いつか森恵の故郷である広島でのライブを観てみたいと思っていたが、開催時期も年末でやはり場所も遠いのでどうしようかと迷っていた。
ライブは3連休の初日だったので、ついでに前から一度行ってみたかった尾道を旅して回るのもイイかなと思い、カミさんにどうする?と尋ねたところ、「行く!」との返事。
じぁということで準備を整え、ようやくその日を迎えることができた。
カミさんと最後に2人だけで旅行したのは子供が生まれる前のことだったから、かれこれ25年ぶりくらいか。
普段は自分ばかり遊び歩いて、後ろめたい+申し訳ないという気持ちがあったので、これでポイント稼いでおこうという下心は見透かされているはずだが、それでも楽しみにしているようだったので少しは罪滅ぼしになったかと・・・。
さあ、広島に着いたぞ!
会場はパルコの10FにあるCLUB QUATTRO。
入場待ちの列の最後尾に並び、入場券の整理番号の確認とかもあって前の方にちょっと話かけたところ思わず話が弾み、すごく楽しかった。
福山の出身で今は呉で働いていらっしゃるとのこと。
森恵が地元でストリートライブをやっていた頃からのファンのようで、こういった古くからのファンも多い地元でのライブは、やはり彼女にとっても特別な想いがきっとあるんだろうな。
尾道も回る予定ですと話すと、いろんな情報をとても親切に教えて頂けて、人の温かさに触れた思いがした。

ライブは「星に願いを」で始まった。
出だしの詩が印象的な「涙のプール」はポップな曲の中では好きな一曲だ。
相変わらずの歌唱力と進化したギターで曲が進む中、最初に琴線に触れたのはカバー曲の「なごり雪」だった。
高校の頃に流行った曲で、福岡市内の電気ホールで開催されたライブを学校帰りに観に行ったことは、今でも心の中に深く残っている。
その当時の想い出がフラッシュバックして、ひとたまりもなかった・・・。
よくぞこの曲を選んで下さいました!
心からありがとう、と言いたい。
その後、「夢の中の夢」から続いたロックな3曲は、サポートメンバーを含めた4人のエモーショナルで一体となったプレイが圧巻で、会場の熱量はピークに達した。
そんな楽しい時間はあっという間に過ぎてしまい、アンコールに入った。
もはや、森恵の勝負曲と言ってもいい位の高い完成度の歌唱の「ユメオイビト」が終わると、いよいよ最後の曲。
これまでまだ一度も生で聴いたことがなく、待ち焦がれていた「はじまりは涙」にようやく出逢うことができた。
飾ることなく、ストレートに自分の心の叫びを歌い上げているのですごく伝わってくるものあり、「自分で動き出すために体に熱い血は流れてる」というフレーズに心を揺さぶられる。
活動の原点であるこの広島で歌うために、これまで歌わずにとっておいたのではないかと、聴いていてそう思え始め、最後にすごい感動を味わえた。
ライブ会場を後にして、
熱気をクールダウンするかようにアーケード街をしばらく歩き周り、
お好み焼き村にある大丸堂に入った。
プリプリの牡蠣のバター焼きに、魚粉の味が効いたお好み焼き!
ビールが止まらんぜ!
熱いライブに旨いビール、最高の夜だった!
奥に森恵のポスターが貼ってあったのでもしかしてたまに来るのかと思ってたら、後でご本人のツイッターでライブの後に来られていたことを知り、ちょっと嬉しくなった。

クリスマスシーズンで街も賑やか!


泊まったホテルは部屋は狭かったが、ロビー周りだけはイイ雰囲気だった (^◇^)
翌日はレンタカーで海岸沿いに走り、尾道を回った(そのあたりは次回か)。
そして、最後は森恵の出身地である福山の地下通路で上映されているプロジェクション・マッピングを鑑賞し、森恵中毒夫婦のライブ観戦ツアーは幕を閉じた。

Posted at 2016/12/26 19:33:09 | |
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