
実はボーラの時から、エキマニを入れたくて入れたくてず~~と迷ってました。
しかしながら、割れや性能ダウンの話や現物を見るにつけ、中々踏み込めませんでした。
理想に近い形にするため、ワンオフの見積もりを数軒取りましたが、どこも理想とはほど遠い状況で、
吊るしと殆ど変わらず・・・理想を実現しようとすると断られる次第でした。
そんな中、今回、TGササキさんを知り見積もりと作成した車両やしてる車両を見せて頂き、↑↑↑
また、質問をメールでやり取りさせて頂き、ここならという事でオーダー決定。
出来てきた作品は、管の芸術的な配管に目がいきますが、実は細かいところですが、しっかり拘りと基本が疎かになってなく非常に好感がもてます。
まず、三俣です。

6-2の集合部で3本が1本になります。乱流がなるべく起きないように内面も溶接も綺麗でバリがありません。
つづいて、あまり知られて無いかも知れませんが非常に重要なポイントです。

実はこの集合部分の3又は差込式です。
これは非常に手の込んだ作りでレースカーのエキマニなどに採用されてます。
エキマニはご存知の通り非常に高温になり、溶接部のクラックなどが入りやすいパーツでもあります。
ここをフローティングにする事により、熱の膨張でのストレスを低減できます。特にこの集合部が割れ易い部分になりますので非常に重要な要素です。
吊るしの製品は、コストと量産性の関係で差込にする事は殆どありません。
次に配管です。

白金さんも指摘されてましたが、ポートから出きるだけ曲げずまっすぐに長めに、直線部分をもっております。これは、中の排気ガスの流れがスムースに出るためです。曲げが急だったりウネリ過ぎると、内部で乱流が発生します。
ストレートからの曲げに関しても、よく観察すると最小限でつなぎ、また、最小限の溶接で管を繋いでるのが見てとれます。
管長を750mmとるために曲がってはおりますが、実際は最低これ位の長さが必要なので苦肉の策になります。
また、フレキシブルも希望通り触媒と平行では無く、縦に近い状態で作成してもらえました。
これは、EGのゆれに対して非常に重要なファクターです。横置きEGは。
以前に点火順序について、皆さんに質問させていただきましたが、結局今回は関係なくなりました。
それは、3本を集合させたので、どの順番に繋いでも順番に排気されていくからです。
実は当初、6-1で作成する予定だったので、点火の順序が重要なったのです。
今回、EGマネジメントの関係でもしかするとCPUを弄らないとマネジメント出来ない可能性があったため純正や社外品での実績のある取り回しの6-2-1の集合にしました。
是非、次に続く人の参考になればと思います。
だれかいきませんか???
*追伸
そう1点書き忘れました。
問題が全く無かった訳ではありません、O2センサーがたまにエキマニにタッチします。
と言っても、テフロンの分厚いシースとバンテージで保護されてるので、すぐどうのこうのではありませんが・・・・
この部分は、たまに確認し長い棒で少し突っついて離してあげればOKです。
と言っても、先方には伝えてあり、対策を行う予定であります。この程度は折込済みなんで問題無しです。ちゃんと対応してくれるのも嬉しいところ。
Posted at 2011/07/14 22:45:00 | |
トラックバック(0) |
排気 | クルマ