近所がまだ紅葉で色づいていて季節はまだ秋なのかとも思える中、毎年12/2,3に開催される秩父夜祭の声を聞くようになると、暦は既に師走に入ったのかと改めて気づかされる。
と、カッコつけて書いてみたものの、夜祭にはこれまでまだ行ったことがない。
理由は単に寒いから・・・。
秩父の夜の寒空の下、ウロウロと歩き回って風邪でもひいてはなんだしと、これまで二の足を踏んでいたが、今年の冬は例年になく暖かいので、それではということで繰り出してみた。
地球環境的に暖冬は決して喜ぶべきものではないのだが・・・。
ネットで調べると12/2が前夜祭の宵宮で、翌日12/3が本番の大祭とあった。
お祭り気分を楽しむには大祭の日に行くのが良いのだろうけど、仕事の都合等もあって12/2の宵宮の日に出かけることとした。
2日間しかないお祭りなので、前夜祭とは言えそれなりに賑わっているのではないかと思っていた。
秩父鉄道に乗り込み、一路、秩父へと向かったが、予想していたよりも遙かに乗客が少ないではないか!
で、秩父駅を降りると見物客はあまりおらず、駅前もまだ閑散としていて、露店もこれから準備が始まるといった感じであった。
やはり、明日の方が良かったのか・・・。
気を取り直して、秩父神社へと向かった。
さすがに、神社に近づくと人の数がだんだんと増えてきたよ!

そして、境内に入って行くと、
山車が舞っており、この一角は熱い祭りが繰り広げられていた。
やはりこうでなくちゃね!


しばらく見物した後に、大通りへと出てみた。
開いている露店はまだ少なかったが、それでもこんなテントを見るとそれなりにテンションは上がる。
山車の引き回しは昼間に終わっていたようだが、通りの半ば辺りにこのような舞台が設置されており、歌舞伎が演じられていた。

これまで気づかなかったが、通り沿いに「松竹秩父国際劇場」と書かれたモダンな建物が目に留まった。
劇場としては既に昭和58年に閉館しており、それ以降は倉庫として使用されていたが、現在はイタリアンレストランとして復活しているとのこと。
おぉ、こちらにも雰囲気の良いお店が!
古い佇まいは受け継がれていくものの、秩父も徐々にオシャレな街へと変貌しつつあるのか。
冬の夜空に色鮮やかな花火が咲いた。
以下は秩父神社のすぐ近くに設置されている
「あの花」のモニュメントであるが、ここに描かれた花火は夜祭のそれであったことを知った。
9月に「あの花」の実写版のドラマがTVで放映されたが、ヘンに崩さずにアニメを忠実にトレースしていて、なかなかの出来映えだったと思う。
終盤はアニメのシーンがフラッシュバックして、ちょっと涙腺が決壊してしまったが、この曲が共犯者であることは疑いもない。
本番を明日に控え、静かで、そして熱い夜祭の余韻を残しつつ、帰路に着いた。

Posted at 2015/12/11 23:00:34 | |
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