• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2025年01月24日

恒例の「修善寺 柳生の庄」

恒例の「修善寺 柳生の庄」 いや~、恐れを知らぬタイトルですが、今年も1月17日(金)に修善寺「柳生の庄」に行ってきました。
正月明けに妹夫婦と泊まりに行くことを続けていますが、遂に4年連続となりました。
「3人ともが健康で新年を迎えられた」と喜び合うための行事ですが、この趣旨を続けるのはたやすいことでなくなっています。

妹のところが年明けに夫婦揃って高熱を出して、コロナでもインフルでもなかったのですが、妹の方はずっと咳が抜けずにだるくてやる気も出ないという状況が続いて、趣味にしているお茶も初釜に出られず、友人達との新年のお約束を軒並みキャンセルした中で、修善寺だけは絶対に行くと必死に体調を整えて、やっとのことで回復させました。アスパラだって正月明けは不安になって、毎日こまめにうがいして風邪を引かないようにと徹底的に注意してきました。

最近になって「歳による衰え」というのはなってみないとわからないものだと痛感しております。いままでは「70を過ぎたら歳のひとつやふたつは誤差範囲」と考えていましたが、これはとんでもない誤解です。70を過ぎると予想を遙かに越える勢いで急激に体力も気力も衰えていき1年の差がどれだけ大きなことか知りました。ですから「三人が揃って健康で温泉旅行に出かけられるのは、たいへん恵まれたこと」で、深く感謝して散財することにしようと言い訳しております。
「こんな極楽はない」と今年も三人揃って納得できたので、こういう生き方もあると呆れながらお読みください。

同じ顔ぶれで、同じ旅館の同じ部屋に同じ仲居さんをお願いして泊まるのですから、毎年同じことの繰り返しです。
毎年、報告をブログアップしておりますが
 2024年 「3年続けて妹夫婦と修善寺に
 2023年 「今年も妹夫婦と修善寺に
 2022年 「妹夫婦と修善寺に
内容はほとんど重複しています。
でも「毎年同じ」が年寄りには癒しなので、どうぞそこのところはお許しください。

alt
メルセデス・ベンツ C200アバンギャルド

そんな中で大きく変わったのは、妹夫婦のクルマです。
前回まではCLS400でしたが、今回はC200です。
昨年、修善寺道路でセンターラインのマーカーを踏んだら前後輪ともパンクしてエライことでしたが、超扁平タイヤでは良くあることと言われたら嫌気が差したと、なんと妹たちはクルマを乗換えてしまいました。少しダウンサイズですが、都内で使うには慣れればなんということないそうです。

alt
「柳生の庄」到着

いままでは長泉町で私をピックアップしてもらい妹夫婦の車で修善寺に向かいましたが、前年のパンクに懲りたのか「この辺に慣れているお兄様の運転で」と、我が家にメルセデス君を置いて今年はBMW ActiveHybrid3で走ってきました。

alt
いつものお部屋「九重」 (柳生の庄HP より)

alt
さっそくお茶を点てていただきお菓子とともに供されます。
こういう流れも4回目ともなれば慣れました。

alt alt
床の間のしつらえを楽しむことも大事です。
昨年はツァー旅行に3回も参加しましたが、ツァーだといい部屋に泊まってもこういうところは手が抜かれています。

さて、人心地ついたところでさっそくお風呂に行きましょう。
alt
武蔵の湯 (柳生の庄HP より)

これぞ温泉に来る醍醐味です。
個人の家ではどんなに頑張ったって、これだけ大きくて風情あるお風呂は用意できません。
熱すぎずぬるすぎず湯温も最高です。誰か名人が管理しているのでしょうか。
こういうところのスキの無さが極上です。

alt
そして旅の楽しみのひとつは風呂上がりのビールです。
冷え具合、泡具合も完璧で、「至福の一杯」とはこのことです。

alt
柳生の庄 睦月献立

いよいよメインイベントたる食事です。
「柳生の庄」は東京芝白金にあった料亭「柳生」が起源で、いまどきお部屋で京懐石を供されるなんて文化財級の貴重さです。ベテランの仲居さんはよく目が行き届いてスキがありません。こんな上等なサービスはもう理解されにくくなっていますが、私らはこれを味わいたくてここに来ています。

alt
梅酒
ウェルカムドリンクは選べるので、三人とも梅酒にして食前にいただきました。

alt
お酒は大吟醸「八海山」
切り子のグラスでいただきます

alt
【坐附】胡麻豆腐 生雲丹 たらの芽
     花穂ちらし 割煎酒 山葵
【初献】伊豆のにごり酒

胡麻豆腐の上に生雲丹が載っていて、毎年出ますがなんともおいしいものです。

alt
【坪】甘鯛かぶら蒸し

甘鯛の上に載る蟹が、また味を引き立てます。
今年は三人とも献立表をじっくり見て内容を点検しながら味わっています。

alt
【羹】柚子釜白味噌仕立
    車海老 雲子 牡蠣 占地(しめじ) 三つ葉

雲子というのは鱈の白子。昨年勉強しました。
中味の車海老、雲子、牡蠣をひとつひとつじっくり楽しみます。
すばらしく上等な味で幸せ感に包まれます。

alt
【造里】本鮪 本日の白身 青利烏賊(あおりいか)
     伊豆かおり 妻もの色々
     土佐醤油 駿河湾塩

お皿は鶴が羽を拡げた姿です。いや~見せますね。
塩と醤油が用意されていますが、今年も塩だけでいただきました。

alt
【強肴】黒毛和牛ヒレステーキ
     修善寺椎茸 芽甘藍(めきゃべつ) 南瓜
     大根おろし 山葵(わさび) 戸田塩 割醤油

こちらも戸田塩と割醤油が用意されていますが、アスパラは戸田塩でいただきました。
でも一切れだけ大根おろしを割醤油にいれていただいてみます。
立派な修善寺椎茸ですが、椎茸が苦手なアスパラですからこれは妹の旦那様に。

alt
【焼物】鰆柚庵焼
酔いが回ってきましたが、今年はしっかり鰆柚庵焼を撮りました。
昨年は半分食べてから気がついて、食べかけを写真に収めました。

alt
【香味】嵯峨竹の子 友穂黄鶏あん 木の芽

竹の子の間に海苔が入っているのが特徴です。
しっかり海苔が入っているところを写真に撮れと妹からの指示ですが、前にも同じことを言われています。「これは初めてではないか」と彼女は毎年言いますが、ブログを確認したら毎年出ています。人間の記憶というのは怪しいものです。

alt
【留椀】赤出汁 滑子(なめこ) 生のり 粉山椒
【御飯】駿河飯 蕪菜(ぶな)
【香物】千枚漬 胡瓜(きゅうり)糠漬 金山寺味噌

妹が待ち望んでいた駿河飯です。
これもここに来る楽しみのひとつです。

alt
【水菓子】伊豆苺
【甘味】 抹茶水羊羹 金箔

とてつもなく大きな苺でした。
金箔の載った水羊羹も一杯になったお腹になんとも優しく入りました。

材料が吟味されてしっかり作り込まれたお食事に、大満足の三人です。
お酒をしっかり楽しんだ妹旦那様は布団に打ち倒れましたが、アスパラと妹は夜遅くまで四方山話で盛り上がりました。
なんとも楽しく夜が更けていきます。

ぐっすり休んで一夜明けた朝は、三人がそれぞれに動きます。
妹旦那様は日課にしているジョギングを旅先でも欠かさないと外に出かけました。

alt
九重の間の半露天風呂(柳生の庄HP より)

アスパラはまず部屋のお風呂に入ります。
3階のお部屋ですが目の前に坪庭があります。
窓を開ければ流れ込んだ冷気と温かいお湯で、とても良い具合です。

alt
つうの湯(柳生の庄HP より)

部屋のお風呂から出てそのまま大風呂に向かいます。夜中の12時に、男湯と女湯が入れ替わっているので、昨日の武蔵の湯からつうの湯に変わっています。
朝7時でしたが、まだ誰も入った痕跡がありません。もうもうと立ち上がる湯気の中で、たったひとりで池のようなお風呂にゆったり浸かっているのは、もう至高の贅沢です。

三人ともそれぞれに部屋のお風呂と大風呂を楽しんでから、いよいよ朝食です。
昨夜あんなに食べたのに、胃の動きが活発になったらしく、もうすっかりお腹は空いています。

alt
朝食メニュー

alt
苺ラッシー

これも宿のご自慢です。

alt
煮麺 たたみいわし 葱 七味

「まずこれから召し上がってください」と仲居さんに言われて、温かな麺をおいしくいただきます。

alt
飛竜頭含ませ 絹さや 芥子(けし)

alt
伊豆鯵干物 酢蓮

この鯵の干物のおいしいこと。肉付きが良く、焼加減が絶妙な上に、骨はしっかり外れています。
恐れ入りました。

alt
味噌汁 渡り蟹 葱

朝から贅沢に蟹汁をいただきました。

alt
海松貝(みるがい) 胡瓜(きゅうり) 若布(わかめ) 酢のもの

alt alt
左:牛肉有馬煮
右:小松菜 人参 胡麻和え

alt alt
左:伊豆なのり 削り節
右:香物 色々

alt
自家製シャーベット

これが宿自慢の自家製シャーベットです
お泊まりの方の数だけ毎日作るという手の込んだもので、とても美味しいです。

alt
帰りにお世話になった仲居さんを入れて恒例の記念撮影

いやいや、なにからなにまで上等で、スキのないおもてなしをいただいたので大満足です。
最初の年は「最後の贅沢」と思っていた筈なのに「贅沢」は癖になりました。

来年もまた三人で来られるように、日常の健康管理に心を砕きます。
すっかり癒やされて、本当に価値ある旅でした。
ブログ一覧 | 伊豆 | クルマ
Posted at 2025/01/25 00:08:57

イイね!0件



今、あなたにおすすめ

関連記事

修善寺に行く
アクティブアスパラさん

春に食べたいイタリア料理!(^^) ...
シェフのカーライフさん

アスリート応援食:イタリアンランチ ...
シェフのカーライフさん

三島付近の桜を偵察
アクティブアスパラさん

Ristorante AL PON ...
すぎすぎすぎさん

〔隔週〕先週、今週の朝食(84)
wssb1tbさん

この記事へのコメント

2025年1月25日 7:02
アクティブアスパラ 様...おはようございます(^^)v

恒例の「修善寺 柳生の庄」を楽しまれた御様子は何よりです(^^♪
この様に毎年、同じ事ができるのは幸せです。
来年も、永久に続く事を心よりお祈り申し上げます。

では又 by ☆アル君(^^)/~~~
コメントへの返答
2025年1月25日 14:26
☆アル君さん、こんにちは。

身の丈に合わない贅沢ですが、とても良い時間だったと三人とも満足しました。

まあひとつの生き甲斐としてずっと続けていきたいものです。そのために健康管理をしっかり心掛けようとあらためて思いましたので、それは良かったでしょう。
2025年1月25日 8:12
おはようございます!

歳のひとつやふたつは誤差範囲では無いかの事…(@_@)
勘違いしておりましたので
とても勉強になりますm(_ _)m

また、「贅沢」は癖…♪
素敵な御言葉に感銘を受けしたo(^o^)o
私も色々と頑張って柳生の庄へお泊りしてみます(^^ゞ

コメントへの返答
2025年1月25日 14:40
hiroMさん、こんにちは。

先輩方が体の不調を嘆かれても、心の持ちようだろうと聞き流していましたが、我が身に降りかかってみると、実は深刻なことだったとやっと理解できました。老化による体の衰えが加速度的なのは、なってみないとわかりません。動けるのはいまのうちです。

「一度だけの贅沢」って実は難しいですね。良い思いを味わったらそれを忘れられません。
来世にお金は持っていけませんので、将来に備えていたお金をどんどん取り崩して、いまを楽しむことにします。
2025年1月26日 10:31
今回も素敵な写真、美味しそうなお食事の数々を拝見させていただきました。
人生の先輩方がお元気にアクティブに過ごされていることは、本当に励みになりますし、私も頑張らないと、と思います。
柳生の庄、一度は私も泊まってみたいなー。
来年のこの記事も楽しみにしております!
コメントへの返答
2025年1月26日 21:07
年寄りの道楽におつき合いさせてしまい、申し訳ありません。

いやいや正月の疲れを癒やしにいくという趣旨です。もう頑張らないで楽していい思いをさせてもらいました。いつまで続けられるかわかりませんが、来年も同じようなご報告をできるように体調維持に努めます。

退職されたり、お子様の手が離れたら、感謝と慰安の意味で奥様を柳生の庄にお連れになったらよろしいかと。

プロフィール

「@福六 さん、やっぱり先を越されてしまいました~!宿とお風呂とお料理の詳細な報告を、よろしくお願いしま~す。」
何シテル?   11/05 19:18
アクティブアスパラです。 42年間の会社勤めを終えて、いまや隠居生活です。体が動くうちにしっかり遊んでおかなければと、テニス、スポーツジム、写真にと毎日大忙し...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/5 >>

     123
45678910
111213141516 17
18192021222324
25262728293031

リンク・クリップ

昔は10円玉を何枚も用意して彼女の家に電話していたもんじゃ。 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/11/29 13:14:00
ライダーの苦悩 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/12/19 09:37:57
いやだわ、何でこんなに混んでるのかしら?お前らのせいだよ(怒) 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2018/12/12 13:21:15

愛車一覧

BMW アクティブハイブリッド 3 AH3 (BMW アクティブハイブリッド 3)
2014年9月26日大安吉日に納車されて以来、5年が経過しました。 6気筒とハイブリッ ...
トヨタ ヴィッツ ピースケ (トヨタ ヴィッツ)
通勤用に購入して、退職後はもっぱら町内を走るだけ。稼働日数は多いが、距離はちっとも伸びま ...
トヨタ アリスト (チカラ)アリスケ (トヨタ アリスト)
トヨタ アリストには14年18万5千キロ乗りました。49歳~63歳でしたが、思い出深く充 ...
ローバー 200シリーズ ハッチバック ローバー200 (ローバー 200シリーズ ハッチバック)
長く続いた名古屋、東京勤務から解放され97年に沼津に戻りましたが、既にアスパラ奥様はクル ...
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation