがブログで紹介されているのを見て、一瞬にして虜になった。
恥ずかしながら佐原に関しては全く知識がなかったが、調べてみると埼玉の川越と並び、小江戸と称されているとのこと。
そんなに有名なところだったの・・・。
で、今回行ってきた。
途中にクネクネ道もない中、長距離を一人で走るのはやはり寂しいので、鰻を餌に暇そうな長女を連行することにした。
まぁ、私と趣味が近いってこともあるのだけど。
ちなみに、長男、次女はこの手のモノにはさっぱり興味なし。
目的地に到着し、車を降りて回ってみると、早速、ご覧のような風景に出会った。
福岡にある水郷柳川と、埼玉の川越の雰囲気を併せ持った、ある意味反則のような景色は、写真で見た以上に魅力的に映った。
通称、ジャージャー橋と呼ばれる樋橋(とよはし)からは、観光用として30分に一度、水が放出されている。
そのジャージャー橋の前にあるのは、以下の旧伊能忠敬邸である。
言わずと知れた、日本最初の実測地図を完成させた人物で、婿養子として酒造業を営む伊能家に入り、その後は商売を拡大させ、日本地図の作製に取り掛かったのは50歳を過ぎてからのとのこと。
おのおの方、どちらへ参るのか?
待たれよ!
謀反など、考えるではないぞ!
そんな訳はなく、笙などの和楽器を船上で演奏するイベントのようだ。
水路沿いに立ち並ぶ、魅惑的な建造物たち。
なかなか前に進めない・・・。
水路を横断している通りも、ちょっと惹かれてしまう・・・。
様子からするとタイの学生さんのようだが、なぜタイから?
2013年にタイで公開された映画のロケ地として、佐原が使われたとのことで、その影響でタイからの旅行者が急増しているそうである。
通りを越えて先に進むと、人通りも少なくなってきたが、魅力的な風景には変わりはない。
こんな所をのんびりと散策していると、あっという間に時間が経ってしまい、もうじきお昼になろうかと・・・。
おぉ、美味しそうな店ではないか!
パスタもいいかもね。
「私は鰻!」
で、結局、鰻屋さんへと。
予め蒸してあるのかと思うが、身は柔らかく、そして香ばしい。
タレは甘さが控えめでさっぱりとした味で、最後まで美味しく頂けた。
その後は、こちらへ。
地図を見て妄想するのが好きな私としては、とても興味深く見ることができた。
測量は距離と角度を計測して行うが、累積誤差は基準となる山の方向で補正していたとのこと。
以下の借り物画像では富士山が基準となっているが、埼玉では武甲山が基準の山の一つになっていたことは、ちょっと「へぇ~!」だった。
しかし、この大事業を50歳を過ぎてから始め、しかも完成させたことは、まさに驚異としか言いようがない。
千葉の方はなかなか来る機会も少ないので、ちょっと足を延ばして、銚子まで行ってみた。
お目当ての一つは、銚子電鉄。
本銚子駅と犬吠駅で、ちょっと撮影。
高崎線にも、一両、お貸し願えませんかね?
そして最後のとどめは、そう、犬吠埼。
何故に人は、端っこに行ってみたくなるのか?
久々の太平洋!
海風は強かったが、気持ちイイ(^O^)/
夕暮れ時はさびしそうなので、そろそろ帰るとしよう。
利根川沿いに上って走るが、とにかく広大で、圧倒的なスケール感である。
帰路途中で、霞ケ浦をこの目でしかと見ておきたかったが、時すでに遅し。
この頃には真っ暗で、な~んにも見えなかったのが、ちょっと心残りな一日旅であった。
Posted at 2015/05/16 22:59:52 | |
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